はじめに

「ホームページって、何ページくらい作ればいいの?」と迷っていませんか。たくさん作らないといけない気がして不安になる方もいれば、逆に少なすぎて大丈夫か心配になる方もいると思います。
ホームページのページ数は、何のために作るのか、そしてどんな情報を載せたいのかによって、ほぼ決まります。たとえば、会社名やサービス内容を簡単に紹介する“名刺代わり”のサイトであれば、トップページ・会社概要・お問い合わせの3〜5ページほどでも十分です。一方で、問い合わせを増やしたい、検索からの集客を狙いたいという場合は、サービスごとの詳しい説明ページや料金ページ、よくある質問などを分けて用意する必要が出てきます。
「最初から完璧にそろえないといけないのかな」と思うかもしれませんが、はじめから全部を用意しなくても大丈夫です。まずは今すぐ必要なページだけを作り、実際に運用しながら「この説明もあったほうがいいかも」「よく聞かれる質問をまとめよう」と感じたタイミングで、少しずつ追加していけば問題ありません。
迷ったときは、「このサイトを見に来た人が知りたいことを、きちんと書けているかな?」と自分に問いかけてみてください。料金は分かりやすいか、サービス内容は具体的か、連絡方法はすぐ見つかるか――そうした点をひとつずつ確認していくと、自然と“足りないページ”が見えてきます。これから順番に、どんな考え方でページ数を決めていけばいいのかを、わかりやすくお伝えしていきますね。
ホームページのページ数とは何を数えるの?
ホームページの「ページ数」と聞くと、どこまでを1ページと数えるのか分かりにくいですよね。トップページだけを指すのか、それともブログ記事も含めるのかで、数字は大きく変わります。ここでは、実際にどの画面を“1ページ”として数えるのかを具体的に整理していきます。
メニューを押して別のURLで表示される画面は1ページ

メニューをクリックしたときに、アドレスバーのURLが別の文字列に変わり、新しい内容が表示される画面は1ページとして数えます。たとえば「トップページ(example.com)」から「会社概要(example.com/company)」に移動した場合、この「会社概要」は1ページです。「サービス(example.com/service)」や「お問い合わせ(example.com/contact)」も、それぞれURLが異なれば1ページずつ数えます。
同じ画面内でスクロールするだけの縦長ページや、ボタンを押して一部の文章だけが切り替わる仕組みでURLが変わらない場合は、別ページにはなりません。判断基準は「URLが別かどうか」です。
下にスクロールするだけで内容が続くものは1ページのまま

1つのURLの中で、画面を下にスクロールして内容が続いているだけの場合は、長くても1ページとして数えます。たとえば、トップページ(example.com)の中に「サービス紹介」「料金表」「よくある質問」が縦に並んでいて、スクロールするだけで見られる構成なら、これらはすべて同じ1ページです。
画面内のボタンを押して表示が切り替わっても、アドレスバーのURLが変わらない場合も1ページのままです。ページ数を数えるときは、スクロールの長さではなく「URLが分かれているかどうか」で判断します。
ブログやお知らせは記事の数だけページが増える

ブログやお知らせは、記事を1本公開するごとに1ページ増えます。たとえば「example.com/news/001」というURLの記事を公開したら1ページ、「example.com/news/002」を公開したらさらに1ページという数え方です。記事が10本あれば、記事ページは10ページあります。
一覧ページ(example.com/news)のように、記事タイトルが並んでいるページは別で1ページとして数えます。つまり、記事10本+一覧ページ1つなら、合計11ページになります。ブログやお知らせは更新するたびにURLが増えるため、その分ページ数も増えていきます。
ホームページは「何を載せたいか」で必要なページ数が決まる
「とりあえず何ページ作ればいいの?」と考えてしまいがちですが、実はページ数は目的によって自然と決まっていきます。どんな情報を届けたいのか、そしてサイトを見た人にどんな行動をとってほしいのかによって、必要なページの数は変わります。ここでは、載せたい内容ごとにどのくらいページが必要になるのかを具体的に見ていきましょう。
会社の基本情報だけを載せるなら少ないページでOK

