はじめに
「certificate problem self-signed sslというエラーが出るのはなぜ?」
「SSL証明書の設定を変更しても大丈夫なの?」と迷っていませんか。
Webサイトへの接続やGit、npmなどの通信を実行したときに突然エラーが表示され、証明書の確認を無効にすれば直るという情報を見つけても、安全性が気になって迷ってしまうこともありますよね。
この記事では、エラーが起こる主な原因から、証明書の確認方法、安全性を保ちながら解決するための対処法まで分かります。
certificate problem self-signed sslとは?

「certificate problem self-signed ssl」エラーは、SSL証明書の検証時に、接続先の証明書を信頼できないと判断した場合に発生します。
ここでは、エラーが発生する2つの主な原因について説明します。
自己署名証明書を信頼できずSSL証明書の検証に失敗している
自己署名証明書は、認証局(CA)ではなく証明書自身で署名された証明書です。
クライアント側で信頼する設定がされていない場合は証明書を検証できず、SSL接続に失敗します。
その結果、「certificate problem self-signed ssl」のエラーが表示されます。
証明書チェーンに信頼できない証明書が含まれている
SSL証明書は、サーバー証明書から中間認証局、ルート認証局までのつながりを確認して信頼性を検証します。
途中に自己署名証明書や信頼されていない証明書が含まれていると検証できず、「certificate problem self-signed ssl」が発生する場合があります。
certificate problem self-signed sslを直す方法
「certificate problem self-signed ssl」エラーを直すには、接続先のSSL証明書を正しく検証できるよう、信頼するCA証明書と使用する環境の証明書設定を確認します。
ここでは、信頼できるCA証明書の登録から、WindowsやGitで必要な証明書を設定する方法まで順に説明します。
信頼できるCA証明書を登録する
接続先の証明書を発行したCA証明書をクライアント側の信頼ストアへ登録すると、SSL証明書を正しく検証できるようになります。
登録後にCA証明書が信頼されていることを確認し、同じ接続を試してエラーが解消されるか確認しましょう。
Windowsの証明書ストアに必要な証明書を登録する
Windowsでは、必要なCA証明書を「信頼されたルート証明機関」など、用途に合った証明書ストアへ登録します。
証明書をインストールするときは保存先を確認し、登録後にSSL接続が正常に行えるか試してみましょう。
Gitなどで正しいCA証明書を参照するよう設定する
Gitなどのツールでは、SSL証明書の検証に使用するCA証明書が正しく指定されているか確認します。
Windows側に証明書を登録していても別のCA証明書を参照している場合があるため、設定を見直してから再度接続してみましょう。
検証を無効にしてcertificate problem self-signed sslを回避しても大丈夫?
SSL証明書の検証を無効にすると、certificate problem self-signed sslエラーを回避できる場合があります。
ここでは、検証OFFを使える場面と、運用時に信頼できる証明書を登録して検証を有効に戻す方法を説明します。
検証OFFは一時的な確認や原因切り分けに使う
SSL証明書の検証を一時的にOFFにすると、エラーの原因が証明書の検証にあるかを切り分けられます。
OFFにした状態で接続できた場合は、CA証明書や信頼関係の設定を確認し、原因を特定したあとは検証を有効に戻しましょう。
検証OFFのまま運用せず信頼できる証明書を登録する
検証をOFFにしたままでは接続先の証明書を正しく確認できないため、そのまま運用するのは避けましょう。
必要なCA証明書を信頼ストアへ登録し、検証を有効にした状態で正常に接続できることを確認することが大切です。
certificate problem self-signed sslが直らないときの切り分け方
certificate problem self-signed sslが解消しない場合は、証明書そのものに問題があるのか、接続している環境によって証明書が変更されているのかを分けて確認します。
ここでは、サーバー、ネットワーク機器、接続環境の3点から切り分ける方法を説明します。
サーバー側の証明書に問題がないか確認する
サーバーが提示しているSSL証明書の有効期限や発行者、証明書チェーンを確認します。
期限切れや中間証明書の不足、信頼できない証明書が含まれている場合は、クライアント側で正しく検証できないため、証明書の構成を見直しましょう。
証明書チェーンを確認して自己署名証明書が使われていると分かった場合は、仕組みや利用時の注意点もあわせて確認しておくと安心です。
▶自己署名証明書とは?作成方法やSSL通信で警告が出る理由を解説
社内プロキシやSSLインスペクションが証明書を置き換えていないか確認する
社内ネットワークでだけエラーが出る場合は、プロキシやSSLインスペクションによって証明書が置き換えられている可能性があります。
接続時に提示される証明書の発行者を確認し、本来の接続先と異なる場合は社内ネットワークの設定を確認してみましょう。
社内ネットワークで証明書が置き換わる仕組みが分からない場合は、SSLインターセプトの仕組みを確認しておくと原因を判断しやすくなります。
▶SSLインターセプトとは?仕組みやHTTPS通信を検査する流れを解説
VPNや別のネットワーク環境で同じエラーが出るか確認する
VPNを切断したり別のネットワークへ切り替えたりして、同じエラーが発生するか確認します。
別の環境で正常に接続できる場合はネットワークやVPN、どの環境でもエラーが出る場合はサーバー側やクライアント側の証明書設定を確認すると、原因を絞り込みやすくなります。
まとめ
certificate problem self-signed sslは、自己署名証明書などをクライアント側で信頼できないときに発生するエラーです。
まずはCA証明書や証明書チェーン、社内プロキシなどを確認し、必要な証明書を正しく登録してみましょう。
検証OFFは原因を確認するときだけに使い、通常はSSL証明書を検証できる安全な状態で運用することが大切です。











