初心者向け完全ガイド|ホームページの作り方とワードプレス活用法

目次

はじめに

WordPressでホームページを作ろうと考えたとき、「何から手をつければいいかわからない」「途中でつまずきそうで不安……」という声をよく聞きます。本書は、そうした初心者の方に向けて、レンタルサーバー契約からドメイン取得、WordPressのインストール、テーマ設定、コンテンツ作成、初期設定、公開までの7つのステップを分かりやすく解説します。

対象となる方

  • ホームページを初めて作る方
  • 自分で更新できるサイトを持ちたい個人・小規模事業者
  • 難しい専門用語をなるべく避けて手順だけ知りたい方

この章で得られること

  • 本書の全体像と各章の役割が分かります
  • 取り組む前に用意しておくとよいものが分かります

読み方のポイント

各章は手順ごとに分かれています。まずは第2章の「7つの基本ステップ」を順に読み、実際に手を動かしながら進めると学びが速くなります。途中で不明点が出たら、第4章の操作例や第5章のQ&Aを参照してください。

このガイドを読み終える頃には、基本的なホームページを自分で立ち上げ、公開するための道筋が見えるはずです。どうぞ気軽に読み進めてください。

WordPressでホームページを作るための7つの基本ステップ

ホームページ制作は順を追えば迷いません。ここでは初心者向けに、7つの基本ステップをわかりやすく解説します。

ステップ1: レンタルサーバーを契約する

安定した表示のためにサーバーを用意します。例として、初心者向けのプランを選ぶと管理が楽です。独自SSL対応を確認してください。

ステップ2: ドメインを取得する

サイトの住所となるドメインを取得します。企業名やサービス名が分かりやすいものを選ぶと訪問者に覚えてもらいやすいです。

ステップ3: WordPressをインストールする

多くのサーバーはワンクリックインストールを提供します。手順に沿って管理者アカウントを作成してください。

ステップ4: WordPressテーマを設定する

見た目を決めるテーマを選びます。無料・有料がありますが、レスポンシブ(スマホ対応)を優先すると安心です。

ステップ5: デザインやコンテンツを作成する

トップページ、会社概要、問い合わせなど基本のページを作ります。文章は短く、写真は適切なサイズで配置してください。

ステップ6: WordPressの初期設定を行う

パーマリンク、サイトタイトル、バックアップ設定、セキュリティプラグインなどを整えます。更新通知をオンにしましょう。

ステップ7: ホームページをWeb上に公開する

動作確認をしてから公開ボタンを押します。公開後も定期的にコンテンツを更新し、アクセス状況を確認してください。

WordPressホームページ制作のポイントとコツ

はじめに

WordPressは初心者にも扱いやすく、工夫次第で見やすく使いやすいサイトが作れます。ここでは制作時に押さえておきたい具体的なポイントを分かりやすく紹介します。

デザインのポイント

  • テーマはまず「見やすさ」を基準に選びます。スマホ表示(レスポンシブ)対応のものを選んでください。
  • 色はコントラストを保ち、文字は読みやすいサイズにします。見出しを明確にして情報を整理しましょう。

コンテンツと構造

  • ページ構成はトップ→サービス(または商品)→会社情報→お問い合わせが基本です。
  • 見出しを段階的に使い、1つの段落で伝えることを絞ります。画像は容量を軽くし、代替テキスト(alt)を入れてください。

SEOの基本(やさしい実践)

  • タイトルや見出しに狙うキーワードを入れます。長すぎるタイトルは避けましょう。
  • 内部リンクを増やしてサイト内を回遊しやすくします。メタ説明(抜粋)は短く要点を書いてください。

プラグインの選び方

  • 必要な機能だけを入れ、数は絞ります。例:問い合わせフォーム、画像遅延読み込み、キャッシュ機能など。
  • 導入前に評価や更新状況を確認し、公式からのダウンロードを優先します。

セキュリティとバックアップ

  • 管理者アカウントは推測されにくい名前と強いパスワードにします。
  • 定期的にバックアップを取り、SSLを有効にして通信を保護してください。

運用のコツ

  • 定期的に記事や情報を更新すると訪問者が増えます。変更時はテスト環境で確認すると安全です。
  • 作業をメモに残し、更新手順を簡単にまとめておくと次回が楽になります。

実際の操作例:初心者がつまずきやすいポイント

サーバー・ドメインの同時取得

サーバーの申し込み時にドメイン取得やWordPress自動インストールを同時に行うと手続きが楽です。例:コアサーバーや他社レンタルサーバーで「申し込み時にドメインを追加」「WordPressを自動インストール」を選びます。

初期設定での落とし穴

  • SSL(https)を有効にし忘れるとブラウザ警告が出ます。申し込み後すぐに有効化してください。
  • パーマリンク設定は「投稿名」などに変更するとURLがわかりやすくなります。

