はじめに
「AWSの構成図を作りたいけれど、どのアイコンを使えばいいの?」
「EC2やS3などのAWSアイコンは、どこから入手して、どう配置すれば見やすい構成図になるの?」と迷っていませんか。
AWSでシステムを構築したあと、社内資料や設計書に構成図を載せようとしても、サービス名だけでは関係が伝わりにくく、アイコンの探し方や図の書き方で迷うことがあります。
この記事では、AWS公式アイコンの入手方法から、構成図での基本的な配置や線の引き方まで紹介します。
AWS構成図で使うアイコンは公式から入手できる

AWSの構成図を作るときは、AWSが公式に提供しているアーキテクチャアイコンを利用できます。
まずはAWSアーキテクチャアイコンが何を表すものなのかを確認し、次に公式ページからのダウンロード方法と、PPTxツールキットとアイコンパッケージの違いを順番に見ていきましょう。
AWSアーキテクチャアイコンとは
AWSアーキテクチャアイコンは、Amazon EC2やAmazon S3などのAWSサービスを構成図で表すための公式アイコンです。
サービスごとに対応するアイコンが用意されているため、構成図を見たときに、どのAWSサービスが使われているのか分かりやすくなります。
AWS公式アイコンのダウンロード方法
AWS公式アイコンは、AWSの「アーキテクチャアイコン」ページからダウンロードできます。
ページ内にはPPTxツールキットやアイコンパッケージが用意されているため、構成図を作成する環境に合わせて必要な素材を選びましょう。
PPTxツールキットとアイコンパッケージの違い
PPTxツールキットは、PowerPointでAWS構成図を作成するときに使いやすい素材です。
一方、アイコンパッケージは個別のアイコンを利用したい場合に向いているため、PowerPointならPPTxツールキット、それ以外の作図ツールならアイコンパッケージを確認すると選びやすくなります。
AWSアイコンを使った構成図の基本的な作り方
AWSアイコンを使って構成図を作るときは、最初に必要なAWSサービスを整理し、EC2やRDSなどのアイコンを配置していきます。
ここでは、AWSアイコンを選ぶところから配置、範囲の設定、接続線の追加まで、構成図を作る手順を順番に説明します。
構成図に必要なAWSサービスのアイコンを選ぶ
構成図を作る前に、利用するAWSサービスを確認し、それぞれに対応するアイコンを選びます。
たとえばEC2とRDSを利用する場合は、この2つのアイコンを用意し、実際の構成に必要なサービスだけを配置しましょう。
EC2・RDS・ALBなどのアイコンを配置する
AWSサービスのアイコンは、通信や処理の流れを追いやすい順番に配置します。
たとえばALB→EC2→RDSのように並べると、サービス同士のつながりが分かりやすくなり、構成全体も把握しやすくなります。
AWS Cloud・VPC・Availability Zoneの範囲を配置する
AWS CloudやVPC、Availability Zoneの枠を使うと、各サービスがどの範囲に配置されているのかを表せます。
AWS Cloudの内側にVPC、さらにAvailability Zoneを配置し、その中にEC2などのアイコンを置くと、構成の階層関係が分かりやすくなります。
VPCやAvailability Zoneの違いが分からず、どの範囲にサービスを配置すればよいか迷う場合は、AWSの基本的なネットワーク構成から確認しておくと分かりやすくなります。
▶AWSのVPCとは?仕組みや基本構成・作り方をわかりやすく解説
アイコン同士を線や矢印でつなぐ
サービス間で通信が発生する箇所は、線や矢印でつないで処理の流れを示します。
たとえばALB→EC2→RDSのように通信方向に合わせて矢印を付けると、構成図を見たときにデータやリクエストの流れを追いやすくなります。
AWSアイコンを使った構成図の完成例
AWSアイコンを使った構成図は、サービス名を並べるだけでなく、各サービスの配置場所と通信経路まで一目で確認できる形にすると分かりやすくなります。
ここでは、Webサーバーとデータベースを使った構成例を確認したうえで、完成した構成図からサービスの配置と接続関係を読み取る方法を説明します。
Webサーバーとデータベースを配置した基本構成
WebサーバーにEC2、データベースにRDSを使用する場合は、それぞれのアイコンを構成図に配置します。
EC2とRDSを線や矢印でつなぐことで、Webサーバーからデータベースへ通信する基本的な構成を分かりやすく表せます。
EC2とRDSを使った構成をもう少し具体的に確認したい場合は、WebサーバーとDBサーバーを分ける理由や構成例もあわせて確認してみましょう。
▶WebサーバーとDBサーバーの違いとは?構成例や分ける理由を解説
構成図からサービスの配置と接続関係を確認する
構成図を見るときは、まずEC2やRDSがAWS CloudやVPCなど、どの範囲に配置されているかを確認します。
次に線や矢印をたどると、サービス同士の接続関係や通信の流れを把握しやすくなります。
AWSアイコンで見やすい構成図を作るポイント
AWS構成図は、アイコンを正しく配置するだけでなく、見る人がサービスの種類や接続関係をすぐ確認できるように整えることが大切です。
ここでは、AWS公式の最新アイコンを使用すること、必要なサービスだけを配置すること、サービスの配置と接続関係を整理することの3つのポイントを順番に説明します。
AWS公式の最新アイコンを使用する
AWS構成図には、AWS公式ページから取得した最新のアーキテクチャアイコンを使用します。
古いアイコンでは現在のサービスと見分けにくい場合があるため、作成前に公式ページを確認しておくと安心です。
アイコンを増やしすぎず必要なサービスだけ配置する
構成図には、実際に使用しているAWSサービスのアイコンだけを配置します。
アイコンを増やしすぎると構成が分かりにくくなるため、システムの内容を伝えるために必要なものに絞ると見やすくなります。
サービスの配置と接続関係が伝わるように整理する
AWSサービスのアイコンは、通信や処理の流れに合わせて配置し、線や矢印で接続します。
たとえば左から右へ処理が進むようにそろえ、線の交差やアイコンの重なりを減らすと、サービス同士のつながりを把握しやすくなります。
まとめ
AWS構成図を作るときは、AWS公式のアーキテクチャアイコンを入手し、実際に使用しているサービスだけを配置することが基本です。
EC2やRDS、ALBなどのアイコンを処理の順番に合わせて並べ、AWS CloudやVPC、Availability Zoneの範囲を加えることで、サービスの配置場所を図に表せます。
さらに、サービス間を線や矢印でつなぎ、通信方向や処理の流れが追えるように整理すると、構成図からシステム全体の関係を確認しやすくなります。
構成図を作成する際は、AWS公式の最新アイコンを使用し、アイコンの数や配置、接続線を調整して、実際の構成が正確に伝わる図に仕上げましょう。











