はじめに
「ホームページに顔写真を載せても大丈夫?」
「顔写真がネット上に残って、知らない人に悪用されたりしない?」と不安になっていませんか。
会社や店舗のホームページでスタッフ紹介を掲載するとき、顔写真を載せるよう求められても、どこまで公開してよいのか判断できず、掲載前に迷うことがあります。
この記事では、ホームページに顔写真を載せることで考えられるリスクや、掲載前に確認したいポイント、トラブルを避けるための対策を順を追って説明していきます。
ホームページに顔写真を掲載するリスクとは?

ホームページに顔写真を掲載すると、本人が意図しない形で情報が広がったり、写真から個人を特定されたりする可能性があります。
ここでは、顔写真の掲載によって起こり得るリスクを、個人の特定や写真の拡散、嫌がらせ、退職後の残存などに分けて説明します。
本人の同意なく顔写真を掲載するとトラブルにつながる
本人の同意を得ずに顔写真を掲載すると、あとから掲載停止や削除を求められる可能性があります。
掲載する写真やページ、公開範囲について認識の違いが生じないよう、事前に掲載目的を伝えて本人の同意を得ておきましょう。
顔写真の掲載に同意が必要なのか、法律上の扱いまで確認しておきたい方はこちらも参考にしてください。
▶ホームページに顔写真を掲載する場合の肖像権とは?無断掲載の注意点を解説
顔写真から個人を特定される可能性がある
顔写真に氏名や所属、役職などの情報を組み合わせると、本人を特定されやすくなります。
どこまで公開する必要があるのかを考え、個人の特定につながる情報は必要な範囲にとどめることが大切です。
顔写真を転載・拡散される可能性がある
ホームページに掲載した顔写真は、第三者に保存され、WebサイトやSNSへ転載される可能性があります。
一度転載されると自社サイトから削除しても残ることがあるため、掲載後は自社だけで完全に管理できない点も考えておきましょう。
掲載した顔写真を無断転載された場合に、どのような対応ができるのか気になる方はこちらも確認してみてください。
▶ホームページの画像を無断転載されたときの対処法|削除依頼の方法も解説
嫌がらせやストーカー被害につながる可能性がある
顔写真と氏名や勤務先などを一緒に公開すると、本人への連絡や待ち伏せなど、嫌がらせやストーカー被害につながる可能性があります。
本人の安全にも配慮し、顔写真と一緒に掲載する情報は必要最小限に抑えることが大切です。
退職後も顔写真がインターネット上に残る可能性がある
退職後に顔写真を削除しても、検索エンジンや転載先などに画像が残る場合があります。
退職者の写真を掲載している場合は、退職時に該当ページを確認し、できるだけ早めに削除できる運用を整えておきましょう。
ホームページに顔写真を掲載するリスクを減らす方法
ホームページに顔写真を掲載する場合は、掲載する本人の意思を確認し、公開する情報の範囲を事前に決めておくことが重要です。
ここでは、本人の同意から個人情報の公開範囲、削除ルール、顔写真以外の代替手段まで、掲載時に確認したい対策を順に説明します。
掲載前に本人から同意を得る
顔写真を掲載する前に、掲載する写真やページ、期間、公開範囲を本人へ伝えて同意を得ておきます。
あとから認識の違いが生じないよう、同意した内容を記録し、掲載内容を変更するときも本人へ確認しましょう。
実名やSNSなど公開する個人情報を必要最小限にする
顔写真と一緒に掲載する氏名や所属、役職、SNSアカウントなどは、必要な情報だけに絞ります。
複数の個人情報を組み合わせると本人を特定されやすくなるため、掲載する必要がない情報は無理に公開しないようにしましょう。
退職や掲載終了時の写真削除ルールを決めておく
退職や掲載期間の終了後も写真が残らないよう、削除する担当者や対象ページ、対応時期をあらかじめ決めておきます。
削除したあとは対象ページを確認し、顔写真が残っていないことまで確認すると安心です。
顔出しを望まない従業員にはイラストなどの代替手段を用意する
顔出しを望まない従業員には、本人の意思を尊重し、イラストなど顔写真を使わない方法を用意します。
顔写真の掲載を一律に求めず、必要な担当者情報を伝えられる別の方法を選ぶとよいでしょう。
ホームページに顔写真を掲載するか判断するときのポイント
ホームページに顔写真を掲載するか迷った場合は、単に見栄えや親しみやすさだけで決めず、掲載する目的と本人への影響を確認する必要があります。
ここでは、掲載目的と必要性、メリットとリスク、本人が顔出しを望まない場合の対応について説明します。
顔写真を掲載する目的と必要性を確認する
顔写真を掲載する前に、ホームページで顔写真が必要な理由を確認しましょう。
顔写真がなくてもページの目的を達成できるのであれば、無理に掲載せず、本当に必要かを考えて判断することが大切です。
顔写真を掲載するメリットとリスクを踏まえて判断する
顔写真を掲載すると担当者の顔を伝えられる一方で、本人の特定や写真の転載・拡散につながる可能性があります。
掲載によるメリットだけでなく本人へのリスクも考え、双方を踏まえて掲載するか判断しましょう。
本人が掲載を拒否している場合は無理に顔出しさせない
本人が顔写真の掲載を望んでいない場合は、その意思を尊重することが大切です。
ホームページに担当者情報が必要な場合も、イラストなど顔写真を使わない方法を選び、無理に顔出しを求めないようにしましょう。
まとめ
ホームページに顔写真を掲載するときは、必要だからとすぐに公開するのではなく、本人の意思や公開後の影響まで考えることが大切です。
まずは掲載する目的を整理し、本人の同意を得たうえで、氏名やSNSなど一緒に公開する情報も必要な範囲に抑えましょう。
本人が顔出しを望まない場合や、写真がなくても目的を達成できる場合は、イラストなどを使う方法もあります。
顔写真を掲載するメリットだけでなくリスクにも目を向け、本人が安心できる方法を選んでみてください。











