CDNの確認方法は?DNS・レスポンスヘッダから利用状況を判断する手順

目次

はじめに

「このWebサイトはCDNを使っているの?」
「表示速度を調べているけれど、どこを見ればCDN経由か判断できる?」と迷っていませんか。

ブラウザの開発者ツールやDNSの情報を開いても、サーバー名や英数字が並んでいるため、どの項目がCDNの手がかりになるのか分からず迷ってしまうことがありますよね。

この記事では、DNSからCDNの接続先を確認する方法と、ブラウザの開発者ツールやコマンドを使ってレスポンスヘッダを確認する手順を紹介します。

CDNの確認方法はDNSとレスポンスヘッダを見る

WebサイトでCDNが使われているか確認するには、まずオンラインツールを使うと、URLを入力するだけで利用状況を調べられます。

ここでは、オンラインツール、DNS・CNAMEレコード、レスポンスヘッダの順に確認方法を説明します。

オンラインツールでCDNを簡単に確認する

CDN確認用のオンラインツールにWebサイトのURLやドメイン名を入力すると、利用しているCDNを手軽に調べられます。

CloudflareやFastlyなどの名前が表示されれば、そのCDNを利用している可能性があります。

ただし、何も表示されない場合もあるため、判断できないときはDNSやレスポンスヘッダも確認しましょう。

DNS・CNAMEレコードから利用しているCDNを確認する

DNSから調べる場合は、対象ドメインのCNAMEレコードに設定されているホスト名を確認します。

CDN事業者のドメイン名が含まれていれば、利用しているCDNを判断する手がかりになります。

CNAMEだけでは特定できない場合もあるため、そのときはレスポンスヘッダもあわせて確認しましょう。

レスポンスヘッダからCDNの利用状況を確認する

ブラウザの開発者ツールで「Network」を開き、対象ページのレスポンスヘッダを確認します。

CDN事業者に関連する項目や、キャッシュ状態を示す「HIT」「MISS」などがあれば、CDN経由で配信されているかを判断する手がかりになります。

nslookup・digでCDNを確認する手順

CDNをコマンドで確認する場合は、nslookupやdigを使って対象ドメインのDNS情報を取得します。

ここでは、nslookupとdigの実行方法から、CNAMEをもとにCDNを判断する方法まで順番に説明します。

nslookupでCNAMEレコードを確認する

Windowsではコマンドプロンプトを開き、「nslookup -type=CNAME 対象ドメイン」を実行します。

「canonical name」などが表示されたら、その右側にあるCNAMEの参照先を確認しましょう。

何も表示されない場合は、CNAMEレコードが設定されていない可能性があります。

digでDNS情報を確認する

macOSやLinuxではターミナルを開き、「dig CNAME 対象ドメイン」を実行します。

「ANSWER SECTION」にCNAMEレコードが表示されたら、右端にある参照先のドメイン名を確認します。

表示されない場合は、指定したドメインからCNAMEを取得できていません。

CNAMEから利用しているCDNを判断する

取得したCNAMEの参照先に、CDN事業者が使用するドメイン名が含まれているか確認します。

事業者固有のホスト名と一致すればCDNを判断する手がかりになりますが、特定できない場合はCNAMEだけで断定せず、レスポンスヘッダなども確認しましょう。

ChromeのデベロッパーツールでCDNを確認する手順

ChromeではデベロッパーツールのNetworkを開くと、Webサイトへアクセスした際のレスポンスヘッダを確認できます。

ここでは、Networkでレスポンスヘッダを表示する方法から、CDNを判断するときに確認する項目まで順番に説明します。

Networkからレスポンスヘッダを表示する

Chromeで対象サイトを開き、F12キーまたは右クリックの「検証」からデベロッパーツールを表示します。

「Network」タブを開いてページを再読み込みし、確認したいリクエストを選択しましょう。

「Headers」の「Response Headers」から、表示されている項目名と値を確認できます。

CDN特有のレスポンスヘッダから利用サービスを判断する

「Response Headers」を確認し、CDN事業者に固有のヘッダや識別値が含まれているかを調べます。

