はじめに
本調査は「ホームページのピン留め」に関する使い方と注意点を分かりやすくまとめたガイドです。主にWindowsのスタートメニューやタスクバー、そして主要ブラウザ(Microsoft Edge・Google Chrome)でよく使うホームページを手早く開けるように固定する方法を扱います。
目的
- 毎回同じサイトを探す手間を減らす
 - 作業効率を上げるための簡単な設定方法を紹介する
 
対象読者
- パソコン初心者の方から中級者まで幅広く対応します。専門用語は最小限にし、具体的な操作手順を丁寧に説明します。
 
本書の構成と使い方
- 第2章〜第6章で主要なピン留め手順を順に解説します。第7章ではメリットと注意点をまとめ、第8章はその他のブラウザやツールの情報を扱います。最後に第9章で簡潔におすすめを示します。
 - 各章は操作手順とポイントを分かりやすく示しています。画面の表示やバージョン差で手順が若干異なる場合がありますが、基本的な流れは共通です。まずは第2章から順にご覧ください。
 
ホームページをピン留めするとは?
概要
ホームページをピン留めするとは、よく使うウェブサイトをWindowsのスタートメニューやタスクバー、あるいはブラウザ内に固定し、ワンクリックで開けるようにする操作です。毎回URLを入力したりブックマークを探す手間を省けます。
どこにピン留めできるか
- スタートメニュー:アプリやサイトをタイルとして表示します。すぐに見つけやすくなります。
 - タスクバー:画面下に常に置けるので、どのウィンドウからでもワンクリックで開けます。
 - ブラウザのタブやショートカット:ブラウザ起動時に自動で開く設定や、固定タブとして残すことができます。
 
利点(具体例を含む)
- 時短:業務で毎日使う社内サイトやメールをワンクリックで開けます。
 - 見つけやすさ:複数のブラウザやウインドウを開いていても、タスクバーから直接アクセスできます。
 - 整理整頓:よく使うページをまとめておくと、作業の切り替えがスムーズになります。
 
簡単な注意点
- ピン留め先を増やしすぎると逆に探しにくくなることがあります。用途ごとに厳選すると便利です。
 - 公共の端末では個人情報やログイン状態に注意してピン留めを行ってください。
 
Microsoft Edgeでのピン留め方法
Microsoft Edgeでは、ホームページを「アプリとしてインストール」すると、タスクバーにピン留めできます。以下は分かりやすい手順と補足です。
手順
- ピン留めしたいホームページをEdgeで開きます(例:よく使うニュースサイトや業務用ページ)。
 - 右上の「…」メニューをクリックします。
 - 「アプリ」→「このサイトをアプリとしてインストール」を選択します。
 - 名前を確認または変更して「インストール」をクリックします。
 - 表示されるダイアログで「タスクバーにピン留めする」にチェックを入れ、許可します。
 - 通知が表示されたら「はい」を選ぶと、タスクバーにアイコンが追加されます。
 
この状態で、そのアイコンをクリックすると、独立したウィンドウ(ブラウザのツールバーなし)でサイトが開きます。デスクトップにショートカットが作成される場合もあります。
補足と操作例
- 後からピン留めしたい場合は、インストール後にタスクバーのアイコンを右クリックして「タスクバーにピン留めする」を選べます。
 - アプリの管理やアンインストールは、Edgeの「設定」→「アプリ」→「インストールされたサイト」から行えます。
 
トラブルシューティング
- メニューに「アプリ」が見当たらない場合は、Edgeを最新に更新してください。\n- 一部のサイトや社内ポリシーではインストールが制限されていることがあります。その場合は管理者に相談してください。
 
