はじめに
「メールを送受信しようとしたら『SSLで接続できません』と表示されたけれど、どこを直せばいいの?」
「昨日まで使えていたメールが急に受信できなくなった」と困っていませんか。
スマホやパソコンのメール設定を開いても、SSLやサーバー名、ポート番号などの項目が並んでいるため、どの設定を変更すればよいのか迷ってしまいますよね。
この記事では、エラーが出る主な原因を整理し、現在のメール設定を確認する場所から、設定を修正して接続を試す手順まで紹介します。
「SSLで接続できません」と表示されたときにまず確認することは?

「SSLで接続できません」と表示された場合は、すぐにSSLをオフにするのではなく、現在のメール設定とエラーが出ている操作を確認します。
まずはSSLなしで設定を続けてよいケースと、受信・送信のどちらで接続できないのかを切り分けていきましょう。
SSLなしで設定を続けてもよいのか
SSLなしで設定を続けてよいのは、利用しているメールサービスが「SSLを使用しない」と案内している場合です。
SSL/TLSの使用が指定されている場合は、エラーが表示されてもSSLをオフにせず、サーバー名やポート番号などの設定を確認しましょう。
SSLをオフにすると通信が暗号化されないため、公式の設定内容に合わせることが大切です。
「SSLなしで設定しますか?」と表示され、[はい]を選んでよいか迷っている場合は、表示の意味と安全性を確認してから設定しましょう。
▶「SSLで接続できません。アカウントをSSLなしで設定しますか」と表示されたときの対処法
受信できないのか送信できないのかを確認する
まず自分宛てのメールを受信し、次に別のメールアドレスへ1通送信して、どちらでエラーが出るか確認します。
受信時だけエラーが出る場合は受信メールサーバー、送信時だけなら送信メールサーバーの設定を確認しましょう。
両方でエラーが出る場合は、受信と送信を分けて確認すると原因を見つけやすくなります。
「SSLで接続できません」と表示される主な原因
「SSLで接続できません」と表示される場合は、メールアプリとメールサーバーの接続設定が一致していない可能性があります。
まずは入力したサーバー情報から認証情報まで、項目ごとに原因を切り分けて確認していきましょう。
受信・送信メールサーバーの情報が間違っている
受信・送信メールサーバーのホスト名が間違っていると、正しいサーバーへ接続できず「SSLで接続できません」と表示されることがあります。
メールアプリの設定を開き、ホスト名がメールサービスの案内と一致しているか確認しましょう。
受信と送信でホスト名が異なる場合は、それぞれ指定された欄へ正しく入力します。
ポート番号とSSL/TLSの設定が合っていない
ポート番号とSSL/TLSの組み合わせが合っていない場合も、正常に接続できないことがあります。
一般的に受信ではIMAPの993番やPOPの995番、送信ではSMTPの465番や587番などが使われますが、サービスによって設定は異なります。
メールサービスの案内を確認し、指定されたポート番号とSSL/TLSの設定に合わせましょう。
993・995・465・587など、ポート番号ごとの違いが分からない場合は、SSL/TLSとの組み合わせを確認しておくと設定しやすくなります。
▶メールのポート番号とは?IMAP・POP・SMTPの違いと確認方法
ユーザー名やメールアドレスの入力が間違っている
ユーザー名やメールアドレスが間違っていると、サーバー側で認証できず接続に失敗することがあります。
メールアドレス全体を入力する指定であれば、「@」より前だけではなく「user@example.com」のように最後まで入力します。
記号や余分な空白にも注意し、案内されている情報と一致しているか確認しましょう。
パスワードやアプリパスワードが間違っている
パスワードが間違っていると、メールサーバーへ接続できても認証を完了できません。
パスワードを変更した場合は、メールアプリに保存されている情報も新しいものへ更新しましょう。
2段階認証などでアプリパスワードが必要なサービスでは、通常のパスワードではなく、発行されたアプリパスワードを入力します。
「SSLで接続できません」を解消するための確認手順
「SSLで接続できません」を解消するときは、設定項目を一度に変更せず、契約しているメールサービスが指定する情報と現在の設定を順番に照合します。
ここでは、契約先の設定情報を確認するところから受信・送信のSSL設定、アカウント情報の再入力まで順番に説明します。
契約先が指定するメール設定情報を確認する
契約しているメールサービスの公式サイトや設定案内を開き、受信・送信メールサーバー名、ポート番号、SSL/TLSの設定を確認します。
メールアプリに入力されている内容と1項目ずつ照らし合わせ、異なる部分があれば修正しましょう。
古い設定情報ではなく、現在案内されている設定値を確認することも大切です。
受信メールサーバーのSSL設定を確認する
受信メールサーバーの設定を開き、SSL/TLSの有無とポート番号が契約先の指定どおりになっているか確認します。