CDNに関連する情報が見つかれば、どのサービスを経由して配信されているかを判断する手がかりになります。

1つだけでは判断しにくい場合は、複数のヘッダをあわせて確認しましょう。

CNAMEだけで判別できない場合はレスポンスヘッダを確認する

CNAMEの参照先からCDNを特定できない場合は、レスポンスヘッダも確認してみましょう。

CNAMEに事業者名が含まれていなくても、ヘッダにCDN固有の情報が表示されることがあります。

CNAMEとレスポンスヘッダを組み合わせることで、利用しているCDNを判断しやすくなります。

CDNのキャッシュが正常に機能しているか確認する方法

CDNを導入していても、すべてのコンテンツが必ずキャッシュから配信されるとは限りません。

ここでは、キャッシュステータスの確認方法と、CDNを利用していてもキャッシュされないケースを順番に説明します。

HIT・MISSなどのキャッシュステータスを確認する

Chromeの「Network」から対象リクエストを選び、「Response Headers」のキャッシュ関連ヘッダを確認します。

「HIT」は一般的にキャッシュから配信された状態、「MISS」はキャッシュに対象データがなかった状態を示します。

ヘッダ名や表示内容はCDNによって異なるため、利用しているサービスに合わせて確認しましょう。

「HIT」「MISS」が何を意味するのか分かっても、キャッシュそのものの仕組みが分からない場合は、Webキャッシュの基本から確認しておくと判断しやすくなります。
▶Webキャッシュとは?仕組みや種類・確認方法をわかりやすく解説

同じURLへ複数回アクセスしてキャッシュ状況を判断する

同じURLへ複数回アクセスし、レスポンスヘッダのキャッシュステータスを比較します。

最初は「MISS」でも、その後「HIT」に変われば、キャッシュから配信されていることを確認できます。

「MISS」が続く場合は、そのURLがキャッシュ対象になっていない可能性もあります。

CDNを利用していてもキャッシュされないケースを確認する

CDNを利用していても、すべてのURLがキャッシュされるとは限りません。

キャッシュを保存しない設定やCDN側のルールによって対象外になっていると、「HIT」にならない場合があります。

「MISS」が続くときは、そのURLに適用されているキャッシュ設定も確認してみましょう。

「MISS」が続いてCDNの設定に問題があるのか判断できない場合は、ブラウザキャッシュやサーバー側のキャッシュとの違いも整理してみましょう。
▶ブラウザキャッシュとサーバーキャッシュの違いとは?仕組みを解説

CDNを確認できないときの判断ポイント

CDNの利用状況がはっきりしない場合は、オンラインツールの判定結果だけで利用の有無を決めないことが大切です。

ここでは、オンラインツール、DNS、レスポンスヘッダを組み合わせてCDNを判断するポイントを説明します。

オンラインツールの判定だけで決めない

オンラインツールでCDN名が表示されなくても、CDNを利用していないとは限りません。

ツールによって判定方法が異なり、利用中のCDNを検出できない場合もあります。

「不明」やCDNなしと表示されたときは、DNSやレスポンスヘッダも確認しましょう。

CNAMEにCDN事業者名が表示されない場合を確認する

CNAMEを調べても、参照先にCDN事業者名がそのまま表示されるとは限りません。

独自ドメインなどが使われていると、CNAMEだけではCDNを特定できない場合があります。

判断できないときは、レスポンスヘッダもあわせて確認しましょう。

DNSとレスポンスヘッダを組み合わせて判断する

まずnslookupやdigでCNAMEの参照先を確認し、次にChromeの「Network」からレスポンスヘッダを調べます。

CDN固有のヘッダや「HIT」「MISS」などの情報もあわせて確認すると、1つの方法だけで調べるよりCDNの利用状況を判断しやすくなります。

まとめ

CDNを利用しているか調べるときは、オンラインツールの結果だけで判断せず、DNSやレスポンスヘッダもあわせて確認すると安心です。

CNAMEからCDNを特定できない場合でも、レスポンスヘッダや「HIT」「MISS」などのキャッシュ情報から判断できることがあります。

1つの結果だけで利用の有無を決めず、いくつかの方法を組み合わせながら確認してみましょう。

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