初心者も安心!web録画の基本と応用活用法を詳しく解説

目次

はじめに

本書の目的

このドキュメントは「web録画」に関する基本から実践までをわかりやすくまとめたガイドです。Webブラウザ上の操作や動画、オンライン会議の録画方法を具体的に紹介し、目的別のツール選びや設定のポイントまで解説します。

想定する読者

初心者から中級者までを想定します。普段パソコンで画面操作をしている方、授業や操作説明を録画したい方、プレゼンやマニュアル用の動画を作りたい方に役立ちます。専門知識は不要です。

本書で学べること

  • Web画面の録画でできることと活用例(教材作成、操作手順の共有など)
  • Windows・Macそれぞれの録画手順と注意点
  • ブラウザの拡張機能を使った手軽な録画方法
  • 録画時の設定のコツやトラブル対処

読み方の案内

章ごとに目的別の手順とおすすめツールを示します。まず第2章で基本概念を押さえ、第3章・第4章でOS別の具体的手順を順に確認してください。すぐに実践したい場合は、お使いの環境に対応する章から読み始めると便利です。

web録画とは?何ができるのか

概要

Web録画とは、ブラウザで表示している画面やWeb上の動画、Web会議などをPCやスマホで動画として保存することです。操作手順や講義、配信の一部を残すなど、用途は幅広いです。

録画できる具体例

  • YouTubeやVimeoなどの配信動画の一時保存(個人利用の範囲で)
  • Zoom・Teamsなどのオンライン会議や授業
  • Web上での操作手順(画面操作を説明するチュートリアル)
  • オンラインセミナーやウェビナーの記録

録画方法の種類と特徴

  • OS標準機能:WindowsのゲームバーやMacのスクリーン収録。簡単に使え、手軽に始められます。
  • 専用ソフト:高画質や編集機能が欲しいときに向きます。音声ミキシングやトリミングが可能です。
  • ブラウザ拡張やWebサービス:インストール不要で手軽。ただし機能や保存先が制限される場合があります。

録画前の基本チェックとコツ

  • マイクやスピーカーの音量を確認します。ノイズを減らすために通知をオフにします。
  • 録画範囲をあらかじめ指定し、テスト録画で音声と画質を確認します。
  • ファイルサイズに注意し、必要に応じて解像度やフレームレートを下げます。

著作権とマナー

著作権で保護されたコンテンツは私的利用の範囲に留めてください。配信者や参加者の許可が必要な場合があります。録画後の配布は慎重に行いましょう。

WindowsでWeb画面を録画する方法

準備

まずWindows 10/11で録画できるか確認します。最新のOS更新と十分な空き容量があると安心です。マイクを使う場合は接続とミュート設定を確認してください。

Xbox Game Barで録画する手順(主にアプリ単位)

  1. 録画したいブラウザやアプリを前面に表示します。
  2. Windowsキー+GでXbox Game Barを起動します。
  3. キャプチャウィンドウの「録画開始」ボタンを押すか、ショートカット Windowsキー+Alt+Rで録画を始めます。
  4. 録画中は同じショートカットで停止できます。マイクのオン/オフも切り替え可能です。

Snipping Toolで画面の一部を録画する(Windows 11)

  1. Snipping Toolを開き、「ビデオ」モードを選びます。
  2. 「新規作成」で録画範囲をドラッグして指定します。
  3. 録画を開始・停止して保存します。部分的な操作や解説動画に便利です。

録画ファイルの保存先と形式

録画は通常「ビデオ」フォルダ内の「Captures」などに自動保存され、MP4形式で出力されます。保存先は設定で確認・変更できます。

注意点とコツ

  • DRM保護された動画は録画できない場合があります。
  • 高画質で録るとファイルサイズが大きくなります。必要に応じて解像度を下げてください。
  • 録画前に不要なアプリを閉じると動作が安定します。

MacでWeb画面を録画する方法

概要

Mac標準のQuickTime Playerで、画面全体または範囲指定の録画が簡単にできます。マイク音声は同時に録れますが、内部(システム)音声だけを単独で録ることはできません。操作は直感的で、録画後に軽い編集も可能です。

QuickTimeでの基本手順

  1. QuickTime Playerを起動し、メニューから「ファイル」→「新規画面収録」を選びます。
  2. 録画ウィンドウの横にある下向き矢印で、マイクやクリック表示の設定をします。
  3. 録画ボタンを押し、全画面で録る場合は画面をクリック、範囲指定する場合はドラッグして範囲を決めてから録画を開始します。
  4. 録画を止めるときはメニューバーの停止ボタンをクリックします。

マイク音声と内部音声について

QuickTimeはマイク入力を直接録音できますが、ブラウザやアプリの内部再生音だけを単独で拾う機能は備わっていません。内部音だけを録りたいときは、別途「仮想オーディオドライバ」を導入する方法があります(例:BlackHoleなど)。ただし導入には少し設定が必要です。

録画後の編集

録画が終わるとQuickTimeで再生できます。不要な部分は「編集」→「トリム」で始点・終点を切り取れます。保存は「ファイル」→「書き出す」から解像度を選んで行います。

注意点とちょっとしたコツ

  • 初回はシステム環境設定の「セキュリティとプライバシー」→「画面収録」「マイク」でQuickTimeの許可が必要です。
  • 録画前に短いテスト録画をして音量や範囲を確認してください。
  • 内部音を同時に録りたいときは、仮想オーディオドライバを使うか、別の録音方法を検討してください。

ブラウザ拡張機能でWeb画面を録画する

概要

ブラウザ拡張機能は、Chromeなどのブラウザ内で手軽にWeb画面を録画できるツールです。タブ単位で録画できるため、Webサービスの操作説明やマニュアル動画作成に便利です。代表的な例にScreencastifyやLoom、Nimbusなどがあります。

主な特徴と使いどころ

  • タブ録画:特定のウェブページだけを撮りたいときに便利です。例:操作デモ、バグ報告。
  • カメラ・マイク同時録画:解説動画で顔や音声を付けることができます。
  • 編集・共有機能:簡単なトリミングやリンク共有がすぐできます。

使い方の基本(簡単な手順)

  1. ブラウザの拡張機能ストアで追加し、ツールのアイコンをクリックします。
  2. 録画範囲を選びます(タブ/画面全体/カメラのみ)。マイクやカメラの許可を求められたら承認します。
  3. 録画ボタンを押して操作を始めます。終了後、停止ボタンで録画を保存します。
  4. 必要に応じてトリミングやタイトル付けを行い、ダウンロードや共有リンクを発行します。

長所と短所

  • 長所:インストールが簡単で手早く録画・共有できます。ブラウザに特化しているので設定が少なく済みます。
  • 短所:無料プランは録画時間や機能に制限がある場合があります。また、機密情報を誤って録画すると問題になります。

注意点とトラブル対策

  • プライバシー:パスワード欄や個人情報は録らないよう注意し、必要なら編集でモザイク処理します。
  • 音声が入らない:マイク設定やブラウザの権限を確認してください。
  • 録画範囲のミス:タブ録画と全画面録画を間違えないでください。うまくいかない場合は一度拡張機能を再起動またはブラウザを更新してください。

拡張機能は操作説明を素早く作るのにとても便利です。用途や公開方法に合わせてツールと設定を選んでください。

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