Google Chromeでのピン留め方法
概要
Google Chromeでは、ホームページをデスクトップに「ショートカット」として作成し、そこからスタートメニューやタスクバーにピン留めできます。ワンクリックで特定のページを開けるので、よく使うサイトに便利です。
手順(わかりやすく順を追って)
- ピン留めしたいホームページをChromeで開きます。
 - 右上の「︙」メニューをクリックします。
 - 「キャスト、保存、共有」→「ショートカットを作成」を選びます。※表示が異なる場合は「その他のツール」→「ショートカットを作成」を探してください。
 - 名前を必要に応じて編集し、「作成」をクリックします。ここで「ウィンドウとして開く」などのチェックがあれば、別ウィンドウで起動する設定にできます。
 - デスクトップにショートカットが作成されます。
 - 作成したショートカットを右クリックし、「スタートにピン留めする」を選びます。これでスタートメニューから起動できます。
 - タスクバーにピン留めする場合は、ショートカットをタスクバーへドラッグ&ドロップします。右クリックで「タスクバーにピン留めする」が出る場合は、そちらを選んでも構いません。
 
ワンポイントアドバイス
- 名前は短めにしておくとスタートメニューで見つけやすいです。
 - ショートカットを削除するとスタートやタスクバーのピン留めも外れるため、間違えて消さないようご注意ください。
 - ブラウザのバージョンやOSによって表示やメニュー名が多少異なる場合があります。表示が見つからないときはメニュー内をゆっくり確認してください。
 
Edgeでタブをピン留めする方法
概要
Microsoft Edgeでは、よく使うタブを左端に固定して小さく表示できる「ピン留め」機能があります。作業中に誤って閉じにくく、見つけやすくなります。
手順(簡単)
- ピン留めしたいタブを右クリックします。
 - 表示されるメニューから「タブのピン留め」を選びます。
 - タブが左端に移動し、サイトのアイコン(ファビコン)だけで表示されます。
 
ピン留めを解除する方法
- ピン留めされたタブを右クリックして「タブのピン留めを解除」を選びます。
 - タブを閉じる(×をクリック)とピンが外れます。
 
使い方のヒント
- よく使うメールやチャット、カレンダーをピン留めすると切替が早くなります。
 - ピン留めしたタブはドラッグで並べ替えできます。
 - 多くのタブをピン留めすると表示が小さくなるので、必要なものだけに絞ると見やすくなります。
 
必要であれば、画像付きの手順や動画リンクの案内も作成します。ご希望があれば教えてください。
Windows 11でのスタートメニュー・タスクバーへのピン留め
Windows 11では、ブラウザで作成したウェブサイトのショートカットをスタートメニューやタスクバーに簡単にピン留めできます。よく使うサイトを手早く開けるようにしておくと便利です。
Edgeでの手順
- ピン留めしたいページをEdgeで開きます。
 - 右上の「…」メニューをクリックします。
 - 「その他ツール」→「スタート画面にピン留めする」または「タスクバーにピン留めする」を選びます。
 - 表示される確認で「ピン留め」をクリックすると完了です。
 
Chromeでの手順
- ピン留めしたいページをChromeで開きます。
 - 右上の「…」→「その他のツール」→「ショートカットを作成」を選びます。
 - デスクトップにショートカットが作られます(「ウィンドウとして開く」を選ぶとアプリ風に開けます)。
 - 作成したデスクトップショートカットを右クリックし、表示されるメニューから「スタートにピン留めする」または「タスクバーにピン留めする」を選びます。
 
※Windows 11の簡易メニューでは直接項目が見つからない場合があります。そのときは「その他のオプションを表示」をクリックすると従来のメニューが表示され、ピン留め項目が出ます。
デスクトップからのドラッグ操作(簡単な方法)
- タスクバーへはデスクトップのショートカットをドラッグ&ドロップするとピン留めできます。
 - スタートに確実に追加したい場合は、ショートカットをエクスプローラーで「%appdata%\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs」に移す方法もあります(初心者は右クリックメニューでのピン留めが簡単です)。
 