IMAPでは993番、POPでは995番などが使われますが、サービスによって設定は異なります。
指定と違っている場合は正しい値へ修正し、メールを受信できるか試してみましょう。
送信メールサーバーのSSL設定を確認する
送信メールサーバーでは、SMTPのSSL/TLS設定とポート番号を確認します。465番や587番などが使われますが、
契約先が指定する暗号化方式とポート番号の組み合わせに合わせることが大切です。
修正後はメールを1通送り、エラーが表示されず送信できるか確認しましょう。
アカウント情報を入れ直して接続を確認する
サーバー設定に問題がない場合は、メールアドレス、ユーザー名、パスワードを入力し直します。
ユーザー名にメールアドレス全体が指定されている場合は「@」以降も含め、パスワードも現在使用しているものを入力しましょう。
再入力後に受信と送信をそれぞれ試し、正常に接続できるか確認します。
iPhoneで「SSLで接続できません」と表示された場合の対処方法
iPhoneで「SSLで接続できません」と表示された場合は、メールアカウントに登録されている受信・送信メールサーバーの設定を順番に確認します。
それでも接続できない場合は、登録済みのメールアカウントを削除して再設定する方法まで確認していきましょう。
受信メールサーバーの設定を確認する
iPhoneの「設定」からメールアカウントを開き、受信メールサーバーのホスト名、ユーザー名、パスワードを確認します。
詳細設定では「SSLを使用」のオン・オフとサーバーポートも確認し、契約先の設定と合わせましょう。
IMAPでは993番、POPでは995番などが使われますが、実際の設定値は契約先の案内に従います。
送信メールサーバーの設定を確認する
メールアカウントの設定から「SMTP」を開き、使用している送信メールサーバーを選択します。
ホスト名、ユーザー名、パスワードに加えて、「SSLを使用」とサーバーポートが契約先の指定どおりか確認しましょう。
SMTPでは465番や587番などが使われますが、指定されたSSL設定とポート番号に合わせます。
設定を変更しても接続できない場合はアカウントを再設定する
設定を修正しても接続できない場合は、必要な設定情報を確認したうえで、メールアカウントを削除して追加し直す方法があります。
ただし、削除前には端末内だけに保存されているメールがないか確認しておくと安心です。
再設定後は受信と送信をそれぞれ試し、エラーが表示されないか確認しましょう。
SSLの設定を直してもメールに接続できない場合
SSLの設定を正しく変更してもメールに接続できない場合は、受信と送信のどちらで問題が起きているかを切り分けます。
ここでは、受信・送信の設定からサーバー側の状態、メールサービスの提供元へ確認する段階まで順番に説明します。
受信だけできない場合はIMAP・POPの設定を確認する
送信はできても受信だけできない場合は、受信メールサーバーのIMAPまたはPOP設定を確認します。
サーバー名やユーザー名、認証方式に加えて、IMAPの993番やPOPの995番など、ポート番号が契約先の指定と合っているか確認しましょう。
異なる項目があれば正しい値へ修正し、メールを受信できるか試します。
送信だけできない場合はSMTPの設定を確認する
受信はできても送信だけできない場合は、送信メールサーバーのSMTP設定を確認します。
サーバー名やユーザー名、パスワード、認証方式に加えて、465番や587番などのポート番号が契約先の指定と合っているか確認しましょう。
修正後は別のメールアドレスへ1通送り、正常に送信できるか試します。
Webメールや複数の端末でも使えない場合はサーバー側を確認する
Webメールや別のスマホ・パソコンでも同じメールアカウントを使い、送受信できるか確認します。
複数の環境で同時に利用できない場合は、端末の設定ではなく、メールサービス側で障害やメンテナンスが発生している可能性があります。
公式サイトの障害・メンテナンス情報を確認し、現在の症状に当てはまっていないか見てみましょう。
解決できない場合はメールサービスの提供元へ確認する
設定や障害情報を確認しても解決しない場合は、契約しているメールサービスの提供元へ問い合わせます。
その際は、受信・送信のどちらで問題が起きているか、表示されたエラー、確認済みの設定を伝えるとスムーズです。
「SSLで接続できません」と表示されている場合は、その文言もそのまま伝えましょう。
まとめ
「SSLで接続できません」と表示されても、すぐにSSLをオフにする必要はありません。
まずは契約しているメールサービスの案内を確認し、サーバー名やポート番号、SSL/TLS、ユーザー名などが正しく設定されているか見直しましょう。
設定を直しても解決しない場合は、受信だけならIMAP・POP、送信だけならSMTPというように、問題が起きている部分を分けて確認すると原因を見つけやすくなります。
Webメールやほかの端末でも使えない場合は障害情報も確認し、それでも解決しないときはエラー内容を控えて提供元へ相談すると安心です。











