kindle unlimitedの便利な使い方とコンテンツ管理完全ガイド

目次

はじめに

本書の目的

本書はKindle Unlimitedのコンテンツ管理について、日常的に役立つ操作や設定をやさしく解説します。基本的な使い方からライブラリ管理、返却や再ダウンロード、家族共有のルール設定まで幅広く扱います。

想定読者

KindleやKindleアプリを使っている方、初めてKindle Unlimitedを利用する方、家族で端末や本を共有したい方を想定しています。専門知識は不要です。

本書の構成と読み方

各章は操作手順と設定の説明、画面や状況ごとの具体例を中心にまとめています。まず第2章で登録と基本操作を確認し、必要な章を順に読むか、目的に応じて参照してください。

注意点

説明は一般的な環境を前提にしています。端末やアプリのバージョンで表示や操作が異なる場合がありますので、その際は画面の案内に従ってください。

Kindle Unlimitedの基本的な使い方と登録

登録の前に準備すること

Amazonアカウントと決済情報(クレジットカードや携帯決済)があれば登録できます。アカウントを持っていない場合は、先に作成してください。登録自体は数分で終わります。

登録手順(スマホ・PC共通)

  1. AmazonのKindle Unlimitedページに移動します。
  2. 「30日間の無料体験を始める」などのボタンを押します。
  3. ログインして支払い方法を確認し、申し込みを完了します。
    申し込み後すぐに読み放題の本を利用できます。

無料体験のポイント

無料期間中に解約すれば料金は発生しません。期間終了後は自動更新されますので、続けない場合は解約手続きを忘れないでください。

対応端末とアクセス方法

スマートフォンアプリ、タブレット、PCのブラウザ、Kindle端末で利用できます。アプリからは検索・ダウンロード・オフライン読書が可能です。

ジャンルと検索のコツ

マンガ、ビジネス書、小説など幅広いジャンルがあります。タイトルや著者名だけでなくジャンルやキーワードで絞り込むと目的の本を見つけやすいです。

注意点

一度に借りられる冊数に制限があります(プランにより異なります)。人気作品は貸し出し中の場合があるので、読みたい本は早めにチェックしてください。

ライブラリ管理と本の借り方

同時に借りられる冊数

Kindle Unlimitedでは最大20冊まで同時に借りられます。複数端末で同じアカウントを使っていても合計は20冊です。新しく借りるときはこの上限に注意してください。

本の借り方(簡単3ステップ)

  1. 読みたい本を選びます。ジャンルや検索で見つけてください。
  2. 本の詳細ページで「無料で読む」または「読み放題で読む」をタップします。例:小説を選んで「読み放題で読む」を押すと、その本が自動でライブラリに入ります。
  3. ダウンロード後、端末やアプリで読むことができます。購入ボタンは有料なので、押さないよう注意してください。

ライブラリ画面の見方

ライブラリには借りている本が一覧表示されます。表紙やタイトルで探せますし、並べ替えや検索機能で素早く見つけられます。オフラインで読むためにはダウンロードを確認してください。

20冊の上限に達したときの対処

上限に達すると新しく借りられません。借りたい本があるときは、まず不要な本を返却してください。返却はライブラリ一覧から対象の本を選び「ライブラリから削除」や「返却」をタップします。返却後、すぐに新しい本を借りられます。

注意点

  • 家族でアカウントを共有すると上限に気づきにくくなります。必要な本だけを借りる習慣をつけると便利です。
  • 誤って購入ボタンを押すと有料になります。表示をよく確認してください。

本の返却と再ダウンロード

本の返却方法

  • Kindleアプリまたは端末の「ライブラリ」を開きます。返却したい本を長押し(またはメニューアイコンをタップ)します。
  • 表示されるメニューから「本の利用を終了」または「本を返却」を選びます。これで返却が完了します。

再ダウンロード(借り直し)の方法

  • 会員であれば返却した本は何度でも借り直せます。再度ダウンロードするにはライブラリやKindle Unlimitedのページで対象の本を見つけ、「読み放題で読む」や「再ダウンロード」をタップします。
  • オフラインで読みたい場合は、ダウンロードが終わるまでWi‑Fiなどに接続してください。

注意点

  • 同時に借りられる冊数の制限があります。上限に達していると新しく借りられないので、不要な本は先に返却してください。
  • 返却すると端末からデータは消えますが、購入済みの本は再ダウンロードできます。
  • 家族共有している場合、共有設定により見え方が変わることがあります。

ライブラリ整理のコツ

  • 読み終わった本はすぐ返却すると検索が楽になります。
  • よく読む本はコレクションにまとめ、借りた本だけ別のコレクションに分けると管理しやすいです。

Kindleアプリの操作方法

ホーム画面

アプリを開くとおすすめ本や最近読んだ本が並びます。画面上部の検索バーでタイトルや作者名、キーワードを入力して新刊や気になる本を探せます。気になる本はワンタップでサンプルを読むか、ライブラリに追加できます。