会社名、所在地、電話番号、事業内容、代表者名などの基本情報だけを掲載する場合は、3〜5ページあれば足ります。たとえば「トップページ」「会社概要」「事業内容」「お問い合わせ」の4ページ構成です。アクセスマップを載せる場合でも、会社概要の中に地図を埋め込めばページを増やす必要はありません。
写真や実績紹介を細かく分けず、1ページ内にまとめる構成にすればページ数は増えません。名刺代わりに会社情報を見せる目的だけなら、多くのページを作らなくても十分に必要な情報を伝えられます。
問い合わせや資料請求を増やしたいなら説明ページを増やす

問い合わせや資料請求を増やしたい場合は、サービス内容を1ページにまとめず、内容ごとに分けて説明ページを作ります。たとえば「サービス全体の説明ページ」に加えて、「料金ページ」「導入事例ページ」「よくある質問ページ」「他社との違いを説明するページ」をそれぞれ別URLで用意します。
1ページにすべてを書き込むよりも、「料金だけ知りたい人」「実績を見たい人」「不安点を確認したい人」それぞれに対応したページを用意した方が、必要な情報にすぐたどり着けます。説明ページを増やすことで、比較検討している人が判断しやすくなり、その結果として問い合わせや資料請求につながりやすくなります。
商品やサービスが複数あるなら内容ごとにページを分ける

商品やサービスが3つあるなら、3つそれぞれに専用ページを作ります。たとえば「ホームページ制作」「SNS運用代行」「広告運用代行」を提供している場合、「/web制作」「/sns運用」「/広告運用」のようにURLを分けます。1ページに3つまとめて書くと、それぞれの料金、作業内容、対象者、導入の流れが十分に説明できません。
それぞれのページに「料金表」「対応範囲」「制作事例」「申し込み方法」まで具体的に書けば、見込み客は自分に必要なサービスだけを詳しく確認できます。商品やサービスごとにページを分けると、説明が不足しにくくなり、比較や検討がしやすくなります。
ホームページの種類によって分かれる必要なページ数の目安
「うちのホームページは何ページくらいあれば足りるの?」と迷う方は多いですよね。実は、ホームページのタイプによって、必要になるページ数のおおよその目安は変わってきます。ここでは、よくあるホームページの種類ごとに、どのくらいのページ数になることが多いのかを具体的に見ていきましょう。
会社紹介だけのホームページは5〜10ページくらい

会社紹介だけを目的にしたホームページであれば、5〜10ページあれば足ります。具体的には「トップページ」「会社概要」「事業内容」「代表あいさつ」「アクセス」「お問い合わせ」の6ページ前後が基本構成です。事業内容を2〜3ページに分ける場合や、採用情報を1ページ追加する場合でも、合計で8〜10ページ程度に収まります。
ブログを頻繁に更新しない、商品を多数販売しない場合は、それ以上ページを増やす必要はありません。名刺代わりに会社情報を正確に伝える目的なら、5〜10ページで十分に構成できます。
問い合わせを増やしたいホームページは10〜30ページ以上になる

問い合わせを増やすことを目的にしたホームページは、10〜30ページ以上になることが多いです。たとえば「トップページ」「サービス一覧」「サービス詳細ページ(サービスごとに1ページずつ)」「料金ページ」「導入事例ページ」「お客様の声」「よくある質問」「他社との比較ページ」「お問い合わせページ」といった構成になります。
サービスが3種類あれば、詳細ページだけで3ページ増えます。さらに、事例を5本掲載すれば5ページ追加されます。ブログやコラムで検索からの流入を狙う場合は、記事を10本公開すればそれだけで10ページ増えます。
このように、説明・事例・不安解消の情報をそれぞれ別ページで用意すると、合計で20〜30ページになるケースも珍しくありません。問い合わせを増やす目的なら、情報を分けて具体的に書くため、ページ数は自然と多くなります。
商品販売やブログ中心のホームページは数が増え続ける

