▶HTTPSとは?SSLの仕組みとWebサイトが安全に表示される理由を解説

HTTPS(エイチ・ティー・ティー・ピー・エス)は、Webサイトを安全に閲覧するための通信方式です。
URLの先頭が「https://」になっているサイトは、通信内容が暗号化されており、第三者に情報が盗み見られにくくなっています。

ここでは、初心者の方でも理解しやすいよう、HTTPSとSSLの基本、仕組み、そしてどのように安全性を高めているのかをやさしく解説します。


目次

HTTPSとは何か(基本の考え方)

安全な通信を実現するための仕組み

HTTPSは、HTTP通信に「SSL/TLS」という暗号化技術を組み合わせたものです。
これにより、サイトを表示する際に送受信されるデータが読み取られたり改ざんされたりするリスクを大きく減らせます。

URLの「鍵マーク」が示すこと

ブラウザのアドレスバーに表示される鍵マークは、
「このサイトの通信が暗号化され、第三者に盗み見られにくい状態である」
ということを表す指標です。


SSL/TLSとは?初心者向けに仕組みを解説

通信を暗号化して安全性を高める技術

SSL/TLSは、ブラウザとサーバーの通信を暗号化するプロトコル(ルール)です。
仮に通信途中でデータを盗み見られたとしても、暗号化されているため内容は読み取れません。

サーバーの「身元確認」を行う役割もある

SSL/TLSは暗号化だけではなく、
「相手のサーバーが本物かどうか」を確認する役割も担っています。

第三者が偽のサイトを用意して情報を盗む「フィッシング詐欺」を防ぐ効果もあります。


HTTPSがWebサイトを安全にする3つの理由

HTTPSがWebサイトを安全にする大きな理由は、通信の暗号化・改ざん防止・正しいサーバー確認という3つの仕組みが揃っている点です。これらが組み合わさることで、ユーザーは安心してサイトを利用できます。

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1. 通信内容が暗号化される

ログイン情報や個人情報が暗号化され、外部から読み取れません。
特にECサイトやログインフォームがあるサイトでは必須です。

2. データ改ざんを防げる

悪意のある第三者が通信途中のデータを書き換える「改ざん」を防止できます。
改ざん防止は、正しい情報を届けるうえで非常に重要です。

3. サイト運営者の信頼性が高まる

SSL証明書は「サイト運営者が正規であること」を認証します。
これによりユーザーも安心してサイトを利用できます。


HTTPS化するメリット(SEOにも影響)

GoogleはHTTPSを推奨している

Googleは公式に「HTTPSは検索ランキングの評価要因」と明言しています。
つまり、HTTPS化はSEOにおいても必須の要素です。

ユーザーの離脱率が下がる

「保護されていない通信」という警告が出ないため、ユーザーの不安が軽減されます。
結果として滞在時間が伸び、サイトの評価にも良い影響を与えます。


HTTPS化するための手順(初心者向け)

1. SSL証明書を取得する

レンタルサーバーの多くは無料のSSL(Let’s Encrypt)に対応しています。
管理画面から登録するだけで利用できます。

2. サイト内のURLを「http → https」に変更する

WordPressの場合、「一般設定」からURLを変更でき、プラグインを使うとさらに安全に移行できます。

3. リダイレクト設定で統一する

httpでアクセスしても自動的にhttpsへ転送されるよう、.htaccess設定を行います。
サーバー側で自動化されている場合も多いため、まずは管理画面を確認しましょう。


まとめ:HTTPSは今のWebに欠かせない“安全の基本”

HTTPSは、

  • 通信の暗号化
  • 改ざん防止
  • サーバーの身元確認
    といった3つの役割を持つ、Webサイトの安全性を支える重要な仕組みです。

いまやHTTPS化はすべてのサイトにとって必須であり、SEOの観点からも大きなメリットがあります。
もしサイト運用をしているなら、早めにHTTPS化を整えておくことをおすすめします。

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この記事を書いた人

株式会社GLOBAL・CREATIVEのメンバーによって構成される編集部。GCで行われたイベントのレポート、グルメ投稿やその他弊社に関わるさまざまな情報をお届けします。

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