はじめに
「AWSのポート番号は何を表しているの?」
「EC2のセキュリティグループでは、どの番号を設定すればいい?」と迷っていませんか。
AWSでWebサーバーやデータベースを構築するとき、80や443、22などの番号が表示されても、それぞれ何に使われるのか分からず設定画面で迷うことがあります。
この記事では、AWSでよく使うポート番号を一覧で整理し、セキュリティグループでポートを開放する方法や設定時の注意点を紹介します。
AWSでよく使うポート番号一覧

AWSでサーバーへ接続したりWebサイトを公開したりする場合は、用途に対応するポート番号を確認して通信を許可する必要があります。
ここでは、よく使うポート番号と用途を整理したうえで、実際に行いたい通信から必要なポート番号を確認する方法を説明します。
SSH・HTTP・HTTPS・RDPのポート番号と用途
SSHは22番ポートを使用し、Linuxなどのサーバーへリモート接続するときに利用します。
Webサイトを公開する場合はHTTPが80番、HTTPSが443番、Windows Serverへリモート接続するRDPでは3389番ポートを使用します。
用途から必要なポート番号を確認する
AWSで必要なポート番号は、どのような通信を行うかによって決まります。
サーバーへの接続やWebサイトの公開など、まず用途を確認してから対応するポートを選ぶと、必要な設定を判断しやすくなります。
AWSでポート番号を設定する場所
AWSでEC2への通信に使うポート番号を設定する場合は、EC2インスタンスに関連付けたセキュリティグループのルールを確認します。
ここでは、セキュリティグループでポートを許可する方法と、インバウンド・アウトバウンドの違いを説明します。
EC2のセキュリティグループでポートを許可する
EC2でポートを許可するときは、対象インスタンスに関連付けられたセキュリティグループのルールを編集します。
利用する通信に合わせてプロトコルとポート番号を指定し、必要な送信元や送信先だけを許可するように設定します。
インバウンドとアウトバウンドの違いを確認する
インバウンドは外部からEC2へ入る通信、アウトバウンドはEC2から外部へ出る通信を制御します。
外部から接続させる場合はインバウンドで送信元を、EC2から外部への通信を制限する場合はアウトバウンドで送信先を設定しましょう。
用途別にAWSのポート番号を設定する方法
AWSでEC2のポートを設定するときは、SSH接続やWebサイトの公開など、利用目的に対応した番号をセキュリティグループで許可します。
ここでは、4つの用途ごとに必要なポート番号と設定方法を説明します。
SSHでEC2へ接続する場合は22番ポートを許可する
SSHでEC2へ接続する場合は、セキュリティグループのインバウンドルールでTCPの22番ポートを許可します。
タイプでSSHを選び、送信元には実際に接続する端末のIPアドレスを指定しましょう。
WebサイトをHTTPで公開する場合は80番ポートを許可する
WebサイトをHTTPで公開する場合は、インバウンドルールでTCPの80番ポートを許可します。
タイプでHTTPを選び、Webサイトへのアクセスを受け付ける範囲に合わせて送信元を設定します。
HTTPSで公開する場合は443番ポートを許可する
HTTPSでWebサイトを公開する場合は、インバウンドルールでTCPの443番ポートを許可します。
タイプでHTTPSを選び、Webサイトを公開する範囲に合わせて送信元を設定しましょう。
Windows EC2へRDP接続する場合は3389番ポートを許可する
Windows EC2へRDP接続する場合は、インバウンドルールでTCPの3389番ポートを許可します。
タイプでRDPを選び、送信元にはリモートデスクトップを利用する端末のIPアドレスを指定しましょう。
AWSでポート番号を設定するときの注意点
AWSでポート番号を設定するときは、通信に必要なポートだけを許可し、接続元も必要なIPアドレスの範囲に限定することが重要です。
ここでは、ポートを設定するときの注意点と、接続できない場合に確認する項目を説明します。
必要なポートだけを許可する
セキュリティグループでは、EC2で実際に使用するポートだけを許可するようにします。
不要なポートは開けたままにせず、利用しなくなったルールも確認して削除しておきましょう。
接続元のIPアドレスを必要な範囲に限定する
インバウンドルールでは、接続元のIPアドレスも必要な範囲に限定します。
「0.0.0.0/0」はすべてのIPv4アドレスを許可するため、特定の端末から接続する場合は、その端末のグローバルIPアドレスをCIDR形式で指定しましょう。
「0.0.0.0/0」を設定しても大丈夫なのか不安な場合は、公開範囲による違いや注意点も確認しておくと安心です。
▶AWSの「0.0.0.0/0」とは?意味やセキュリティ上の注意点を解説
接続できないときはポート番号とセキュリティグループを確認する
EC2へ接続できないときは、必要なポートがインバウンドルールで許可されているか確認します。
あわせて、セキュリティグループが対象のEC2に関連付けられているか、接続元のIPアドレスが許可範囲に含まれているかも確認してみましょう。
セキュリティグループを確認しても接続できない場合は、EC2側のネットワーク設定や原因の切り分けも確認してみましょう。
▶EC2に接続できない原因は?確認するポイントと対処法を解説
まとめ
AWSのポート番号は、EC2などで通信するサービスやプロトコルを識別するための番号です。
代表的なポート番号には、SSHの22番、HTTPの80番、HTTPSの443番、RDPの3389番があります。
EC2でこれらの通信を受け付ける場合は、関連付けられたセキュリティグループのインバウンドルールで、必要なポート番号と接続元を設定します。
不要なポートは許可せず、SSHやRDPの接続元は必要なIPアドレスの範囲に限定して運用しましょう。











