初心者必見!サーチコンソールでサイト追加をわかりやすく解説

目次

はじめに

目的

本ドキュメントは、Google Search Consoleにウェブサイトを新規登録・追加する手順を、初心者向けに分かりやすく説明します。アカウント作成からプロパティ追加、所有権確認、サイトマップ送信まで、一連の流れを順を追って解説します。

対象読者

・これからウェブサイトを検索エンジンに登録したい方
・Shopifyなどのサービスでサイト運営している方
・技術的な知識が少ない方でも理解できる説明を求める方

この章での内容

まず全体の流れと各章の役割を簡単に説明します。以降の章で具体的な操作手順や注意点、Shopifyでのコード埋め込み方法を丁寧に解説します。実際の操作画面に沿って進めれば、短時間で設定を完了できます。

進め方のコツ

作業前にGoogleアカウントとサイトの管理アクセスを準備してください。メモを取りながら進めると、後で見直すときに役立ちます。問題が出た場合は、次の章のトラブル対処を参照してください。

Google Search Consoleのアカウント作成とプロパティ追加

アカウント作成の前に

Google Search Console(以下GSC)は無料で使えます。始める前に、サイトの管理者が使うGoogleアカウント(Gmailなど)を用意してください。ご要望によっては、Google以外のID(FacebookやMicrosoft)も利用できる場合があります。

アカウント作成手順

  1. GSCの公式ページにアクセスします。2. 「ログイン」または「今すぐ開始」を選び、用意したアカウントでサインインします。3. 利用規約に同意すればアカウントが作成されます。

具体例: Gmailでサインインする場合、メールアドレスとパスワードを入力してログインします。操作は数分で終わります。

プロパティの追加方法

  1. ログイン後、画面上部の「プロパティを検索」または左上のPropertyフィールドを確認します。2. 既にプロパティがある場合は「プロパティを検索」から「プロパティを追加」を選びます。3. 新規追加では、サイトURLを入力する画面が出ます(詳細は第3章)。

具体例: https://example.com のサイトを追加する場合は、正確なURLを入力します。

注意点とトラブル対処

  • 使用するアカウントはサイトの所有者または管理者のものにしてください。後で権限を共有できます。- 表示が見つからない場合は画面を更新するか、左上メニューを探してください。- プロパティ追加後は所有権の確認が必要です(第4章で説明)。

プロパティタイプの選択とサイトURLの入力

2つのプロパティタイプの違い

Google Search Consoleでは、サイトを追加するときに「ドメイン」と「URLプレフィックス」のどちらかを選びます。

  • ドメイン方式: ルートドメインだけを入力します(例: example.com)。https:// や www は含めません。ドメイン全体(全てのサブドメインとプロトコル)を一括で管理できます。
  • URLプレフィックス方式: 完全なURLを入力します(例: https://example.com または https://www.example.com)。その指定したURL配下のみが対象になります。

入力の具体例

  • ドメイン方式: example.com
  • URLプレフィックス方式: https://example.com
    別々のものとして扱われるため、両方を登録する場合はそれぞれ追加してください。

どちらを選ぶべきか

  • サイト全体を一度に管理したいならドメイン方式を選びます。サブドメインや http/https をまとめてカバーします。
  • 特定のプロトコルやフォルダだけを管理したい場合はURLプレフィックス方式が適します。たとえば https 化した後のサイトやテスト環境のみを登録するときです。

実際の入力手順

  1. Search Consoleで『プロパティを追加』をクリックします。
  2. 希望する方式を選びます(ドメインまたはURLプレフィックス)。
  3. 指示に従いサイトのURLを入力します。
  4. 「続行」をクリックして次の所有権確認へ進みます。

次の章では、選んだ方式ごとの所有権確認方法をわかりやすく説明します。

サイト所有権の確認方法

サイトをSearch Consoleに登録するには、所有権の確認が必要です。主な方法と簡単な手順、注意点を分かりやすく説明します。

1. HTMLファイルのアップロード

  1. Search Consoleで指示されたHTMLファイルをダウンロードします。
  2. サイトのルート(例: public_html)にアップロードします。
  3. 指定のURLにアクセスして確認できればボタンを押します。

長所: 確実で分かりやすい。短所: サーバーやFTPの操作が必要です。

2. メタタグの追加(推奨)

  1. Search Consoleに表示されたタグをコピーします。
  2. サイトの内に貼り付けます(CMSならテーマのヘッダー編集)。
  3. 保存して、Search Consoleで確認ボタンを押します。

例: WordPressは外観→テーマエディター、Shopifyはテーマのヘッダー編集で対応できます。

3. Googleアナリティクス/タグマネージャーを使う

  1. サイトにすでに正しいアナリティクス(UA/GA4)やタグマネージャーが設置されている必要があります。
  2. Search Consoleでそのアカウントを選んで確認します。

注意: 管理権限が必要です。アカウントが別の人のものだと使えません。

4. DNSレコードでの確認

  1. ドメイン管理サービスで指定のTXTレコードを追加します。
  2. 反映を待って、Search Consoleで確認します。

長所: サブドメインをまとめて確認できる。短所: 反映に時間がかかることがあります。

トラブル対策とポイント

  • コピー貼り付けのミスがよくあります。余分な空白やタグの欠けに注意してください。
  • キャッシュやCDNで反映が遅れることがあります。時間を置いて再確認してください。
  • プロパティの種類(ドメインプロパティとURLプレフィックス)を間違えると確認に失敗します。URLは正確に入力してください。

