Webサーバーソフト比較|Apache・Nginx・LiteSpeed・IISの違いと選び方

目次

はじめに

「WebサーバーソフトはApacheとNginxのどちらを選べばいいの?」
「LiteSpeedやIISもあるけれど、何が違うの?」と迷っていませんか。

WebサイトやWordPressを公開するためにサーバーを用意しようとしても、複数のWebサーバーソフトが候補に挙がると、速度や対応OS、設定方法など、どの項目を比べればよいのか分から迷ってしまうこともありますよね。

この記事では、4つのWebサーバーソフトの特徴や違い、用途に合わせて選ぶときの確認ポイントまで分かります。

Webサーバーソフトとは?

Webサーバーソフトは、Webサイトを公開し、ブラウザからの要求に応じてHTMLや画像などのデータを配信するために使われます。

Webサーバーソフトには複数の種類があり、Apache・Nginx・LiteSpeed・IISなどが代表的です。

まずはWebサーバーソフトが担う役割を確認したうえで、主な種類を見ていきます。

Webサーバーソフト

Webサーバーソフトは、ブラウザからの要求を受け取り、WebサイトのHTMLや画像などを返すソフトです。

ユーザーがWebサイトへアクセスすると、必要なデータをブラウザへ送り、Webページとして表示できるようにします。

代表的なWebサーバーソフト

代表的なWebサーバーソフトには、Apache・Nginx・LiteSpeed・IISがあります。

ApacheやNginxは幅広いWebサイトで利用され、LiteSpeedは表示速度を重視する場合、IISはWindows ServerでWebサイトを公開する場合などに利用されています。

Webサーバーソフト4種類を比較表で確認

Apache・Nginx・LiteSpeed・IISは、それぞれ特徴や向いている環境が異なります。

Webサーバーソフトを選ぶときは、処理性能だけでなく、利用するOSやWordPressとの相性なども含めて比較すると選びやすくなります。

Webサーバーソフト主な特徴向いている環境・用途
Apache対応範囲が広く、.htaccessによる細かな設定が可能幅広いWebサイト、既存のApache環境
Nginx同時アクセスを効率よく処理しやすいアクセス数が多いサイト、静的ファイルの配信
LiteSpeed高速な配信やWordPress向けのキャッシュ機能に対応WordPressサイト、表示速度を重視するサイト
IISWindows ServerやASP.NETとの連携に対応Windows環境、.NETを利用するWebシステム

どのWebサーバーソフトが適しているかは、Webサイトの規模や利用するシステムによって変わります。

WordPressを中心に運用するのか、Windows環境を利用するのかなど、現在の環境や目的に合わせて選ぶとよいでしょう。

Webサーバーソフトを比較するときの選び方

Webサーバーソフトを選ぶときは、処理速度だけでなく、運用するWebサイトやシステムの条件に合わせて比較する必要があります。

ここでは、処理性能、対応OSとシステム、設定や運用の3つの基準から選び方を説明します。

処理性能と大量アクセスへの強さで選ぶ

アクセス数が多いWebサイトでは、多くのリクエストを効率よく処理できるWebサーバーソフトを選びます。

特にアクセスが集中しやすい場合は、同時接続時の処理性能やメモリ使用量を確認しておくことが大切です。

現在のアクセス数だけでなく、今後増えた場合も安定して運用できるかを考えて選びましょう。

対応OSと利用するシステムで選ぶ

Webサーバーソフトは、使用するOSやWebサイトのシステムに合わせて選びます。

LinuxとWindows Serverでは利用環境や設定方法が異なるため、サーバー構成との相性を確認しておきましょう。

.NETなど特定の環境を利用する場合は、対応しているWebサーバーソフトか確認することも大切です。

Linux環境でWebサーバーを構築する場合、ApacheとNginxのどちらが自分の構成に合うのか迷うこともあります。
▶ApacheとNginxの違いとは?特徴や選び方を比較

