初心者必見!Webサイトで使える素材の選び方完全ガイド

目次

はじめに

概要

本記事は、Webサイト制作で使う「素材」についてわかりやすく解説します。素材とは写真、イラスト、アイコン、フォント、動画などのことです。これらを上手に使うと、サイトの見た目や使いやすさがぐっと良くなります。

この記事の目的

素材の役割や探し方、選び方を具体例を交えて説明します。おすすめの配布サイトや利用時の注意点も紹介し、実務で役立つポイントをまとめます。

対象読者

  • Webデザイナーや制作担当者
  • 小規模事業者や個人でサイトを作る方
  • 素材選びに悩んでいる方

本記事の構成

第2章から第6章で、素材の役割、探し方・選び方、おすすめサイト、利用ルール、トレンドを順に解説します。各章では具体例と実践的なコツを丁寧に説明します。

読み方のポイント

まず目次で自分に必要な章を確認してください。すぐ使える実践的なヒントを中心に書いていますので、制作の途中で参照しながら進めると効率的です。

Webサイト制作における素材の役割

素材は「見た目」だけでなく伝える道具です

写真やイラスト、アイコンなどは単にデザインを飾るだけでなく、情報を分かりやすく伝える道具です。たとえば商品ページでは写真で質感を伝え、サービス紹介ではイラストで流れを示すと理解が早まります。

ユーザーの注意を引き、行動につなげる

魅力的なビジュアルは滞在時間を延ばし、行動(問い合わせ、購入)を促します。トップの大きな写真(ヒーロー画像)や目立つアイコンは視線を導き、重要な情報へと誘導します。

ブランドイメージを形作る

素材はブランドの印象を左右します。温かみのある手描きイラストは親しみやすさを、シャープな写真はプロフェッショナルさを演出します。統一した色調やタッチで一貫性を保つと信頼感が増します。

種類ごとの得意分野

  • 写真:現実感や信頼感を出しやすい。商品や施工例の提示に向きます。
  • イラスト:独自性や親しみやすさを出しやすい。複雑な情報を図解するときに便利です。
  • アイコン:短いメッセージを瞬時に伝える。ナビゲーションや機能説明に適しています。

実務的な視点

素材は軽さや読み込み速度にも関わります。適切な形式とサイズで配置すると表示が速く、離脱を防げます。また、代替テキストを付けるとアクセシビリティも向上します。

Webサイト素材の探し方・選び方

1. まず目的と役割をはっきりさせる

どの場所で使うか(トップのヒーロー画像、サムネイル、アイコン、背景など)を決めます。例:ヒーロー画像は高解像度で視線を引く写真やイラスト、アイコンは単純で視認性の高いSVGが向きます。

2. 検索のコツと便利なサービス

  • キーワードは具体的に(例:「コーヒー 手元 暖かい雰囲気」)。
  • O-DANのような複数サイト一括検索を使うと時短になります。
  • 色や構図で絞り込めるフィルタを活用してください。

3. 選ぶポイント

  • デザインの統一:色味、光の方向、テイスト(写実・フラット)を合わせます。
  • 解像度とアスペクト比:表示サイズに十分な解像度を選び、トリミングしやすいものにします。
  • ファイル形式:写真はJPEG/WebP、ロゴやアイコンはSVGやPNGを優先します。

4. ライセンスと権利の確認

商用利用の可否、帰属表示の必要性、改変の可否を必ず確認します。人物が写っている場合は肖像権やモデルリリース、商標が写り込んでいないかもチェックしてください。

5. 実際に試す

ダウンロード前に仮組みで実際のレイアウトに当てて確認します。色味を補正したり、ファイルサイズを最適化(WebPや圧縮)して読み込みを速くしましょう。

6. 自分で用意するかの判断

ブランド性を強めたい、独自性が必要なら自撮影やイラスト発注を検討します。一般的な用途なら素材サイトで十分です。

おすすめの素材配布サイト

写真・動画

  • Pixabay:写真・イラスト・動画・音楽を一括で探せます。商用利用可でクレジット不要の素材が多く、汎用性が高いです。
  • Unsplash:高解像度でおしゃれな写真が豊富です。商用利用可で、背景画像やビジュアル重視のページに向きます。
  • PAKUTASO:日本の風景や人物写真が充実します。日本語で探しやすく、サイトの雰囲気に合う写真を見つけやすいです。

