はじめに
「AWSでUbuntuを使いたいけれど、EC2ではどこから設定すればいいの?」
「Ubuntuを起動したあと、SSHでどうやって接続すればいいの?」と迷っていませんか。
AWSの管理画面でEC2を開いても、Ubuntuの選択やインスタンスタイプ、キーペア、セキュリティグループなどの設定項目が並んでいると、どこを変更すればよいのか分からず迷ってしまいますよね。
この記事では、EC2でUbuntuを選んでインスタンスを起動する手順から、SSH接続に必要な設定、起動したUbuntuへ接続する方法まで分かります。
AWSでUbuntuを使うにはEC2でUbuntuのAMIを選択する

AWSでUbuntuを使う場合は、EC2インスタンスの作成時にUbuntuのAMI(Amazon Machine Image)を選択します。
ここでは、EC2でUbuntuが動く仕組みと、Ubuntuのバージョンを選ぶときの考え方を説明します。
AWS EC2でUbuntuを利用する基本的な仕組み
AWS EC2では、インスタンス作成時にUbuntuのAMIを選ぶと、UbuntuをOSとする仮想サーバーを起動できます。
AMIにはOSイメージと起動に必要な情報が含まれているため、Ubuntuを別途インストールする必要はありません。
UbuntuはLTS版を基本候補にする
EC2でUbuntuを長期間利用する場合は、サポート期間の長いLTS(Long Term Support)版が基本候補です。
AMIを選ぶ際はUbuntuのバージョンとLTS表記を確認し、運用期間に合ったものを選びましょう。
AWS EC2でUbuntuを起動する手順
AWS EC2でUbuntuを起動するには、EC2のインスタンス作成画面からOSやサーバー性能、接続方法などを順番に設定します。
ここでは、EC2の作成画面を開いてからUbuntuのインスタンスを起動するまでの手順を説明します。
EC2のインスタンス作成画面を開く
AWSマネジメントコンソールにログインし、サービス一覧から「EC2」を開きます。
EC2ダッシュボードで「インスタンスを起動」を選択すると、AMIやインスタンスタイプなどを設定する画面が表示されます。
UbuntuのAMIを選択する
AMIの選択画面で「Ubuntu」を指定し、利用するバージョンとCPUアーキテクチャを確認します。
長期間運用する場合は、サポート期間の長いLTS版を基本候補にすると選びやすいでしょう。
インスタンスタイプを選択する
「インスタンスタイプ」で、Ubuntuを動かすためのCPUやメモリ構成を選びます。
必要なサーバー性能と利用料金を確認しながら、用途に合ったタイプを指定しましょう。
どのインスタンスタイプを選べばよいか迷う場合は、料金とスペックの違いを確認してから決めると安心です。
▶AWS EC2のインスタンスタイプとは?種類と選び方をわかりやすく解説
キーペアを作成・設定する
「キーペア」で、UbuntuへのSSH接続に使用するキーペアを指定します。
新しく作成する場合はキーペア名とファイル形式を選び、ダウンロードした秘密鍵ファイルを安全に保管します。
ネットワークとセキュリティグループを設定する
「ネットワーク設定」でVPCとサブネットを指定し、SSH接続する場合はセキュリティグループでTCPの22番ポートを許可します。
接続元はSSHを利用するIPアドレスに絞り、必要な範囲だけ許可しておきましょう。
SSH接続のために22番ポートを開放するときは、接続元IPアドレスの指定方法も確認しておきましょう。
▶AWS EC2のセキュリティグループとは?設定方法とインバウンドルールを解説
ストレージを設定してインスタンスを起動する
「ストレージを設定」で、EBSボリュームの容量やタイプを指定します。
最後にAMIやインスタンスタイプ、ネットワークなどの設定を確認し、問題がなければ「インスタンスを起動」を選択します。
AWSで起動したUbuntuにSSH接続する方法
AWS EC2でUbuntuを起動したあとは、インスタンスの接続情報と作成時に設定した秘密鍵を使ってSSH接続します。