設定や運用のしやすさで選ぶ

Webサーバーソフトによって、設定方法やログの確認方法、変更を反映する手順などが異なります。

導入後の管理をスムーズに進めるためにも、運用担当者が扱いやすいものを選ぶことが大切です。

既存の設定や管理方法を引き継げるかも確認しておくと、運用の負担を抑えやすくなります。

WordPressとの相性や表示速度で選ぶ

WordPressを運用する場合は、キャッシュ機能やPHPの処理環境も確認して選びます。

キャッシュを活用するとページを生成する処理を減らせるため、表示速度の改善につながる場合があります。

WordPress向けの機能を利用したい場合は、Webサーバーソフトが対応しているかも確認しておきましょう。

WordPressの表示速度を重視するなら、キャッシュがどのように表示速度へ影響するのかも確認しておくと選びやすくなります。
▶ WordPressのキャッシュとは?仕組みと表示速度を改善する方法

ライセンスと利用条件を確認して選ぶ

Webサーバーソフトには無料で利用できるものだけでなく、有料ライセンスが必要なものもあります。

有料の場合は、サーバー構成や利用する機能によって料金が変わることがあるため注意が必要です。

導入前にライセンスの条件と費用を確認し、運用方法に合ったものを選びましょう。

Webサーバーソフトを用途別に比較するとどれがおすすめ?

Webサーバーソフトは、それぞれ得意とする環境や用途が異なります。

迷ったときは、運用するWebサイトの種類や重視したいポイントから候補を絞ると選びやすくなります。

用途・環境候補となるWebサーバーソフト選ぶポイント
一般的なWebサイトApache幅広い環境に対応し、.htaccessによる設定ができる
アクセス数が多いサイトNginx多数の同時アクセスを効率よく処理しやすい
WordPressの表示速度を重視LiteSpeedLiteSpeed Cacheを利用した高速化に対応
Windows・.NET環境IISWindows ServerやASP.NETとの連携に適している

ただし、用途だけでWebサーバーソフトを決める必要はありません。

現在のサーバー環境や既存の設定、運用担当者の扱いやすさなども確認しながら、サイトに合ったものを選びましょう。

Webサーバーソフトの比較で迷ったときの判断基準

Webサーバーソフトを比較して候補を絞れない場合は、処理性能だけで決めず、実際に使用するサーバーやシステムの条件まで確認します。

ここでは、運用環境、互換性、将来のアクセス増加や運用負担の3つに分けて判断基準を説明します。

性能だけでなく運用環境まで含めて選ぶ

Webサーバーソフトは、処理速度だけでなく、使用するOSやサーバー構成も含めて選ぶことが大切です。

性能が高くても、現在の環境に合わなければ、設定や管理に手間がかかる場合があります。

運用担当者が扱いやすいかも確認し、無理なく運用を続けられるものを選びましょう。

既存システムとの互換性を確認して選ぶ

既存システムがある場合は、Webサーバーソフトを変更しても現在の機能や設定を利用できるか確認します。

設定ファイルやアプリケーションが対応していないと、移行時に修正が必要になる場合があります。

導入前に互換性を確認しておくと、移行後のトラブルを減らしやすくなります。

現在使っているWebサーバーソフトが分からない場合は、変更を検討する前にサーバーの種類を確認しておきましょう。
▶Webサイトで使われているWebサーバーを確認する方法

将来のアクセス増加や運用負担も考えて選ぶ

Webサーバーソフトを選ぶときは、現在だけでなく、将来アクセスが増えた場合も考えておきましょう。

同時アクセスが増えても安定して処理できれば、サイトの規模が大きくなったときにも対応しやすくなります。

あわせて、設定変更や日々の管理に負担がかかりすぎないかも確認しておくと安心です。

まとめ

Webサーバーソフトはそれぞれ得意な環境が異なるため、単純に性能だけで決めるのではなく、Webサイトの用途に合わせて選ぶことが大切です。

Apache・Nginx・LiteSpeed・IISの特徴を比較しながら、使用するOSや既存システム、運用のしやすさまで確認してみましょう。

将来のアクセス増加も考え、無理なく使い続けられるWebサーバーソフトを選んでみてください。

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