読書操作

ページめくりは画面の左右をタップするか、軽くスワイプします。読書中に画面上部や下部をタップするとメニューが表示され、フォントサイズや背景色(白/セピア/黒)を変更できます。フォントや行間を調整すると読みやすさが向上します。

ブックマーク・メモ・ハイライト

ページ右上や文字選択でブックマークを付けられます。文章を長押しして範囲を選ぶとハイライトやメモが可能です。メモやハイライトはあとでマイノートやライブラリで一覧できます。

辞書・Wikipedia・共有

単語を長押しすると辞書が表示され、必要に応じてWikipediaやウェブ検索に切り替えられます。気に入った一節は共有ボタンからSNSやメッセージで送れます。

ちょっとしたコツ

外出先はダウンロードしておくと安心です。複数端末で続きを読むときは、位置情報(同期)をONにしてください。

コンテンツと端末の管理

1. 「コンテンツと端末の管理」ページへのアクセス方法

  • ブラウザでAmazonにサインインし、アカウントサービスから「コンテンツと端末の管理」を選びます。

2. 端末からの削除(ダウンロードの取り除き)

  • 表示された一覧から該当の本を選びます。
  • 「端末から削除」や「デバイスから削除」の選択肢で、選んだ端末上のデータを消せます。これは端末内のファイルを消す操作で、アカウント自体には本が残ります。
  • 操作後もクラウド(アカウント)の一覧には表示され、必要なら再ダウンロードできます。

3. 購入履歴の非表示(アーカイブ)について

  • 購入済みの本は一覧から「非表示」や「アーカイブ」に移せます。見えなくなりますが、完全に消えるわけではありません。
  • 非表示にした本は同じアカウントでサインインしていれば再表示や再ダウンロードが可能です。

4. 端末間の同期と再ダウンロード

  • Kindle端末やアプリはクラウドと同期します。端末から削除しても、他の端末でダウンロードすれば再びその端末に表示されます。
  • 誤って削除した場合は、クラウドから再ダウンロードして復元できます。

5. 完全削除の可否と注意点

  • 購入した書籍は原則アカウントに残ります。完全に消したい場合はAmazonのカスタマーサポートに相談してください。
  • 個人がアップロードしたドキュメントは、アカウント管理画面で完全削除できる場合があります。
  • 削除操作は端末上でのデータ消去を目的とするため、購入やライセンスの扱いに影響しない点に注意してください。

プライバシー保護:コレクション機能

役割とメリット

コレクションは本をフォルダのようにまとめる機能です。ジャンル別だけでなく「見られたくない本」用に分けると、ライブラリで目立たなくできます。整理が進むと探しやすくなり、共有時の見せ方もコントロールしやすくなります。

コレクションの作り方(Kindle端末)

  1. ホーム画面で「メニュー」→「コレクションを作成」を選びます。
  2. 名前を入力して保存します。
  3. 追加したい本を選び「追加」をタップします。

コレクションの作り方(Kindleアプリ)

ライブラリ→「コレクション」タブ→「+」で作成します。端末と同様に本を追加できます。

見られたくない本を目立たなくするコツ

  • わかりにくい名前を付ける(例:日付や記号)
  • 表示順をカスタムにして非表示に近い位置に置く
  • 本を端末から削除してクラウドに残すと端末上では見えにくくなります

注意点(重要)

コレクションは表示を整理する機能であり、パスワードでの保護機能ではありません。アカウントにログインできる人はクラウドやコレクションを見られます。完全な非表示や第三者からの保護が必要なら別アカウントや端末のロックを検討してください。

おすすめの運用

定期的に整理して名前付けルールを決めると管理しやすくなります。家族と共有する場合は、どの本を見せたくないか事前に話し合うとトラブルを避けられます。

家族プロフィール機能

概要

Amazon Kids(旧:FreeTime)を使うと、保護者が閲覧可能な本を選んで子ども用の制限付きプロフィールを作成できます。自分専用プロフィールでは全ての本を表示し、子ども用では見せたい本だけを表示します。家庭内で端末を共用する際に便利です。

作成と設定の手順(簡単)

  1. Amazonアカウントで「アカウントサービス」→「Amazon Kids」を開きます。
  2. 「プロフィールを追加」を選択して名前と年齢を入力します。
  3. 表示させたい本やカテゴリを選びます(例:絵本、学習本)。
  4. 保護者のPINを設定して変更をロックします。