ここでは、接続情報の確認から秘密鍵を使ってUbuntuへSSH接続するまでの流れを説明します。
Ubuntuインスタンスの接続情報を確認する
EC2で接続するUbuntuインスタンスを選択し、詳細画面で「パブリックIPv4アドレス」または「パブリックIPv4 DNS」を確認します。
SSH接続では、確認したアドレスまたはDNS名を接続先に指定します。
秘密鍵を使ってUbuntuへSSH接続する
ターミナルを開き、インスタンス作成時に設定したキーペアの秘密鍵を指定してSSH接続します。
「ssh -i 秘密鍵ファイル ubuntu@パブリックIPv4アドレス」の形式でコマンドを実行すると、Ubuntuへ接続できます。
SSH接続時のユーザー名はubuntuを指定する
UbuntuのAMIから作成したEC2インスタンスへSSH接続する場合は、ユーザー名に「ubuntu」を指定します。
SSHコマンドでは「ubuntu@パブリックIPv4アドレス」のように入力し、正しいユーザー名で接続しましょう。
AWSでUbuntuを使うときの注意点
AWSでUbuntuを使うときは、インスタンスを起動するだけでなく、SSH接続とOSの管理方法にも注意が必要です。
ここでは、SSHの接続元、秘密鍵の管理、Ubuntu起動後のパッケージ更新について説明します。
SSHの接続元を必要以上に公開しない
SSHで使用するTCPの22番ポートは、セキュリティグループで接続元IPアドレスを必要な範囲に限定します。
「0.0.0.0/0」はすべてのIPv4アドレスから接続できるため、実際にSSHを利用する端末のIPアドレスなどに絞りましょう。
秘密鍵を紛失・公開しないように管理する
SSH接続に使用する秘密鍵は、第三者が閲覧できない場所に保存し、メールや公開リポジトリなどには掲載しないようにします。
AWSから同じ秘密鍵を再ダウンロードすることはできないため、保存場所を決めて安全に管理しましょう。
Ubuntu起動後はパッケージを更新する
Ubuntuを起動したらSSHで接続し、「sudo apt update」でパッケージ情報を更新したあと、「sudo apt upgrade」で更新可能なパッケージを適用します。
利用できる更新を反映してから、必要な環境を整えていきましょう。
Ubuntuを起動したあとにWebサーバーとして使う場合は、必要なソフトウェアの導入手順も確認しておくとスムーズです。
▶AWS EC2にApacheをインストールする方法|UbuntuでWebサーバーを構築する手順
AWSのUbuntuに接続できないときの確認ポイント
AWSで起動したUbuntuにSSH接続できない場合は、インスタンスの状態から接続設定まで順番に確認します。
ここでは、UbuntuへSSH接続できないときに確認する3つの項目を説明します。
インスタンスが実行中になっているか確認する
EC2を開き、接続するUbuntuインスタンスの状態が「実行中」になっているか確認します。
停止している場合はインスタンスを起動し、「実行中」と表示されてからSSH接続を試しましょう。
セキュリティグループでSSHが許可されているか確認する
セキュリティグループのインバウンドルールを開き、SSHで使用するTCPの22番ポートが許可されているか確認します。
接続元にはSSHを利用する端末のグローバルIPアドレスを指定し、現在の接続元と設定が一致しているか確認しましょう。
秘密鍵とSSHユーザー名が正しいか確認する
SSH接続に使用している秘密鍵が、インスタンスに設定したキーペアと一致しているか確認します。
UbuntuのAMIから作成したインスタンスでは、SSHユーザー名に「ubuntu」を指定して接続しましょう。
まとめ
AWSでUbuntuを使う場合は、EC2でUbuntuのAMIを選び、必要な設定を整えてインスタンスを起動します。
起動後は秘密鍵と「ubuntu」のユーザー名を使ってSSH接続し、22番ポートの接続元や秘密鍵の管理にも注意しましょう。
接続できないときは、インスタンスの状態やセキュリティグループ、秘密鍵などを順番に確認すると原因を見つけやすくなります。











