webサイト運営に必須!使いやすいチェックシートの作り方

目次

はじめに

目的

このガイドは、Webサイトの品質を安定して保つためのチェックシート作成を支援します。ページ種別ごとに必要な確認項目を整理し、公開前チェックと運用中チェックの2種類を用意する方法を提案します。現場で使いやすい実務的な視点でまとめています。

このガイドの特徴

  • ページ種別(トップページ、商品ページ、お問い合わせページ、記事ページなど)ごとに項目を分ける
  • 公開前チェック:表示やリンク、入力フォーム、ブラウザ動作などを重点確認
  • 運用中チェック:更新頻度や計測、SEO、セキュリティの定期確認
  • エクセルやスプレッドシートで運用しやすいフォーマット例を紹介します

想定読者

  • Web担当者、制作会社、品質管理者、サイト運用を始めたばかりの方

使い方の流れ(簡単)

  1. サイトのページ種別を洗い出す(例:トップ/一覧/詳細/問い合わせ)
  2. 各種別に必要なチェック項目を作る(例:リンク切れ、表示崩れ、本文誤字、メタ情報)
  3. 公開前チェックと運用中チェックを分け、誰がいつ行うかを決める
  4. 実際の運用で改善し、項目を見直す

次章では、基本構成の考え方をわかりやすく解説します。

基本構成の考え方

ウェブサイトやフォームのチェックリストを作るときは、何を確認すべきかを分かりやすく整理することが大切です。ここでは項目の分け方と判定方法、記録欄の作り方を具体例つきで説明します。

1. 大きなカテゴリを決める

  • 内容:見出し、本文、画像の有無や誤字・表記揺れ
  • デザイン/表示:レイアウト、レスポンシブ、フォントサイズ
  • フォーム動作:必須項目、送信後の挙動、バリデーション
  • SEO・メタ情報:タイトル、メタディスクリプション、構造化データ
  • セキュリティ:HTTPS、入力内容のサニタイズ
  • 分析タグ・計測:タグ設置の有無、イベント計測の動作

各カテゴリは担当者が見て直感的に分かるように短い名前にします。カテゴリごとに優先度もつけると進行管理が楽になります。

2. 項目は「はい/いいえ」で判定できる形にする

  • 設問は具体的にします(例:タイトルは32文字前後か? → はい/いいえ)
  • 挙動は観察できる事実で書きます(例:フォーム送信後にサンクスページが表示されるか?)
  • 自動チェックが可能なものは条件式を添えると効率化できます(例:画像alt属性が空でない)

3. チェック結果+メモ欄を入れる

  • 基本列:項目、判定(はい/いいえ)、優先度
  • メモ列:修正内容、担当者、期限、完了日
  • 例:タイトル文字数 → いいえ → 修正: 28文字に短縮/担当: 山田/期限: 5/10

この構成にすれば、誰が見ても判断しやすく、対応の優先順位や進捗が明確になります。

具体的なチェック項目例

この章では、公開前後に手早く確認できる具体的なチェック項目を項目ごとにまとめました。項目ごとに誰が何をすればよいかを意識して点検してください。

表示・動作

  • 主要ブラウザ・スマホでレイアウト崩れがないか
  • Chrome、Firefox、Edge、Safari と iOS/Android で表示を確認。画面幅を変えて崩れや重なりをチェックします。
  • 404ページ、内部リンク切れがないか
  • サイト内を巡回してリンク切れを確認。重要ページは手動で、全体はリンクチェッカーで確認します。

コンテンツ

  • 誤字脱字、古い情報(価格・日付など)がないか
  • 別の目で校正し、価格や掲載日を最新に更新します。
  • 画像のaltテキストが適切か
  • 画像が伝えたい内容を短く記述し、装飾画像は空にするなど用途を分けます。

フォーム・機能

  • 必須項目のバリデーションが正しく動くか
  • 空入力・不正な形式で送信してエラーメッセージが出るか確認します。
  • 送信後メール(自動返信・通知)が正しく届くか
  • テスト送信して受信箱・迷惑メールも含め確認します。

