はじめに
「コアウェブバイタルって聞いたことはあるけど、実際には何を見ればいいの?」
「数値が出てきても、良いのか悪いのか分からない…」
そんなふうに悩んでいませんか。
コアウェブバイタルは、ページの表示速度や操作のしやすさを確認するための指標ですが、最初は見る場所や順番が分かりにくく、画面を開いたまま迷ってしまいやすいものです。
ただ、確認するツールと見る数値は決まっているので、順番に見ていけば、「どのページが遅いのか」「どの項目を改善すればいいのか」をすぐに整理できます。
この記事では、最初に開くツールから、確認する数値の見方までを、画面を見ながら進められるように順を追って説明していきます。初めてでも、どこを見ればいいのか迷わず確認できるようになります。
コアウェブバイタルの計測方法

コアウェブバイタルは「なんとなく速い・遅い」で判断するのではなく、実際の数値で現状を把握することが重要です。
現在は無料で使える計測ツールが複数あり、それぞれ確認できるデータや使い方が異なります。
ここでは、初心者でもすぐに実践できる代表的な3つの計測方法を順番に解説します。
PageSpeed Insightsで計測する方法
PageSpeed Insightsにアクセスし、画面中央の入力欄に計測したいページのURLを1件そのまま貼り付けて「分析」をクリックします。
計測は通常5〜10秒程度で完了し、モバイルとパソコンそれぞれの結果が自動で表示されます。表示された画面の上部にある「実際のユーザーのデータ」欄に、LCP・INP・CLSの3つの数値が秒やミリ秒単位で表示されていれば、そのページのコアウェブバイタルをそのまま確認できます。
Googleサーチコンソールで確認する方法
Googleサーチコンソールにログインし、対象サイトのプロパティを選択したあと、左メニューの「エクスペリエンス」内にある「ウェブに関する主な指標」をクリックします。
画面にはモバイルとパソコンそれぞれの評価が表示され、「良好」「改善が必要」「不良」の3段階でURLのグループ数が確認できます。
いずれかのステータスをクリックすると、同じ問題を持つURLがまとめて一覧表示され、該当ページごとのコアウェブバイタルの状態を確認できます。
Lighthouseで計測する方法
Google Chromeで計測したいページを開いた状態で右クリックし、「検証」をクリックして開発者ツールを表示します。
上部タブの「Lighthouse」を選択し、「モバイル」または「パソコン」を選んだうえで「Generate report」をクリックすると、20〜30秒ほどでレポートが生成されます。
生成された画面の「Performance」欄に、LCP・INP・CLSの数値が秒やミリ秒単位で表示され、そのページのコアウェブバイタルを確認できます。
コアウェブバイタルの計測結果の見方

コアウェブバイタルを計測できても、数値の意味が分からなければ改善にはつながりません。
重要なのは「どの指標を」「どの基準で」判断するかを具体的に理解することです。ここでは、LCP・INP・CLSそれぞれの見方と、良好・改善が必要・不良の判断基準を順番に整理して解説します。
LCP・INP・CLSの見方
LCPはページを開いてから最も大きな画像やテキストが表示されるまでの時間で、秒単位で表示されるため、その数値が2.5秒以内かどうかを基準に確認します。
INPはクリックやタップなどの操作に対して画面が反応するまでの時間で、ミリ秒単位で表示されるため、200ミリ秒以内かどうかを見ます。
CLSは読み込み中にレイアウトがどれだけずれたかを示す数値で、0から1の間で表示されるため、0.1以下かどうかを確認します。
これら3つの数値をそれぞれの単位で見て、基準値を超えているかどうかでページの状態を判断します。
良好・改善が必要・不良の基準
コアウェブバイタルはLCP・INP・CLSそれぞれに基準値が決まっており、3つすべてが基準内に収まっている場合に「良好」と判定されます。
LCPは2.5秒以内、INPは200ミリ秒以内、CLSは0.1以下であれば良好となり、どれか1つでもこれを超えると「改善が必要」または「不良」に分類されます。
LCPが4.0秒以上、INPが500ミリ秒以上、CLSが0.25以上になると「不良」と判定されるため、表示された数値がどの範囲に入っているかを確認することで、ページの状態を判断できます。
コアウェブバイタルの計測はどのツールを使えばいい?

コアウェブバイタルはツールごとに得意な使い方が異なるため、目的に合わせて使い分けることが重要です。
1ページだけをすぐ確認したいのか、サイト全体の問題を把握したいのか、それとも公開前のページを検証したいのかによって最適なツールは変わります。
ここでは、状況ごとに迷わず選べる判断基準を具体的に解説します。
すぐ1ページだけ確認したいとき
すぐに1ページだけ確認したい場合は、PageSpeed InsightsにURLを1件貼り付けて「分析」をクリックする方法が最短です。
入力から結果表示まで5〜10秒程度で完了し、モバイルとパソコンそれぞれのLCP・INP・CLSが同時に表示されるため、その場で数値を確認できます。
1ページ単位で即座に結果が出るため、複数ページではなく特定のURLだけを確認したいときに適しています。
サイト全体の問題ページを見たいとき
サイト全体の問題ページを確認したい場合は、Googleサーチコンソールの「ウェブに関する主な指標」を使います。
対象サイトを選択したあと、モバイルまたはパソコンのレポートを開くと、「良好」「改善が必要」「不良」に分類されたURLのグループ数が表示されるため、どの程度のページに問題があるかを一目で把握できます。
さらに各ステータスをクリックすると、同じ問題を持つURLがまとめて一覧表示されるため、どのページを優先して改善するべきかを確認できます。
開発中のページを確認したいとき
開発中のページを確認したい場合は、Google Chromeの開発者ツールからLighthouseを使います。
ローカル環境や未公開のURLでも、対象ページをブラウザで開いた状態で「検証」を開き、「Lighthouse」タブから「Generate report」を実行すれば、その場でLCP・INP・CLSの数値を確認できます。
公開前のページでも直接計測できるため、修正内容を反映した直後に結果を確認できます。
まとめ
コアウェブバイタルは、ページの表示速度や操作の反応、表示の安定性を数値で判断できる指標であり、LCP・INP・CLSの3つをそれぞれ基準値と照らし合わせて確認することが重要です。
計測方法は目的によって使い分ける必要があり、1ページだけすぐ確認したい場合はPageSpeed Insights、サイト全体の問題ページを把握したい場合はGoogleサーチコンソール、開発中や未公開ページを確認したい場合はLighthouseを使うことで、状況に応じた最適な確認ができます。
それぞれのツールで表示される数値をもとに、「良好」「改善が必要」「不良」のどの状態に当てはまるかを判断することで、どのページを優先して改善すべきかが明確になります。