商品販売やブログを中心にしたホームページは、更新するたびにページ数が増え続けます。たとえば、商品を1点追加すると「商品詳細ページ」が1ページ増えます。色違いやサイズ違いごとにページを分ける場合は、その数だけページが増えます。商品が50点あれば、商品ページだけで50ページになります。
ブログも同じです。記事を1本公開するごとに1ページ増えます。毎月4本更新すれば、1年で48ページ増えます。3年続ければ140ページを超えます。商品や記事を追加し続ける構成のホームページは、運営年数に比例してページ数が増えていきます。
会社の大きさによってホームページのページ数は変わる
ホームページのページ数は、実は会社の規模によっても変わってきます。「同じ業種なのに、どうしてあの会社はページが多いんだろう?」と感じたことはありませんか。従業員の人数や事業の数、拠点の有無によって、掲載すべき情報の量は自然と増えていきます。ここでは、会社の大きさごとに、どのくらいページが必要になりやすいのかを具体的に見ていきましょう。
個人事業や小さな会社なら少ないページでOK

個人事業や従業員が1〜5人程度の小さな会社であれば、5〜10ページあれば十分です。たとえば「トップページ」「サービス内容」「料金」「自己紹介(代表プロフィール)」「お問い合わせ」の5ページ構成で基本情報は伝えられます。
サービスが1〜2種類しかない場合は、サービス詳細を1ページにまとめても問題ありません。実績も数件であれば、別ページを作らずサービスページ内に掲載できます。拠点が1か所で、部署も分かれていない場合は、拠点紹介や部門ページを増やす必要もありません。
事業内容がシンプルで、対象エリアも限定されているなら、多くのページを作らなくても必要な情報は揃います。規模が小さい場合は、ページ数よりも内容の分かりやすさを優先します。
事業やサービスがいくつもある会社はページが増える

事業やサービスが複数ある会社は、その数だけページが増えます。たとえば「Web制作」「システム開発」「広告運用」「コンサルティング」の4事業を行っている場合、それぞれに専用のサービスページを作ります。これだけで4ページです。
さらに、各サービスごとに「料金ページ」「導入事例ページ」「よくある質問ページ」を分けると、1事業あたり3〜4ページ増えます。4事業あれば合計で12〜16ページになります。採用情報を職種別に分ける、拠点を地域ごとに紹介する場合も、その分ページが増えます。
事業の数が多い会社は、内容を1ページにまとめると情報が足りなくなります。事業ごとにページを分けて具体的に説明するため、自然とページ数は多くなります。
支店や採用情報がある大きな会社はさらにページが増える

支店が複数ある会社は、拠点ごとにページを作るためページ数が増えます。たとえば東京本社、大阪支店、福岡支店がある場合、それぞれに「所在地」「電話番号」「地図」「担当部署」を掲載するページを用意します。3拠点あれば、それだけで3ページ増えます。
採用情報も職種ごとにページを分けるとページ数が増えます。営業職、技術職、事務職を募集している場合、それぞれに「仕事内容」「応募条件」「給与」「勤務時間」を記載したページを作ります。3職種で3ページです。新卒採用と中途採用を分ける場合はさらに増えます。
拠点数や募集職種が多い会社は、情報をまとめきれないため、拠点別・職種別にページを分けます。その結果、ページ数は自然と多くなります。
ホームページに最低限必要な基本ページの種類は?
「最低限、どんなページを用意しておけばいいの?」と不安になりますよね。ページ数を増やす前に、まずは“これだけはそろえておきたい基本ページ”を押さえることが大切です。ここでは、多くのホームページで共通して必要になるページの種類を、順番に確認していきましょう。
会社概要・事業内容・問い合わせは必ず用意する