SEO・計測

  • title/meta description/OGPが設定されているか
  • 各ページで適切に設定されているか確認します。
  • アナリティクス・タグマネージャーが正しく発火しているか
  • イベントやページビューが計測されているか実際に確認します。

セキュリティ

  • 常時SSL化(http→httpsリダイレクト)ができているか
  • 全ページがHTTPSで表示されるか確認します。
  • 管理画面URLや初期ID・パスワードが放置されていないか
  • 管理者アカウントのID名・パスワードを変更し、アクセス制限を設定します。

エクセルやスプレッドシートでのフォーマット例

基本の列構成

  • No:番号で管理します。
  • カテゴリ:デザイン、コンテンツ、機能、SEO、法務などに分けます。
  • 項目名:チェックする具体項目です(例:トップ画像の有無)。
  • チェック内容:はい/いいえ/対象外の選択式にします。
  • 担当:担当者名または部署を記載します。
  • 期限:YYYY/MM/DD形式で入力します。
  • メモ:補足や対応履歴を記録します。

行に入れる具体例(サイト種別別)

  • コーポレート:会社概要掲載、代表挨拶の有無、プライバシーポリシー
  • EC:商品ページの価格表示、在庫表示、決済テスト
  • BtoBリード獲得:お問い合わせフォームの必須項目、資料ダウンロード動作
    各サイト種別で行を増やし、実際のチェック項目を一つずつ入れます。

シート分けと管理方法

  • サイト種別ごとに別シートを作成します。たとえば「コーポレート」「EC」「BtoB」。
  • マスターシートを作って全体の進捗を集約すると見やすくなります。
  • シート名にバージョンや日付を入れると履歴管理が楽です。

便利な設定例(簡単な工夫)

  • ドロップダウンで「はい/いいえ/対象外」を固定して入力ミスを防ぎます。
  • 色付けで「未対応=赤、対応中=黄色、完了=緑」にして視認性を上げます。
  • 担当者セルにメールリンクを入れると連絡が早くなります。

テンプレートの運用ポイント

  • 最初に代表的なチェック項目を入れてから、プロジェクトごとに追加してください。
  • 定期的に項目を見直し、不要な行は非表示かアーカイブします。
  • 共有権限は編集者と閲覧者で分け、誤操作を防ぎます。

すぐ使えるキーワード例

はじめに短く目的を書いてから検索すると、欲しいチェックシートにたどり着きやすくなります。以下は用途別に使えるキーワード例と検索のコツです。

  • 基本キーワード
  • Webサイト 公開前 チェックリスト
  • Webサイト 品質管理 チェックシート
  • 公開前 最終チェック リスト

  • 目的別キーワード(具体例)

  • SEO対策: SEO チェックリスト Webサイト
  • モバイル対応: モバイル表示 チェックシート
  • アクセシビリティ: アクセシビリティ チェックリスト WCAG
  • セキュリティ: Webサイト セキュリティ チェックリスト
  • BtoB向け: BtoBサイト チェックリスト PDF

  • フォーマットや用途を絞る語

  • エクセル, スプレッドシート, PDF, テンプレート, サンプル, 無料
  • 例: BtoBサイト チェックリスト PDF テンプレート

  • 対象や役割を追加して絞り込む

  • コーポレートサイト, ECサイト, ランディングページ, 管理画面
  • 制作チーム用, 運用担当者向け, QA向け
  • 例: ECサイト 公開前 チェックリスト 運用担当者向け

検索のコツ
– 用途が決まっていれば、その用途をキーワードに足すと目的に近いチェックシートが見つかります。
– ファイル形式で探すときは「PDF」「Excel」「スプレッドシート」を入れてください。
– 複数の語を組み合わせて検索範囲を絞ると、すぐに使えるテンプレートにたどり着きやすくなります。

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