本の表示制限の例

  • お子さま用:絵本と小学生向けの学習本のみ表示
  • 自分用:小説や大人向けの参考書を全て表示
    選択はタイトル単位でもカテゴリ単位でもできます。

プロフィールの切り替え

端末のトップメニューからプロフィールをタップして切り替えます。切替は即時反映しますので、家族で端末を共有するときに便利です。

利用のコツと注意点

  • 子どもに見せたい本は事前にコレクションにまとめておくと切替が楽になります。
  • 購入済みの本でも表示設定により隠せます。プライバシーを保ちたいときに便利です。
  • 保護者PINを忘れると設定変更が難しくなるため、控えておいてください。

必要があれば、画面ごとの詳しい手順やよくあるトラブル対処もお作りします。

Kindle端末の機能制限

概要

Kindle端末の「機能制限」では、ストアやクラウドなど特定の機能へのアクセスを制限できます。家族と端末を共有するときに、ダウンロード履歴や購入情報を見られたくない場合に便利です。

設定の場所と手順

  1. ホーム画面で「設定」→「端末オプション」→「機能制限」を開きます。
  2. 制限を有効にしてパスワードを設定します。
  3. オフにできる主な項目は「ストア」「クラウド」「ウェブブラウザ」などです。

具体的な効果と注意点

  • 「ストア」をオフにすると、端末から直接書籍を購入できなくなります。
  • 「クラウド」をオフにすると、クラウド上の購入履歴やダウンロードが表示されなくなります。家族に届いた購入履歴を見られたくないときに有効です。
  • 制限をかけると一部の機能が使えなくなり、自分でも操作が必要になる場合があります。パスワードを忘れると解除が難しいので注意してください。

家族と子どもが使う場合は「ストア」をオフにして誤購入を防ぎます。大人同士で共有する場合は「クラウド」をオフにして閲覧履歴を隠すと安心です。

設定を戻す方法

設定画面でパスワードを入力して各項目をオンに戻します。変更はすぐ反映されます。

おすすめ機能の管理

おすすめ機能の仕組み

Kindle UnlimitedやAmazonのおすすめは、閲覧履歴や購入履歴、読書傾向をもとに自動で作られます。Kindle端末で読んだ履歴は完全に消せないため、その影響でおすすめが残ることがあります。

「おすすめ商品を正確にする」機能の役割

Kindle以外で購入した書籍や閲覧履歴は、「おすすめ商品を正確にする」機能で見直せます。具体的には、特定の商品をおすすめの元データから除外したり、興味がないとしてマークしたりできます。これにより表示されるおすすめをある程度コントロールできます。

設定の簡単な手順(例)

  1. Amazonのアカウントサービスにアクセスします。
  2. 「おすすめの管理」や「おすすめ商品を正確にする」メニューを探します。
  3. 表示されたリストから、除外したい商品を選び「おすすめから除外」や「興味がない」と設定します。
    スマホアプリでも同様の操作が可能です。

表示を減らす工夫

  • 閲覧履歴や購入履歴から該当アイテムを削除します。
  • 家族で共有している場合は、個別プロファイルを作ると影響を分けられます。
  • 新しい興味を積極的に検索・購読すると、徐々におすすめが変わります。

注意点

おすすめは即時に消えるとは限りません。しばらく様子を見てください。Kindle端末での読書履歴は完全削除できないことがある点にご注意ください。

気になるおすすめが続く場合は、アカウントのおすすめ設定を定期的に見直すことをおすすめします。

家族共有時のルール設定

家族でKindleやアカウントを共有する場合は、プライバシーを守るために明確なルールを決めることが大切です。ここでは実践しやすいルールと具体的な工夫を紹介します。

端末を分けることが一番安全

  • 親用と子供用で端末を分けると閲覧履歴やおすすめが混ざりません。
  • 例:子供は子供用端末で学習や児童書のみを閲覧、親は別端末で雑誌や大人向けを読む。

共有アカウント時の基本ルール

  • 読み終わった本はライブラリから削除する(誰かに見られたくない場合)。
  • 履歴やしおり、ハイライトを勝手に見ない。見る必要があるときは事前に承諾を取る。
  • 子どもが使う時間帯やジャンルをあらかじめ決める。
  • 個人用のメモやパスワードは端末に残さない。

実際の運用で気をつけること

  • 見られてしまった場合は正直に話し、必要ならすぐに該当コンテンツを削除する。
  • 頻繁にトラブルが起きるなら、アカウントを分けるか家族プロファイルを活用して権限を分けましょう。

ルールを続けるための工夫

  • 定期的に家族でルールを見直すミーティングを設定する。
  • 端末にロックをかける、子供用プロファイルを作るなど物理的・設定的な対策を併用する。

これらを決めておくと、共有による不快感や誤解を減らせます。互いのプライバシーを尊重するルール作りを心がけましょう。

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