イラスト・アイコン

  • イラストAC:日本語のイラスト素材が豊富で、業種別に探せます。会員登録が必要な場合があるため事前に確認してください。
  • いらすとや:やわらかいタッチのイラストが多く、親しみやすい表現に便利です。利用規約に従って使います。
  • Flaticon / Freepik:アイコンやベクター素材が豊富です。無料利用はクレジット表記が必要な場合があります。
  • Font Awesome:Webサイト用のアイコンフォント。手軽にアイコンを表示できます。

音楽・効果音

  • DOVA-SYNDROME、効果音ラボ:商用利用できる音素材が多く、動画やアニメーションに向きます。
  • Pixabay(音楽):フリーのBGM・効果音もあります。

検索を助けるツール

  • O-DAN:複数の海外フリー素材サイトを一括検索できます。日本語キーワードに対応しているので時短になります。

使い方のヒント

  • 目的(商用・非商用・印刷など)に応じてカテゴリを決め、複数サイトを比較してください。
  • ダウンロード前に必ずライセンスを確認し、クレジットや改変の可否を確認します。
  • 同じ素材でもサイズや形式が異なるため、最適な解像度・ファイル形式を選んで使うと表示がきれいになります。

各サイトは特徴が違いますので、用途に合わせて使い分けると効率よく素材が見つかります。

素材利用時の注意点

商用利用と著作権の確認

Webサイトで使う素材は、まず商用利用の可否と著作権を確認します。企業サイトや広告で使う場合は「商用可」かどうかを必ず見ます。例:フリー素材でもクレジットが必要な場合や、利用を禁止するケースがあります。

利用規約でチェックするポイント

利用規約の中で特に見る項目は以下です。
– 商用利用の可否
– クレジット表記の有無
– 再配布や販売の可否
– 二次加工の許可範囲
具体例を挙げると、写真を切り抜いて商品画像に使う場合、加工が許されているか確認します。

素材の加工・再配布の注意

素材を加工すると著作権者の権利が残ることがあります。編集しても再配布禁止のものは公開できません。素材を組み合わせて配布物を作るときは、各素材の条件を個別に満たす必要があります。

複数素材を組み合わせるときの配慮

色味やテイストを揃えて統一感を出します。無料素材と有料素材を混ぜる際はライセンスの違いに注意してください。視覚的な調和を保ちつつ、法的条件も満たしましょう。

実務での手順例

  1. 素材のライセンスページをスクリーンショットで保存
  2. 利用範囲を社内で共有
  3. 公開前に最終確認を行う
    このように手順を決めておくとトラブルを防げます。

Webサイトで人気・トレンドの素材

現在の主なトレンド

  • 線画イラスト(ラインアート): フラット/ミニマルなサイトに馴染みます。例: サービス説明の図解やアイコン代わりに使うと情報がすっきり見えます。
  • シンプルなアイコン: 塗りつぶしより線のみのアイコンが好まれます。SVGで実装すると拡大縮小に強いです。
  • 手描き風イラスト: 温かみや親しみを出したいブランドで人気です。スタッフ紹介やブログの挿絵に向きます。
  • ソフトなグラデーションとオーガニックな形: 平坦すぎない背景やヒーローイメージに使われます。
  • マイクロアニメーション: ボタンやローディング時の小さな動きで注目を集めます。過度に使わないのがコツです。

トレンドを使うときのポイント

  • ターゲットとブランドを最優先に選んでください。若年層向けなら遊び心、B2Bなら落ち着いた線画が合います。
  • 一貫したテイストに揃えてください。複数の流行を混ぜると散らかった印象になります。
  • アクセシビリティを意識してください。色だけで情報を伝えない、代替テキストを設定するなどが必要です。
  • パフォーマンスを考えて素材を最適化してください。SVGは軽く、写真はWebPや圧縮で配信します。

実例と使いどころ

  • ランディングページ: 大きなシンプルイラスト+短いアニメで導線を作ります。
  • コラム・ブログ: 手描き風イラストで親近感を出します。
  • ダッシュボード: 明快な線画アイコンで操作を分かりやすくします。

トレンドは流行と同時に陳腐化します。流行を取り入れつつ、ブランドの核をぶれさせないことが重要です。

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