はじめに
「AWSの東京リージョンって、実際には東京都のどこにあるの?」
「データセンターの住所を調べても出てこないのは、なぜ?」と気になっていませんか。
AWSを使うためにリージョンを選んだり、社内資料へサーバーの所在地を記載したりするとき、「東京」と表示されていても具体的な住所が見つからず、どこまで所在地として説明すればよいのか迷ってしまいますよね。
この記事では、AWS東京リージョンがどの地域を指すのか、データセンターの住所が一般公開されていない理由、複数のアベイラビリティーゾーンとの関係まで解説します。
AWS東京リージョンの場所はどこにある?

AWS東京リージョンは日本国内に設置されていますが、データセンターの正確な住所や所在地は一般向けに公開されていません。
ここでは、正確な住所が公開されていない理由と、「東京リージョン」が1か所を指す名称ではない点を順に説明します。
東京リージョンの正確な住所が公開されていない理由
AWSは、東京リージョンを構成するデータセンターの建物名や番地など、正確な住所を一般向けに公開していません。
設備の場所を特定できる情報を限定することで、不正な接触や侵入などのリスクを抑えるためです。
そのため、AWSの公式情報から個々のデータセンターの住所を確認することはできません。
「東京リージョン」は東京都内の1か所を指す名称ではない
「東京リージョン」は、東京都内にある1棟のデータセンターや1つの住所を指す名称ではありません。
1つのリージョンは複数のアベイラビリティーゾーンで構成され、それぞれが物理的に分離されています。
そのため、東京リージョンの場所は、特定の1か所ではなく複数の設備から成る単位として捉えると分かりやすいでしょう。
AWS東京リージョンの場所として挙げられている地域
AWS東京リージョンの所在地について調べると、印西市や多摩市、東京都23区内、横浜市など複数の地域名が挙げられることがあります。
ここでは、東京リージョンの場所として挙げられる地域と、所在地情報を確認するときの見分け方を順に説明します。
印西市・多摩市・東京都23区内・横浜市などの情報がある
AWS東京リージョンの場所を調べると、千葉県印西市、東京都多摩市、東京都23区内、神奈川県横浜市などの地域名が挙げられることがあります。
ただし、これらすべてをAWSがデータセンターの所在地として公式に公表しているわけではありません。
事業者の情報や報道などからAWSとの関連が推測されているケースもあるため、地域名だけで所在地を断定しないようにしましょう。
具体的な所在地は公式情報と非公式情報を分けて確認する
東京リージョンの所在地を調べるときは、AWSの公式情報と、事業者や報道などによる情報を分けて確認することが大切です。
AWSが公開しているのはリージョンやアベイラビリティーゾーンなどの情報で、個々のデータセンターの住所や建物名は一般向けに公開されていません。
そのため、市区町村や施設名まで紹介されている場合は、AWSが公式に公表した情報なのかを確認しておくと安心です。
AWS東京リージョンとアベイラビリティーゾーンの関係
AWS東京リージョンには「ap-northeast-1」というリージョンコードが割り当てられており、その内部は複数のアベイラビリティーゾーンで構成されています。
ここでは、東京リージョンのコード、アベイラビリティーゾーンの構成、具体的な場所が公開されていない点を順に説明します。
東京リージョンのリージョンコードは「ap-northeast-1」
AWS東京リージョンには、「ap-northeast-1」というリージョンコードが割り当てられています。
AWSの管理画面やCLIなどで東京リージョンを指定するときに使われる識別子で、「ap」はアジアパシフィック、「northeast」は北東地域を表します。
「ap-northeast-1」と表示されていれば、東京リージョンが選択されています。
東京リージョン以外も利用する場合は、リージョンごとの場所やコードの違いを確認しておくと選びやすくなります。
▶AWSリージョンとは?一覧・場所・リージョンコードの違いをわかりやすく解説
東京リージョンは複数のアベイラビリティーゾーンで構成される
AWS東京リージョンは、1つの拠点ではなく複数のアベイラビリティーゾーンで構成されています。
それぞれのゾーンは物理的に分離されており、電源やネットワークなどの障害がほかのゾーンへ影響しにくいよう設計されています。
そのため、東京リージョンは複数の独立したゾーンをまとめた単位として考えると分かりやすいでしょう。
アベイラビリティーゾーンの仕組みや、複数のゾーンに分ける理由を詳しく知りたい方は、こちらも参考にしてください。
▶AWSのアベイラビリティーゾーン(AZ)とは?リージョンとの違いや仕組みを解説
アベイラビリティーゾーンの具体的な場所も公開されていない
AWSはアベイラビリティーゾーンについても、データセンターの住所や建物名を一般向けに公開していません。
また、「ap-northeast-1a」などのゾーン名は、アカウントによって同じ物理的な場所を指すとは限りません。
そのため、ゾーン名から実際の市区町村や住所を特定することはできません。
まとめ
AWS東京リージョンは日本国内にありますが、データセンターの正確な住所や建物名は公開されていません。
複数のアベイラビリティーゾーンで構成されており、特定の1か所を指す名称ではない点も押さえておきましょう。
印西市や多摩市、東京都23区内、横浜市などの情報もありますが、すべてがAWS公式の所在地情報とは限りません。
所在地を確認するときは、公式情報と非公式情報を分け、「アジアパシフィック(東京)」や「ap-northeast-1」を基準にすると分かりやすいでしょう。











