はじめに
本書の目的
本ドキュメントは「webサイト 全ページ キャプチャ」に関する調査結果を分かりやすくまとめたガイドです。主に1ページ全体のスクリーンショット取得方法と、複数ページを一括でキャプチャする手法を扱います。ChromeやEdgeの開発者ツール、便利な拡張機能の使い方を具体的に示します。
対象読者
ウェブサイトの画面を丸ごと保存したい方、サイトの記録や検証を行う開発者・デザイナー・ブロガー・広報担当の方を想定しています。初心者の方でも手順どおり進めれば実行できるよう配慮しました。
本書の構成と使い方
第2章〜第7章で各手法を詳しく説明します。第2章はChromeの標準機能、3章はGoFullPageなど拡張機能の活用、4章はその他の拡張機能、5章はPC向けの実用メモ、6章は複数ページの一括取得、7章はサイトごと保存する方法、8章で用途別のまとめを掲載します。目的に応じて必要な章からお読みください。
注意点
著作権や個人情報には注意して保存してください。拡張機能は信頼できる提供元を選び、ブラウザの挙動や画質の違いに留意して進めてください。
Webページの全画面をスクリーンショットする方法【Chrome版】
概要
Google Chrome(やChromium系のEdge)で、表示中のWebページ全体を画像で保存する手順をわかりやすく説明します。デベロッパーツールの「Capture full size screenshot」を使う方法が基本です。
手順(Chromeのデベロッパーツールを使う)
- 対象ページを開きます。
- デベロッパーツールを起動します(WindowsはF12またはCtrl+Shift+I、MacはCmd+Opt+I)。
- コマンドパレットを表示します(WindowsはCtrl+Shift+P、MacはCmd+Shift+P)。
- 「Capture full size screenshot」と入力して実行します。ページ全体がPNGでダウンロードされます。
モバイル表示で撮る場合
- デベロッパーツールの左上にある「Toggle device toolbar(モバイル切替)」をクリック(Ctrl+Shift+M)。
- 表示サイズや機種を選びます。
- コマンドパレットから同じく「Capture full size screenshot」を実行します。画面幅を変えた状態で全体を保存できます。
Edgeでの代替方法
Edgeは「Web capture」機能が便利です。メニュー(三点)→「Web capture」→「Full page」を選べばページ全体をキャプチャできます。ショートカットはCtrl+Shift+Sです。
実用的な注意点
- 画像はPNGでダウンロードされます。保存先は通常ダウンロードフォルダです。
- ページ内の遅延読み込み画像は、先にスクロールして読み込ませると確実です。
- 長いページはファイルサイズが大きくなるので、必要に応じてトリミングしてください。
GoFullPage活用ガイド 一瞬でフルページスクリーンショット
概要
GoFullPageはChromeやFirefoxで使える拡張機能です。特別な設定は不要で、ツールバーのアイコンをクリックすると自動でページをスクロールして全体をキャプチャします。画像(PNGなど)やPDFで保存でき、簡単なトリミングや注釈も可能です。複数サイトの同時キャプチャ機能もあり、効率よく作業できます。
インストールと有効化
- ブラウザの拡張機能ストアで「GoFullPage」を検索します。
- 「拡張機能を追加」をクリックしてインストールします。
- インストール後、ツールバーにアイコンが表示されたら有効です。必要ならピン留めしてください。
使い方(基本)
- スクリーンショットしたいページを開きます。
- ツールバーのGoFullPageアイコンをクリックします。
- 自動でページ全体をスクロールし、キャプチャが完了すると編集画面や保存メニューが表示されます。操作はほとんどワンクリックです。
保存形式と編集
- 画像(PNGなど)やPDFで保存できます。
- 保存前に不要部分をトリミングしたり、簡単な注釈を付けられます。細かい編集が必要な場合は専用ソフトに渡すと便利です。
複数ページの同時キャプチャ
一部のバージョンでは複数タブや複数URLを順にキャプチャする機能があります。リスト化して一括で処理すると効率的です。大量に保存する際は保存先のフォルダをあらかじめ整理してください。
トラブルシューティング
- 長いページで失敗する場合は、ページをリロードして再実行します。
- 動的に読み込むコンテンツ(無限スクロール等)は正しくキャプチャできないことがあります。その場合は手動でスクロールして読み込みを完了させてから実行してください。
注意点
- 著作権やプライバシーに配慮して使用してください。
- 大きなページを高解像度で保存するとファイルサイズが大きくなります。保存形式や解像度を調整すると扱いやすくなります。
Chromeの拡張機能を使用してWebページのスクリーンショット
なぜ拡張機能を使うか
拡張機能はChromeに追加する小さなアプリです。全画面をワンクリックで撮れるものが多く、ブラウザだけで完結します。手軽さが特長です。
主な拡張機能と特徴
- GoFullPage:操作が簡単でワンクリックでフルページを保存します。画面の自動スクロールでつなげる方式です。
- FireShot:保存形式が豊富で、編集や注釈の機能があります。複数ページをまとめてキャプチャする機能も持ちます。
- Full Page Screen Capture:軽量で日本語表示にも対応。シンプルにフルページを画像化します。
インストールと基本操作
- Chromeウェブストアで拡張機能を検索し、「Chromeに追加」をクリックします。2. 追加後、ツールバーのアイコンをクリックします。3. 「フルページをキャプチャ」などのボタンを選ぶと自動でスクロールして保存します。
FireShotで複数ページを一括取得
FireShotは複数タブやリンク先を順に開いて一括取得するオプションがあります。設定で対象URLリストを指定すると、まとめてPDFや画像で保存できます。大量のページをまとめて保存したいときに便利です。
