はじめに
本資料は「ホームページ 転送」に関する調査結果と、ブログ向けのやさしい解説をまとめたものです。
- 目的:検索者の疑問に答える形で、転送の種類と具体的な手順を分かりやすく示します。
- 対象:個人のサイト運営者、企業の担当者、初めてFTPやリダイレクトを扱う方を想定しています。
ここでは「転送」が持つ主に二つの意味を区別します。一つはFTPなどを使ったファイルのデータ転送(サーバーへのアップロード)。もう一つはアクセスを別のURLへ誘導するリダイレクト(訪問者の転送)です。各章で、実際の操作手順や設定例、よくある問題とその対処法を具体的に解説します。
本ガイドを読むことで、ファイルの安全なアップロード方法、ドメイン変更時の正しいリダイレクト設定、SEOを損なわない301リダイレクトの基本が理解できます。章立てに沿って順に読むと、より実践的に学べます。
KCN:転送(FTP)方法|インターネット|よくあるご質問
準備
ホームページのファイル(HTML、画像、CSSなど)を1つのフォルダにまとめます。KCNから渡されたホスト名、ユーザー名、パスワード、アップロード先ディレクトリ(公開フォルダ)を確認してください。
FTPソフトでの転送手順(例)
- FTPソフトを起動し、「新しい接続」を作成します。
- ホスト名にKCNのサーバー名、ユーザー名・パスワードを入力します。ポートは通常21です。
- 接続したら、左側に自分のPC、右側にサーバーが表示されます。公開フォルダ(例: public_html や www)に移動します。
- 自分のフォルダからファイルを右側へドラッグしてアップロードします。
ホームページ作成ソフトを使う場合
作成ソフトの「FTPアップロード」機能を使えば、ソフト内でホスト情報を登録するだけで転送できます。設定方法はソフトのメニューに従ってください。
設定例(よくある項目)
- ホスト名:ftp.kcn.example
- ポート:21
- ユーザー名:yourname
- パスワード:**
- リモートフォルダ:public_html/
トラブル対処のヒント
- 接続できないときはユーザー名・パスワードを再確認します。
- サーバーにアップロードしても表示されないときは、ファイル名の大文字小文字やディレクトリを確認してください。
取扱説明書の確認
FTPソフトの詳しい操作は、そのソフトの取扱説明書をご覧ください。KCNが提供するFAQやサポート窓口も利用すると安心です。
とれとれ塾:ホームページのURL(ドメイン)を変更する方法
概要
ドメインを変えるときは、順序よく進めると安全です。ここでは「新ドメイン取得」「新ドメインで公開」「旧サイトでリダイレクト設定」の3ステップで分かりやすく説明します。
ステップ1:新ドメインを取得する
信頼できるレジストラで希望のドメインを取得します。短く覚えやすい名前を選ぶと訪問者に親切です。取得後はDNS設定(ネームサーバー)を確認します。
ステップ2:新ドメインでホームページを公開する
新しいドメインにサイトをアップロードします。CMSを使う場合はサイトURLを新ドメインに変更してください。テスト環境で表示やリンクが正しいか必ず確認します。
ステップ3:旧ホームページでリダイレクト設定を行う
旧ドメインから新ドメインへ自動転送(リダイレクト)を設定します。Apacheの場合は.htaccessに次のように書きます:
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^old-example.com$ [NC]
RewriteRule ^(.*)$ https://new-example.com/$1 [R=301,L]
この設定で旧URLに来た訪問者が新URLへ自動で移動します。旧サイトのファイルは残しておく必要はありませんが、リダイレクト設定が有効な間はサーバーに残すと安心です。
動作確認と注意点
ブラウザで旧URLにアクセスし、新URLに正しく飛ぶか確認してください。検索エンジンのインデックス更新には時間がかかることがありますので、サイトマップを新しいドメインで送信すると早まります。
TMS Partners:ホームページ移転時のリダイレクトとは?