会社概要ページには、会社名、所在地、電話番号、代表者名、設立年月日、事業内容を記載します。法人であれば法人番号も掲載します。所在地は市区町村までではなく、番地まで正確に書きます。地図を埋め込むと来訪者が場所を確認しやすくなります。
事業内容ページには、提供しているサービスや商品を具体的に書きます。たとえば「ホームページ制作」と書くだけでなく、「制作費用は30万円〜」「制作期間は約2か月」「対応エリアは全国」など、条件や範囲を明記します。
問い合わせページには、問い合わせフォーム、電話番号、受付時間を掲載します。フォームには「名前」「メールアドレス」「問い合わせ内容」の入力欄を設けます。電話受付がある場合は「平日9:00〜18:00」など時間を具体的に記載します。これら3ページは、業種を問わず必ず用意します。
サービス内容や料金が分かるページを追加する

サービス内容が分かるページには、何を提供しているのかを具体的に書きます。たとえば「ホームページ制作」なら、「制作費用は30万円〜」「制作期間は約2か月」「修正回数は3回まで無料」など、内容と条件を数字で示します。対応エリアがある場合は「福岡市内のみ対応」「全国オンライン対応」など明記します。
料金ページには、税込価格を掲載します。「月額5,000円」「初期費用10万円」など、実際に支払う金額をはっきり書きます。追加費用がある場合は「ページ追加は1ページ2万円」「写真撮影は別途3万円」など具体的に記載します。
サービス内容と料金が別ページでも、1ページにまとめる形でも構いませんが、利用者が「いくらで何をしてもらえるのか」をすぐ確認できる状態にします。金額や作業範囲を書かないと、問い合わせ前に離脱されやすくなります。
実績や事例のページがあると安心して利用を検討できる

実績や事例のページには、実際に対応した内容を具体的に掲載します。たとえば「飲食店のホームページ制作」「制作費用40万円」「制作期間2か月」「予約数が月20件から45件に増加」といった形で、業種・金額・期間・結果を数字で示します。
可能であれば、制作前と制作後の画面キャプチャを並べて掲載します。お客様のコメントを載せる場合は、「福岡市・株式会社〇〇・代表取締役 山田様」など、会社名や立場を明記します。匿名の場合でも「建設業・従業員10名・福岡市」といった情報を添えます。
実績ページがあると、「この会社はどんな仕事をしてきたのか」「自分の業種にも対応できるのか」を具体的に判断できます。数字や事例があることで、利用を検討しやすくなります。
ホームページのページ数が少なすぎるとどうなる?
「ページは少ないほうが管理しやすいし、これくらいで十分かな」と思うこともありますよね。ただ、必要な情報が足りないまま公開してしまうと、思わぬところで機会を逃してしまうことがあります。ここでは、ホームページのページ数が少なすぎる場合に起こりやすいことを、具体的に見ていきましょう。
知りたい情報が見つからず問い合わせにつながりにくくなる

ページ数が少なく、情報が1〜2ページにまとめられていると、利用者が必要な情報を確認できません。たとえば、料金が書かれていない、対応エリアが不明、実績が1件も載っていない場合、「いくらかかるのか」「自分の地域に対応しているのか」「本当に依頼して大丈夫か」が判断できません。
トップページと会社概要だけしかない構成では、サービス内容が数行しか書かれていないこともあります。その状態では、比較検討中の人は他社サイトに移動します。検索で訪れた人が「知りたい情報」を見つけられないと、そのまま閉じられます。
必要な情報を確認できないホームページは、問い合わせフォームがあっても入力まで進みにくくなります。情報不足は、そのまま機会損失につながります。
検索結果に表示されにくくなる