保存形式と編集
ほとんどの拡張機能はPNG、JPEG、PDFで保存できます。FireShotはキャプチャ後にトリミングや注釈を付けられるので、ブログ用の画像作成に向きます。
注意点とコツ
- 動的に読み込むページ(無限スクロール等)は一部欠けることがあります。その場合は手動でスクロールしてから実行してください。- 機密情報を含むページは保存前に不要な部分を消すなど配慮してください。
PCでフルページのスクリーンショットを撮る方法|KT備忘録
概要
ChromeやFirefoxの開発者ツールを使えば、表示領域だけでなくページ全体を一枚の画像で保存できます。ここでは簡潔に手順と注意点をまとめます。初心者の方でも試しやすい内容です。
Chrome(手順)
- 対象ページを開く。
- F12キー、またはWindowsならCtrl+Shift+I、MacならCmd+Option+Iで開発者ツールを起動します。
- コマンドパレットを開く(Windows: Ctrl+Shift+P、Mac: Cmd+Shift+P)。
- 「Capture full size screenshot」と入力して実行します。
- 自動でページ全体がPNGでダウンロードされます(保存先は通常ダウンロードフォルダ)。
Firefox(簡易手順)
- アドレスバー右の「ページ操作(…)」をクリックします。
- 「Take a Screenshot(スクリーンショットを撮る)」を選び、「Save full page」を選択すると保存できます。
コツと注意点
- 固定ヘッダーやフッターが重なる場合は、開発者ツールで要素を一時的に非表示にすると綺麗に撮れます。
- 非表示にしたい要素はElementsパネルでdisplay:noneを設定します。
- 長いページは大きな画像になるため、必要ならトリミングしてください。
この方法は追加のツールを入れずに手早く全画面を取得できます。操作に不安があれば、気軽にご質問ください。
ウェブサイトの複数ページのスクリーンショットを一括で取得する
概要
FireShot拡張機能の「URLのリストをキャプチャ」を使えば、複数のページをまとめて撮影できます。1つずつ開いて保存する手間が省け、時間を節約できます。
必要なもの
- ChromeまたはFirefoxにFireShotをインストール
- キャプチャしたいURLを改行で並べたリスト
手順(簡潔)
- FireShotをブラウザにインストールして有効にします。
- 拡張機能アイコンをクリックしてメニューを開き、「URLのリストをキャプチャ(Capture list of URLs)」を選択します。
- テキスト欄にキャプチャしたいURLを1行ずつ貼り付けます。
- キャプチャ方式(フルページ/表示部分)と出力形式(PDF/PNG/JPEG)を選びます。
- 保存先やファイル名の設定を確認して「開始」を押します。
注意点とコツ
- ログインが必要なページは、事前にログイン状態を作っておいてください。
- 一度に大量のURLを処理すると失敗しやすいので、100件程度ごとに分けると安定します。
- ページ読み込みが遅い場合は「Delay(遅延)」を設定すると白地のキャプチャを防げます。
トラブルシューティング
- 空白やエラーが出る:遅延時間を長めに設定し、拡張機能とブラウザを再起動してください。
- 認証ページが保存されない:先にブラウザでログインし、同じプロファイルで実行してください。
ワンポイント
出力は一括でZIPやPDFにまとめられることが多いので、保存後に一覧で確認すると管理しやすくなります。
ホームページのスクリーンショット撮影とまるごと保存の方法
概要
Microsoft Edgeの「ウェブキャプチャ」を使うと、表示中のページを部分的に、またはページ全体として簡単に撮影できます。操作は直感的で、撮った画像をそのまま保存やコピーできます。
操作手順(簡潔)
- 右クリックして「ウェブキャプチャ」を選ぶか、キーボードでCtrl+Shift+Sを押します。
- マウスで範囲をドラッグして選択するか、表示されるメニューで「ページ全体をキャプチャ」を選びます。
- キャプチャ後に表示されるプレビューで、必要なら注釈(描き込み)を加えます。
- 「コピー」や「保存」を選んで、クリップボードに貼り付けるかPNG形式で保存します。
注釈と使い方の例
長い記事を保存したいときは「ページ全体をキャプチャ」を選ぶと便利です。簡単なメモや矢印を付けて、社内共有や資料作成に使えます。
保存時の注意点
- 保存は画像(PNG)形式が一般的です。
- テキストの再利用が必要なら、キャプチャ後にOCRツールで読み取る方法を検討してください。
ブログ用まとめ(詳細版)
検索ニーズの整理
「webサイト 全ページ キャプチャ」は主に2つの目的に分かれます。1) 1ページの全体を画像化したい、2) サイト内の複数ページを一括で取得したい。多くは1)に注目し、2)は限定的に紹介されています。
代表的な方法(簡単な手順付き)
- ブラウザ(Chrome/Edge)の開発者ツール:ページを開き、表示サイズを調整して「フルサイズのスクリーンショット」機能で保存します。拡張は不要で手早く済みます。
- 拡張機能(例:GoFullPage, Fireshot):ワンクリックで縦長の画像やPDFにできます。広告や動的要素がある場合は一時的に非表示にすると好結果です。
- 一括取得(複数ページ):サイト全体を保存したいときは、サイトクローラーやヘッドレスブラウザ(Puppeteerなど)を使うと、URLリストを元に自動で順次キャプチャできます。簡単な代替はサイト保存ツール(例:HTTrack)です。
比較と推奨
- 単発で見栄え重視:拡張機能や開発者ツールを推奨します。
- 大量のページを定期取得:自動化ツールやスクリプトで効率化してください。
実務上の注意点
著作権や利用規約に配慮し、スクレイピングが禁止されるサイトには注意してください。また、大量取得はサーバー負荷を招くため間隔を空けるなどマナーを守りましょう。