テーマ選びとカスタマイズ

テーマは見た目と機能の両方を確認します。無料テーマでも事足りますが、デモを見てスマホ表示が崩れないか確認しましょう。Elementorなどのページビルダーを使えば、ドラッグでプロっぽいレイアウトを作れます。

プラグインの注意点

  • プラグインを入れすぎると動作が遅くなります。必要なものだけ入れて有効化します。
  • 競合で画面が崩れたら、プラグインを一つずつ停止して原因を探します。

画像・速度・バックアップ

画像はアップロード前に軽く圧縮します。キャッシュプラグインを入れると表示速度が改善します。定期的にバックアップを取り、万が一に備えます。

SEOとコンテンツ作成

キーワードを意識して見出しや本文に自然に入れます。All in One SEOなどのプラグインを使うと、meta設定やサイトマップ作成が簡単です。

最初にやるチェックリスト

  1. SSL有効化 2. パーマリンク設定 3. テーマのスマホ確認 4. 必要なプラグインのみ導入 5. 画像最適化 6. バックアップ設定 7. サイトマップ送信

上の項目を順に確認すれば、初心者がつまずきやすいポイントを大きく減らせます。

よくある質問と注意点

よくある質問(FAQ)

  • 費用はどれくらいかかりますか?
  • 主にサーバーとドメインの維持費がかかります。共有サーバーなら月額数百〜千円程度、ドメインは年額千円前後が一般的です。テーマやプラグインは無料のものが多いですが、有料のものを使うと別途費用が発生します。

  • 専門知識がなくても作れますか?

  • はい。管理画面は直感的で、公式ドキュメントや動画解説が豊富です。操作で迷ったら検索や公式のヘルプを参考にしてください。

  • セキュリティ対策やバックアップはどうすればいいですか?

  • プラグインで対応できます。例として、バックアップはUpdraftPlus、セキュリティはWordfenceやSiteGuardなどが使われます。定期的な自動バックアップと、更新前の手動バックアップをおすすめします。

注意点(制作・運用時のポイント)

  • 更新で不具合が出ることがある
  • WordPress本体やプラグインの更新で表示が崩れる場合があります。更新前にバックアップを取り、問題が出たら復元できるようにしておきましょう。

  • プラグインは必要最小限にする

  • 多すぎるとサイトが重くなったり、互換性トラブルの原因になります。公式評価や更新履歴を確認して選んでください。

  • テーマの選び方

  • レスポンシブ(スマホ対応)で、定期的に更新されているものを選ぶと安心です。デモ機能で見た目を確認しましょう。

  • 管理体制を整える

  • 強いパスワードを使い、管理者アカウントを必要最低限にしてください。可能ならSSL(https)を導入し、通信を保護しましょう。

  • トラブル時の対応フロー

  • 1) バックアップを確認、2) 問題を再現、3) 最近の更新を見直す、4) ホスティング会社やプラグインのサポートに相談する、という順で進めると対応しやすいです。

初心者でも安心して始められる一方で、運用には定期的なメンテナンスが必要です。まずは小さく始めて、慣れたら機能やデザインを追加していくと負担が少なくなります。

おすすめの追加機能・カスタマイズ例

検索機能の強化

専用プラグインを使うと、キーワード一致だけでなく絞り込み(カテゴリ・価格・タグ)や候補表示が可能です。例:全文検索やファセット検索を導入すれば、ポータルや物件サイトの利便性が大きく向上します。

スマホ対応(レスポンシブ)

多くのテーマはレスポンシブ対応済みですが、プレビューで各画面幅を確認してください。ボタンや文字サイズが小さすぎないか、タップしやすい間隔かを重視します。

アクセス解析

Google Analytics(GA4)を導入すると、訪問数や流入経路が分かります。プラグインで簡単に設定でき、目標(お問い合わせや購入)の計測もできます。

お問い合わせフォーム

Contact Form 7やWPFormsで設置可能です。スパム対策にreCAPTCHAや確認ページを付け、メールが届かない場合の対処も準備しましょう。

SNS連携とメタ情報

OGPやTwitterカードを設定すると、SNSでの見え方が良くなります。自動で画像や説明が設定できるプラグインが便利です。

高速化・キャッシュ

キャッシュプラグイン、画像圧縮、不要なプラグインの整理で表示速度を上げます。モバイル表示の高速化は検索にも有利です。

セキュリティとバックアップ

SSL化、ログイン保護、定期バックアップは必須です。万一に備え、更新前にバックアップを取る習慣をつけましょう。

カスタム投稿とフィールド

商品や実績、スタッフ紹介などはカスタム投稿で管理すると運用が楽になります。表示項目はフィールドで柔軟に追加できます。

地図・予約・決済

店舗情報は地図埋め込み、予約機能や決済は専用プラグインで対応します。導入前に手数料や運用方法を確認してください。

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