ページ数が2〜3ページしかないホームページは、検索結果に表示される機会が少なくなります。理由は、検索キーワードごとに対応するページが不足するためです。たとえば「福岡 ホームページ制作 料金」「福岡 ホームページ制作 実績」「ホームページ制作 保守 費用」といった検索ごとに専用ページがなければ、それぞれの検索結果に表示されにくくなります。
1ページにすべての情報をまとめている場合、タイトルや見出しに入れられるキーワードも限られます。結果として、検索エンジンに評価される入り口が少なくなります。ページが少ないと、それだけ検索に引っかかる可能性も少なくなります。
会社の実態が分かりにくく不信感を持たれる

ページ数が2〜3ページしかなく、「会社概要」と「お問い合わせ」だけの構成だと、会社の実態が見えません。所在地が市区町村までしか書かれていない、代表者名が載っていない、事業内容が数行だけといった状態では、実際に営業している会社かどうか判断できません。
実績ページがなく、取引先名や事例が1件も掲載されていない場合も同じです。写真がなく、オフィスの様子やスタッフの情報が分からないと、「本当に存在している会社なのか」と疑われることがあります。
問い合わせ前に利用者が確認するのは「どんな会社か」「誰が対応するのか」「過去にどんな仕事をしているか」です。これらを示すページが不足していると、不信感を持たれやすくなります。
ホームページのページ数が多すぎるとどうなる?
「ページは多いほうが充実して見えるのでは?」と思うかもしれませんが、増やしすぎると別の問題が出てくることもあります。情報量が多ければ安心、というわけではありません。ここでは、ホームページのページ数が多くなりすぎた場合に起こりやすいことを、具体的に見ていきましょう。
管理できず古い情報が残りやすい

ページが100ページ以上あるのに、更新担当者が1人しかいない場合、すべてのページを定期的に確認するのは難しくなります。たとえば、料金改定を行ったのに、旧料金が書かれたページが3〜4ページ残っていると、利用者に誤解を与えます。
営業時間を「平日9:00〜18:00」と変更したのに、過去のお知らせページに「10:00〜17:00」と書かれたまま残っているケースもあります。キャンペーン終了後も割引価格が表示されたまま放置されることもあります。
ページ数が多いほど、修正が必要な箇所を探す作業に時間がかかります。更新管理ができない状態でページを増やすと、古い情報がそのまま残りやすくなります。
似た内容が増えて閲覧しづらくなる

ページ数を増やすことだけを目的にすると、似た内容のページが増えます。たとえば「ホームページ制作の流れ」というページがあるのに、「制作の手順」「制作ステップ」「制作工程」というほぼ同じ内容のページを別々に作ると、文章や図が重複します。
利用者が「料金」を知りたくてページを開いたのに、AページにもBページにもほぼ同じ説明が書かれていると、どこを見れば正しい情報か分かりません。更新時に片方だけ修正され、もう一方が古いまま残ることもあります。
似た内容のページが増えると、メニューも長くなり、目的の情報にたどり着くまでに何度もクリックが必要になります。ページが多いこと自体が問題ではなく、内容が重複すると閲覧しづらくなります。
制作費や更新コストが大きくなる

ページ数が増えるほど、制作費は上がります。たとえば1ページあたり3万円で制作する場合、10ページなら30万円、30ページなら90万円になります。写真撮影や原稿作成を外注すると、その分の費用もページごとに発生します。
更新コストも同じです。月額保守費用が「10ページまで5,000円、30ページまで15,000円」という契約であれば、ページ数が多いほど管理費用は高くなります。料金改定やサービス内容の変更があった場合、修正対象ページが多いほど作業時間も増えます。
ページが多いと、その分だけ制作時と運用時の費用がかかります。必要以上にページを増やすと、初期費用も更新費用も大きくなります。
ホームページのページ数に迷ったときの決め方
「結局、何ページにすればいいの?」と最後まで迷ってしまう方も多いですよね。正解がひとつに決まっているわけではないからこそ、考え方を整理することが大切です。ここでは、ページ数に迷ったときに実際にどう動けばいいのか、具体的な決め方を順番にご紹介します。
まず最低限のページだけ作って公開する

