Webサイトの表示速度を改善するための基本チェックリストを公開します

目次

はじめに(速度改善は“できるところから”で大丈夫)

Webサイトの表示速度は、ユーザー体験(UX)だけでなくSEOにも大きく影響します。
とはいえ、「どこから改善すればいいの?」と迷いやすいのも事実です。

この記事では、初心者の方でもすぐに取り組める
「速度改善の基本チェックリスト」 を、わかりやすく整理しました。

CDNを使う場合にも相性が良い改善ばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。

▶CDNとは?初心者でも10分で理解できる仕組み・役割・メリットをやさしく解説
CDNがサイト表示を早くする仕組みを図解し、初心者にもわかりやすくまとめた記事です。

レスポンスヘッダとは?初心者にもわかる基本と読み方ガイド
ブラウザが返すヘッダ情報から、速度低下の原因を読み取る方法をやさしく解説しています。


画像の最適化(最も効果が出やすい改善)

● 画像のファイルサイズを小さくする

写真は 80〜200KB 程度が目安。
圧縮ツール(TinyPNG など)を使うだけでも大幅に軽くなります。

● 次世代フォーマット(WebP / AVIF)に対応

PNG / JPG より軽くなることが多く、表示速度が改善しやすいです。

● 不要な巨大画像を削除・差し替え

無駄に大きい画像は読み込みの遅さに直結します。


JavaScript と CSS の最適化

● 不要なスクリプトを読み込んでいないか確認

テーマやプラグインが自動追加している場合があります。

● defer / async を適切に使う

重要ではないJavaScriptは 後で読み込む設定 が効果的。

● CSS は圧縮(minify)して軽量化

インラインCSSの多用も避けると良いです。


キャッシュ設定を見直す(CDNとの相性が良い)

● Cache-Control の期限を適切に設定

例:

Cache-Control: max-age=3600

● CDN のキャッシュルールを最適化

静的ファイルは積極的にキャッシュするのが基本です。

● Purge(キャッシュ削除)を正しく使う

更新内容をすぐ反映したいときに便利です。


画像以外のファイル圧縮(gzip / Brotli)

● gzip や Brotli を有効化

WebサーバーまたはCDN側で有効にすると、テキストファイルが大幅に軽くなります。

● 圧縮できるファイル

  • HTML
  • CSS
  • JavaScript
  • JSON

不要なプラグイン・機能を削る

● WordPressではとくに効果的

不要なプラグインは読み込みを重くする大きな原因です。

● 使っていない機能もオフにする

例:絵文字スクリプト、REST API、Embedなど。


サーバーの応答速度(TTFB)を改善する

● サーバー側の処理を軽くする

  • PHPのバージョンアップ
  • 不要なクエリ削除
  • キャッシュプラグインの導入

● 高速サーバーに移行する

TTFBはサーバー性能の影響が大きいため、改善しづらい場合は移行を検討。


Core Web Vitals を確認する

● Googleの評価指標(LCP / FID / CLS)

これらは検索順位にも影響します。

● PageSpeed Insights / Search Consoleで確認

問題のある項目だけ改善するのも効果的。


まとめ(まずは“手をつけやすい部分”からでOK)

表示速度の改善は難しそうに感じますが、
実際には 小さな改善の積み重ね で大きく変わります。

  • 画像最適化
  • JavaScript/CSS軽量化
  • キャッシュ設定(CDNと相性◎)
  • ファイル圧縮
  • 不要なプラグイン削除
  • サーバー最適化

これらを順番に進めることで、表示速度は確実に改善していきます。

まずはこのチェックリストの「できるところ」から取り組んでみてください。

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この記事を書いた人

株式会社GLOBAL・CREATIVEのメンバーによって構成される編集部。GCで行われたイベントのレポート、グルメ投稿やその他弊社に関わるさまざまな情報をお届けします。

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