ホームページを移転すると、古いURLへアクセスした人や検索エンジンを新しい場所へ案内する必要があります。これがリダイレクトです。正しく設定すると訪問者の利便性を保ち、検索順位の影響を最小限にできます。
リダイレクトの種類
- 301(永久転送):ページを恒久的に移したときに使います。検索エンジンは新しいURLへ評価を引き継ぐことが多く、SEO上で推奨されます。
- 302(一時転送):一時的に別のページへ案内する場合に使います。恒久的な移転には向きません。
主な設定方法と具体例
- .htaccess(Apache)
- 301の簡単な例:
Redirect 301 /old-page.html https://example.com/new-page.html - ワイルドカード例:
RewriteEngine On
RewriteRule ^old/(.*)$ https://example.com/new/$1 [R=301,L] - metaリフレッシュ(HTML)
※検索エンジンの扱いがやや不利になることがあります。
- JavaScript
location.replace(“https://example.com/new-page.html”);
※JavaScript無効時は機能しません。
– PHP
- WordPressプラグイン
「Redirection」などを使い、ソース(古いURL)とターゲット(新しいURL)を登録します。管理画面で簡単に設定できます。
注意点(SEO観点)
- 恒久移転なら301を使い、評価の移行を期待します。短いリダイレクトチェーンを保ち、ループを避けてください。
- 設定後はcurlやブラウザでステータスを確認します。例:curl -I https://example.com/old-page.html でHTTP/1.1 301が返るか確認できます。
プロフューチャー:リダイレクトとは?種類や設定方法、htaccessファイルの書き方
リダイレクトとは
リダイレクトは訪問者や検索エンジンを別のURLに自動で送る仕組みです。ページ移転やURL整理の際に使います。ユーザーが迷わず目的のページにたどり着けるようにする役割があります。
主な種類(わかりやすく)
- 301(恒久的な移転): 元のURLは新しいURLに完全に移ったと伝えます。SEOへの影響を考えると基本はこちらを使います。
- 302(一時的な移転): 一時的に別の場所へ送る場合に使います。検索エンジンは元のURLを残す傾向があります。
- MetaリフレッシュやJavaScript: ページ内で遷移する方法です。簡単ですがSEOやユーザービリティで不利になりやすいです。
.htaccessでの基本的な書き方(Apache)
- シンプルなページ単位(恒久的):
Redirect 301 /old-page.html /new-page.html
- ドメイン全体を別ドメインへ移す(例):
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^old-example\.com$ [NC]
RewriteRule ^(.*)$ https://new-example.com/$1 [R=301,L]
- クエリ文字列を保持する場合はQSAを利用します。
CMS(例:WordPress)での簡単な方法
プラグイン(RedirectionやSEOプラグイン)を使うとGUIで設定できます。個別ページの移転や一括インポートも可能で、初心者に向いています。
注意点
- リダイレクトは無限ループを作らないよう注意してください。
- キャッシュやブラウザの挙動で切り替えが遅れることがあります。
- SEO面では301を適切に使い、古いURLからのリンク価値を引き継ぎましょう。
必要があれば具体的な.htaccessの例やWordPressでの手順を詳しくお作りします。
お名前.com:リダイレクトの設定方法は?ドメイン変更時のURL転送方法も
概要
ドメインを変更する際は、古いURLから新しいURLへ適切に転送(リダイレクト)することが重要です。特に検索順位を引き継ぐためには「301(恒久的)リダイレクト」を使います。
リダイレクトの種類
- サーバーサイド:Webサーバーで行う転送。301(恒久)や302(一時)があります。検索エンジンは301で評価を新URLへ移します。
- クライアントサイド:ブラウザ側でmetaタグやJavaScriptを使う方法。実装は簡単ですが、SEOの観点ではサーバー側を優先します。
具体的な設定例
PHP(301転送)の例:
<?php
header("HTTP/1.1 301 Moved Permanently");
header("Location: https://new-example.com" . $_SERVER['REQUEST_URI']);
exit;
?>
.htaccess(Apache)の例:
Redirect 301 /oldpage.html https://new-example.com/oldpage.html
お名前.comでの基本手順
- 会員ページにログインし、ドメイン一覧を開きます。
- 該当ドメインの「DNS/転送」や「URL転送」メニューを選びます。
- 転送先の新URLを入力し、転送タイプで『恒久(301)』を選びます。
- 保存して反映を待ちます(時間がかかることがあります)。
SEO上の注意点
- 旧URLと新URLの対応表を作ってから実施してください。内部リンクや外部リンクの修正も進めます。サーチコンソールで新ドメインを登録し、サイトマップを送信してください。転送後はブラウザやcurlで301が返るか確認します。