ページ数に迷った場合は、最初に「会社概要」「サービス内容」「料金」「お問い合わせ」の4〜5ページだけを作って公開します。事業内容が1種類なら、サービスページは1ページで構いません。まずは必要な情報がそろった状態で公開します。
公開後に、問い合わせで多く聞かれる質問があれば「よくある質問ページ」を追加します。実績が増えてきたら「導入事例ページ」を作ります。検索からのアクセスを増やしたい場合は、ブログ記事を1本ずつ追加します。
最初から20ページ以上作ろうとすると公開まで時間がかかります。まず最低限のページで公開し、必要に応じてページを増やす方法のほうが現実的です。
同じ業種のホームページを参考にして決める

自分と同じ業種の会社名で検索し、上位に表示されているホームページを確認します。たとえば「福岡 税理士」「福岡 美容室」「福岡 ホームページ制作」など、自社と同じ地域・同じ業種で検索します。表示されたサイトのメニュー項目を数え、どのようなページ構成になっているかを具体的に確認します。
「トップ」「サービス」「料金」「事例」「よくある質問」「お問い合わせ」など、共通しているページをメモします。3〜5社ほど比較すると、どの業種でも必要とされているページが見えてきます。
すでに集客できている会社のページ構成を参考にすれば、大きく外れたページ数にはなりません。ゼロから考えるよりも、同じ業種の実例をもとに決めたほうが現実的です。
更新や管理を続けられるページ数にする

ページ数は「作れる数」ではなく「管理できる数」で決めます。たとえば、更新担当が1人で、月に作業できる時間が合計5時間しかない場合、30ページを定期的に確認するのは現実的ではありません。料金改定や営業時間の変更があったときに、すべてのページを修正できるかを基準にします。
ブログを毎月4本更新すると決めたなら、年間で48ページ増えます。その分、古い情報の見直し作業も増えます。実績ページを月に1件追加するなら、1年で12ページ増えます。追加後に放置せず、内容を見直せる体制があるかを考えます。
ページが多くても、更新されていなければ意味がありません。今の人員と作業時間で、1年後も管理できるページ数に抑えることが現実的な判断基準です。
まとめ
ホームページのページ数は「何を1ページとして数えるか」を正しく理解するところから始まります。メニューを押してURLが変わる画面は1ページ、スクロールで続く内容は1ページのまま、ブログ記事は1本ごとに1ページ増える――この基準を押さえると、数え方で迷いません。
そのうえで、ページ数は「目的」で決まります。会社紹介が目的なら5〜10ページで足ります。問い合わせを増やしたいなら、サービス詳細・料金・事例・よくある質問などを分けるため10〜30ページ以上になることもあります。商品販売やブログ中心のサイトは、更新するたびにページが増え続けます。
また、会社の規模も影響します。個人事業や小規模事業なら少ないページで十分ですが、事業が複数ある会社、支店がある会社、採用情報を職種別に出す会社は、その分ページ数が増えます。情報を1ページに無理にまとめると、内容が不足します。
ページが少なすぎると、料金や実績が分からず不信感を持たれたり、検索結果に表示されにくくなったりします。逆に多すぎると、古い情報が残りやすくなり、制作費や更新コストも上がります。似た内容のページが増えると閲覧もしづらくなります。
迷った場合は、まず「会社概要・サービス内容・料金・問い合わせ」の最低限を公開します。その後、問い合わせでよく聞かれる内容や実績の増加に合わせてページを追加します。同じ業種の上位サイトを参考にしつつ、自社が1年後も管理できるページ数に抑えることが現実的です。
最終的な基準はひとつです。訪問者が「いくらで、何をしてくれて、信頼できる会社か」を判断できる情報がそろっているかどうか。この条件を満たしていれば、ページ数は多すぎず少なすぎない状態になっています。