おすすめはメタタグの方法です。操作が分かりやすく、Most CMSで対応できるため手早く確認できます。

Shopifyサイトでのコード埋め込み手順

前提

Shopifyで運営している前提で、テーマの複製とバックアップを必ず行います。変更前に元に戻せるようにしておくと安心です。

XO Insertアプリを使った手順(推奨)

  1. Shopify管理画面で「Apps」→「XO Insert」を検索してインストールします。必要な権限を許可してください。
  2. アプリを開き「Add new code」をクリックします。
  3. 新しいコードに分かりやすい名前(例:「GSC verification」)を付けます。
  4. 「Code in the header」欄に、Google Search Consoleで取得した確認用のmetaタグまたはスニペットを貼り付けます。
  5. 適用範囲(全ページなど)を選び、保存します。
  6. ブラウザでサイトのソース(右クリック→ページのソースを表示)を開き、内にコードが反映されているか確認します。反映されていればSearch Consoleで所有権確認を実行します。

手動でテーマに埋め込む方法(代替)

  1. Shopify管理画面→「Online Store」→「Themes」→対象テーマの「Actions」→「Duplicate」でコピー作成。
  2. コピーの「Actions」→「Edit code」を開き、layout/theme.liquid(またはヘッダーを含むファイル)を編集。
  3. タグの直前に、Googleのmetaタグを貼り付けて保存します。

注意点とよくあるトラブル

  • 同じ確認タグを複数置かないでください。重複で問題になることがあります。
  • キャッシュやCDNが反映を遅らせる場合があります。数分〜数時間待って再確認してください。
  • アプリの設定でヘッダーに反映されない場合は、権限や適用範囲を確認します。

問題が続く場合は、テーマのバックアップから復元するか、Shopifyサポートに相談してください。

所有権確認の完了とサイトマップ送信

所有権確認の完了手順

  1. コード埋め込みが終わったらGoogle Search Console(GSC)に戻り、該当プロパティを開きます。画面右上の「確認」ボタンを押します。\
  2. 所有権が証明されると「所有権が確認されました」などの成功メッセージが表示されます。表示が出たら完了です。\
  3. もし確認に失敗した場合は、以下を確認してください。\
  4. コードを正しい場所(Shopifyならテーマのheadタグ内)に貼り付けたか。\
  5. 反映に時間がかかる場合があるため、数分〜数時間待ってから再試行する。\
  6. キャッシュやCDNの影響で古いページが表示されることがあるので、ブラウザのキャッシュをクリアするか、プライベートウィンドウで確認する。\
  7. 別の確認方法(HTMLファイル・DNSレコード・Google Analyticsなど)も試す。\

サイトマップの送信手順

  1. GSCの左メニューから「サイトマップ(Sitemaps)」を選びます。\
  2. “新しいサイトマップの追加”欄にXMLサイトマップのURLを入力します。一般的な例は次の通りです:\
  3. https://your-domain.com/sitemap.xml\
  4. Shopifyでは https://your-domain.com/sitemap_index.xml がよく使われます。\
  5. 「送信」ボタンを押します。送信後に「送信が成功しました」や「受信済み」のメッセージが表示されます。\

送信後に確認すべきこと

  • カバレッジ(インデックス状況)レポートでクロールとインデックスの状況を確認します。エラーや警告が出たら、該当URLを確認して修正します。\
  • 重要なページはGSCの「URL検査」機能でインデックスをリクエストすると、より早く反映されることがあります。\
  • サイトを更新した際はサイトマップを再送信するか、GSCで再クロールを依頼してください。\

補足のヒント

  • サイトマップ送信は登録の最後のステップです。これにより検索エンジンがサイト構造を把握しやすくなります。\
  • 登録完了後もインデックスやパフォーマンスの確認を定期的に行ってください。

他の検索エンジンへの登録について

はじめに

Google以外にも、Bing(Microsoft)やYandexなどへ登録するとアクセス増加につながります。特に海外やロシア圏を狙う場合に有効です。

主な検索エンジンと特徴

  • Bing: 登録はBing Webmaster Toolsで行います。Googleと似た流れで、比較的処理が速いです。
  • Yandex: サイト検証やインデックスの反映に時間がかかり、サイトマップの処理に1〜2週間かかることがあります。

登録の基本手順(どの検索エンジンも共通)

  1. アカウント作成
  2. サイトをプロパティとして追加
  3. 所有権の確認(HTMLファイル・metaタグ・DNSなど)
  4. サイトマップを送信

Yandex特有のポイント

  • 所有権確認はGoogleと同様の方法で可能です。HTMLファイルを使うと確実です。
  • インデックスされるまで時間がかかるため、更新の反映を待つ期間を見込んでください。

注意点

  • 同じサイトを複数の検索エンジンで管理すると、分析や対応が増えますが、重要な流入源を逃さずに済みます。
  • 国や言語ターゲティングがある場合は、各ツールの設定を確認してください。
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