ピン留めの解除と整理
- スタートやタスクバーのアイコンを右クリックして「ピン留めを外す」を選べば解除できます。
 - スタートのピンはドラッグで位置を入れ替えたり、まとめて整理できます。
 
以上の手順で、よく使うサイトをWindows 11のスタートやタスクバーからすばやく開けるようになります。
ピン留めのメリットと注意点
メリット
- すぐにアクセスできる:よく使うサイトやサービスをピン留めすると、ブラウザ起動や検索をせずにワンクリックで開けます。たとえば、メールや社内ツール、天気予報など毎朝見るページの時間を短縮できます。
 - 作業効率の向上:同じサイトを何度も開く作業が減るため、無駄な操作が減って集中しやすくなります。
 - 視認性が高い:タスクバーやスタートメニューに常駐するので、画面上で目に入りやすく、忘れにくくなります。
 
注意点
- Chromeでは「アプリとしての独立ウィンドウ」にならないことが多い:Chromeのピン留めはショートカット扱いになる場合があり、通常のタブと同じウィンドウ内で開くことがあります。操作感が変わる点を理解してください。
 - Edgeの「アプリとしてインストール」は一部サイトで動作しない場合がある:サイト側が対応していないと期待通りに動かないことがあります。動作しない時は従来のブックマークやショートカットを使ってください。
 - 整理が必要:ピン留めを増やしすぎると逆に探しにくくなります。定期的に見直して不要なものは外しましょう。
 - セキュリティと信頼性:不明なサイトをピン留めすると誤クリックのリスクがあります。信頼できるサイトだけを登録してください。
 
対策とコツ
- 独立ウィンドウがほしい場合は、サイトがPWA(プログレッシブウェブアプリ)に対応しているか確認し、対応していれば“アプリとしてインストール”を試してください。
 - 名前を分かりやすく変える、アイコンで分類するなど工夫すると探しやすくなります。
 - 定期的に整理して、使用頻度の低いピンは外す習慣をつけましょう。
 
その他のブラウザやツールでのピン留め
はじめに
ブラウザ以外にも「ピン留め」機能を持つサービスは多いです。ここでは代表例と使い方、注意点をやさしく説明します。
Firefoxのトップサイトにピン留め
Firefoxの新しいタブ画面には「トップサイト」があります。サイトのサムネイルを右クリックして「固定」を選ぶと常に表示されます。頻繁に訪れるページを整理するのに便利です。
チャットツール(Teams/Slack)のピン留め
メッセージを長押し(または右クリック)して「ピン留め」を選びます。重要な情報をチャットルームの上部に残せるため、あとで探しやすくなります。チャンネルごとに管理される点に注意してください。
Google広告の「ピン留め」(違いの説明)
広告の「ピン留め」は広告要素の表示位置を固定する機能です。ウェブページを目に見える場所に固定するブラウザのピン留めとは目的が異なります。
その他のツールとヒント
ブックマークバーや拡張機能、モバイルのホーム画面追加も実質的なピン留めです。用途に合わせて使い分けると利便性が上がります。
まとめとおすすめ
ここまでで紹介した「ホームページのピン留め」は、日常のPC作業を確実に効率化します。よく使うサイトをワンクリックで開けるようにすると、検索やブックマーク探しの手間が減り、作業の流れが途切れにくくなります。
おすすめの使い方:
– 頻繁にアクセスするサイトはタスクバーかスタートメニューにピン留めしてください。仕事のツールや管理画面は特に効果的です。
– ブラウザ内では、Edgeのタブピン留めやChromeのショートカット作成を活用すると素早く開けます。
– ピン留めを整理する習慣を作ってください。使わないものは外すと見やすくなります。
注意点:セキュリティやプライバシーに関わるサイトは、共有PCでのピン留めを避けるか、サインアウトした状態にしておきましょう。
まずは3~5個のサイトから試して、便利さを実感してみてください。慣れればPCでの作業がずっと快適になります。


	









