はじめに
「ホームページの実績紹介に取引先の会社名を載せたいけれど、事前に許可は必要?」
「これまで取引した企業だから、確認せずにロゴや社名を掲載しても大丈夫?」と迷っていませんか。
自社サイトをリニューアルして「主要取引先」や「導入実績」のページを作るとき、契約書に掲載について書かれておらず、相手へ確認すべきか迷ってしまうことがありますよね。
この記事では、取引先をホームページへ掲載するときに許可が必要になるケースや、無断掲載で起こり得る問題、掲載前に確認しておきたいポイントを解説します。
ホームページに取引先を掲載するなら許可を得るのが安全

ホームページに取引先名を掲載する行為は、それだけで直ちに違法になるとは限りません。
掲載前に契約書の記載を確認し、必要に応じて取引先へ社名やロゴを掲載してよいか確認しておくと安全です。
取引先名の掲載が直ちに違法になるとは限らない
取引先の会社名を自社ホームページに掲載しても、それだけで直ちに違法になるとは限りません。
ただし、契約で社名の公開が禁止されている場合もあるため、掲載前に契約書を確認しておきましょう。
契約や取引関係のトラブルを避けるため事前に確認する
契約で禁止されていなくても、取引先が社名の公開を望んでいない場合があります。
掲載後の削除依頼や認識の食い違いを避けるためにも、事前にホームページへ掲載してよいか確認しておくと安心です。
取引先を無断でホームページに掲載すると問題になるケース
取引先名の掲載が直ちに問題になるとは限りませんが、契約内容や取引先の公開方針によってはトラブルにつながる場合があります。
掲載方法によって正式な提携先や推奨企業であるように受け取られることもあるため、どのようなケースで問題になりやすいのか順に確認していきましょう。
契約書や秘密保持契約で取引情報の公開が制限されている
契約書や秘密保持契約で、取引の事実や会社名の公開が禁止されている場合、無断掲載が契約違反になる可能性があります。
ホームページへ掲載する前に契約内容を確認し、公開を制限する条項があれば、その内容に従いましょう。
取引先が取引関係を公表していない
取引先が自社サイトなどで取引関係を公表していない場合は、無断で会社名を掲載すると削除を求められることがあります。
取引先によっては取引関係を外部へ出さない方針もあるため、公開前に掲載してよいか確認しておくと安心です。
掲載内容から提携や推奨関係があると誤解される
通常の取引関係でも、見せ方によっては正式な提携先や推奨企業だと受け取られることがあります。
「提携企業」「パートナー」などの表現を使う場合は、実際の関係と合っているかを確認してから掲載しましょう。
取引先をホームページに掲載する前に確認すること
取引先をホームページに掲載する前は、まず契約書や秘密保持条項に、取引実績や会社名の公開を制限する記載がないか確認します。
取引先へ掲載するページや掲載期間を具体的に伝え、どの範囲まで公開してよいか事前に認識を合わせておきましょう。
契約書や秘密保持条項に掲載を制限する内容がないか確認する
取引先を掲載する前に、契約書や秘密保持契約を確認し、会社名や取引実績の公開を制限する条項がないか確認しましょう。
「第三者への開示」や「取引実績の公表」などに事前承諾が必要と記載されている場合は、掲載前に取引先の承諾を得ます。
秘密保持契約を結んでいる場合は、取引先名や取引実績がどこまで秘密情報に含まれるのか分かりにくいこともあります。判断に迷う場合は、NDAで守る情報の範囲も確認しておきましょう。
▶秘密保持契約(NDA)とは?対象となる情報や注意点をわかりやすく解説
会社名だけの場合とロゴや写真などを掲載する場合を分けて確認する
会社名だけを掲載する場合と、ロゴや写真を使用する場合は分けて確認することが大切です。
会社名の掲載について承諾を得ていても、ロゴや写真まで自由に使えるとは限らないため、それぞれ使用してよいか確認しておきましょう。
取引先のロゴを掲載したい場合は、会社名とは別に、ロゴの使用ルールや許可が必要になる範囲も確認しておくと安心です。
▶企業ロゴをホームページに掲載しても大丈夫?使用許可や注意点を解説
掲載するページや掲載期間を取引先に伝える
取引先へ許可を求めるときは、会社名やロゴを掲載するページを具体的に伝えましょう。
掲載期間を決めている場合はあわせて共有しておくと、取引先が許可した範囲と実際の掲載内容を合わせやすくなります。
ホームページへの掲載許可を取引先から得る方法
取引先から掲載許可を得るときは、「ホームページに掲載したい」とだけ伝えるのではなく、会社名やロゴなど実際に公開する内容を具体的に示します。
承諾を得る際は口頭だけで済ませず、誰が・どの内容を・どの範囲まで許可したのか確認できるよう、メールなど記録が残る方法を使いましょう。
掲載する会社名やロゴなどの内容を具体的に伝える
取引先へ許可を求めるときは、会社名だけを掲載するのか、ロゴも使用するのかを具体的に伝えましょう。
掲載する内容を事前に共有しておけば、取引先が許可した範囲との食い違いを防ぎやすくなります。
公開前に掲載内容や掲載イメージを確認してもらう
ホームページを公開する前に、掲載予定の文章やロゴの配置などを取引先に確認してもらいます。
修正を求められた場合は内容を整え、取引先と認識を合わせてから公開すると安心です。
メールなど記録が残る方法で承諾を得る
掲載の承諾は口頭だけで済ませず、メールなど後から確認できる方法で残しておきましょう。
会社名やロゴ、掲載するページなどを記載して承諾を得ておけば、許可された内容や範囲をあとから確認しやすくなります。
まとめ
ホームページへの取引先名の掲載は、契約内容や取引先の方針によって注意が必要です。
無断掲載によるトラブルを避けるためにも、契約書や秘密保持契約を確認したうえで、会社名やロゴなどの掲載内容を取引先へ伝え、事前に許可を得ておきましょう。
また、承諾はメールなど記録が残る方法で受け取り、公開前に掲載イメージも確認してもらうと安心です。
お互いの認識を合わせてから掲載することで、取引先との関係にも配慮しながらホームページで実績を紹介しやすくなります。











