ローカルWebサーバーとは?仕組みや用途、立て方を初心者向けに解説

目次

はじめに

「ローカルWebサーバーって、そもそも何をするものなの?」
「自分のパソコンでWebサイトを作りたいけれど、サーバーを用意しないと動かせないの?」と迷っていませんか。

Webサイトを作り始めて、HTMLやPHPなどのファイルをパソコンに保存したものの、ブラウザでどのように表示すればよいのか分からず、迷ってしまうことがありますよね。

この記事では、ローカルWebサーバーの意味や仕組み、どのような用途で使うのか、初心者でも始めやすい立て方まで順を追って説明していきます。

ローカルWebサーバーとは?

ローカルWebサーバーは、自分のパソコンなどのローカル環境でWebページを表示・動作確認するために使います。

ここでは、ローカルWebサーバーの基本的な仕組みから、公開サーバーとの違い、localhost・127.0.0.1の意味まで順番に説明します。

自分のパソコンなどローカル環境で動かすWebサーバー

ローカルWebサーバーは、自分のパソコンなどでWebページを表示し、動作を確認するためのサーバーです。

Webサーバーを起動してブラウザからアクセスすると、HTMLやCSS、JavaScriptなどの表示や動作を確認できます。

インターネットへ公開する前のWebページを、自分の環境で確認したい場合に利用します。

公開されているWebサーバーとの違い

ローカルWebサーバーは基本的に自分のパソコンから利用しますが、公開Webサーバーはインターネットを通じて外部からアクセスできます。

たとえば「localhost:8000」で表示したページは通常、同じパソコン以外からは閲覧できません。

一方、公開Webサーバーは外部からアクセスできるよう設定され、Webサイトとしてページを公開できます。

localhost・127.0.0.1とは

「localhost」は現在使用しているパソコン自身を示すホスト名で、「127.0.0.1」は同じパソコンを示すIPv4アドレスです。

たとえばポート番号8000でローカルWebサーバーを起動した場合、「http://localhost:8000」または「http://127.0.0.1:8000」へアクセスすると、ブラウザでページを確認できます。

localhostとIPアドレスの違いが分かりにくい場合は、それぞれの役割を確認しておくと理解しやすくなります。
▶localhostとは?127.0.0.1との違いや確認方法を解説

ローカルWebサーバーの仕組み

ローカルWebサーバーでは、ブラウザから送られたリクエストをパソコン上のWebサーバーが受け取り、指定されたHTMLファイルなどのデータを返してWebページを表示します。

ここでは、ブラウザからリクエストを送ってデータが返される仕組みと、localhostにアクセスしてWebページが表示されるまでの流れを説明します。

ブラウザからのリクエストを受け取ってデータを返す

ブラウザでURLを入力すると、Webサーバーへページを取得するためのリクエストが送られます。

ローカルWebサーバーは指定されたHTMLファイルなどをパソコン内から探してブラウザへ返し、ブラウザがHTMLやCSS、JavaScriptを読み込むことでWebページが表示されます。

localhostにアクセスするとWebページが表示される流れ

ブラウザに「http://localhost:8000」と入力すると、パソコン自身の8000番ポートへ接続します。

8000番ポートでローカルWebサーバーが動いていれば、HTMLファイルなどがブラウザへ返され、その内容がWebページとして画面に表示されます。

ローカルWebサーバーを使う主な目的

ローカルWebサーバーは、インターネット上へ公開せずにWebサイトやWebアプリをパソコン上で動かせるため、公開前の確認や動作テストに利用できます。

ここでは、ローカルWebサーバーを使う主な3つの目的を順番に説明します。

Webサイトを公開前に確認する

Webサイトを公開する前に、ローカルWebサーバーでHTMLファイルを表示し、ページの見た目やリンクの動作を確認できます。

画像や見出しの位置、リンク先などに問題があれば、ファイルを修正してすぐに確認できます。

Webアプリやプログラムの動作をテストする

Webアプリやプログラムを公開する前に、ローカルWebサーバー上で動作を確認できます。

フォームへの入力やボタン操作が正しく処理されるかを確認し、問題があれば修正して再テストできます。

Web制作やサーバーの仕組みを学習する

ローカルWebサーバーを使うと、サーバーを起動して「localhost」へアクセスし、Webページが表示される流れを実際に確認できます。

ファイルの変更やサーバーの起動・停止を試しながら、Web制作やサーバーの基本的な仕組みを学べます。

ローカルWebサーバーを立てる簡単な方法

ローカルWebサーバーは、専用のサーバー機器を用意しなくても、パソコンにインストールされているPythonなどを使って起動できます。

ここでは、Pythonを使った起動方法と、localhostから表示を確認する手順を順番に説明します。

Pythonを使ってローカルWebサーバーを起動する

Pythonがインストールされていれば、Webページのファイルがあるフォルダで「python -m http.server 8000」を実行すると、8000番ポートでローカルWebサーバーを起動できます。

「Serving HTTP on」と表示されたら起動完了です。停止するときは「Ctrl+C」を押します。

Pythonでサーバーを起動できない場合は、インストール状況やコマンドの確認方法もあわせて確認してみましょう。
▶Pythonがインストールされているか確認する方法!Windows・Mac別に解説

ブラウザからlocalhostにアクセスして確認する

サーバーを起動した状態で、ブラウザから「http://localhost:8000」へアクセスします。

フォルダ内に「index.html」があればページが表示されるため、表示されない場合はサーバーの起動状態とポート番号を確認しましょう。

localhostにアクセスしてもページが表示されない場合は、原因ごとの確認方法を順番に試してみましょう。
▶localhostに接続できない原因は?表示されないときの対処法を解説

ローカルWebサーバーを使うときの注意点

ローカルWebサーバーは自分のパソコン内で動作を確認するのに便利ですが、ローカル環境で正常に動いたWebサイトが、そのまま公開環境でも同じように動くとは限りません。

ここでは、ローカル環境と公開環境で動作が異なる場合と、外部公開するときに必要となるセキュリティ対策について説明します。

ローカル環境と公開環境では動作が異なる場合がある

ローカルWebサーバーで正常に動いても、公開環境ではファイルのパスやサーバー設定、プログラムのバージョンなどが異なり、エラーが起こる場合があります。

公開サーバーへ配置した後もページを開き、表示や機能に問題がないか確認しましょう。

外部公開する場合はセキュリティ対策が必要になる

ローカルWebサーバーを外部からアクセスできる状態にすると、第三者から接続される可能性があります。

外部公開する場合は不要なポートを開放せず、ファイアウォールで通信を制限し、テスト目的であればlocalhostからのみアクセスできる状態にしておくと安心です。

まとめ

ローカルWebサーバーを使えば、自分のパソコン上でWebページを表示し、公開前の見た目や動作を確認できます。

Pythonがあれば簡単なコマンドで起動できるため、Web制作のテストやサーバーの仕組みを学びたいときにも便利です。

まずは「localhost」からページを表示して動作を確かめ、実際に公開するときは公開環境でも問題なく動くか確認しましょう。

外部へ公開する場合は、不要なポートを開けないなど、セキュリティにも気を配りながら利用してください。

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