初心者向けにわかりやすく解説するweb, ってどういうこと

目次

はじめに

この記事の目的

「Webってどういうこと?」という素朴な疑問にやさしく答えます。専門用語をできるだけ使わず、具体例を交えて基本的な意味や仕組みを順を追って説明します。初心者が迷いやすい用語の違いも丁寧に取り上げます。

こんな方におすすめ

  • 初めてWebのことを学ぶ方
  • 用語の違いで混乱している方
  • 仕事や趣味でWebの全体像をつかみたい方

本記事で得られること

  • Webの基本的な概念が分かる
  • 「Web」と「インターネット」の違いが分かる
  • Webを支える代表的な仕組みや言葉の役割が分かる

読み方のアドバイス

各章は短めにまとめます。難しく感じたら例を思い浮かべながら読み進めてください。実際にブラウザを開いて試すと理解が深まります。

そもそも「Web」ってどういうこと?

Webの意味

Web(ウェブ)は World Wide Web の略で、インターネット上で文字や画像、動画などを見たり共有したりする仕組みです。ChromeやSafari、Edgeといったブラウザを通して、サイトやページを表示する仕組み自体を指します。

どんな仕組みか(かんたんに)

ブラウザでURLを入力すると、その住所(サーバー)に「そのページをください」とリクエストを送ります。サーバーはページの中身(HTMLや画像)を返し、ブラウザが組み立てて画面に表示します。ページ同士はリンクでつながり、クリックして移動できます。

身近な具体例

  • ニュースサイトで記事を読む
  • ネットショップで商品を見る・買う
  • レシピブログで作り方を確認
    これらはすべてWebのサービスです。

ポイント

Webは「見る・つなぐ・共有する」ための仕組みです。インターネット上で情報を扱うための使いやすいレイヤーと考えると分かりやすいです。

「Web」と「インターネット」は何が違う?

基本の関係

インターネットは世界中のコンピューターや機器をつなぐ「道路」や「配管」のような基盤です。その上で動くサービスの一つがWeb(ワールド・ワイド・ウェブ)です。つまりインターネットが道なら、Webはその道を走る車やお店だとイメージしてください。

具体的な違いの例

  • インターネット:光ファイバーや電波、ルーターなど、データを運ぶ仕組み全体。住所にあたるIPアドレスもここに含まれます。
  • Web:ブラウザで見る「ページ」や「リンク」の仕組み。ニュースサイトやネットショップ、Wikipediaのようにページ同士がつながります。

身近なサービスで比べる

メールやスマホのチャット、オンラインゲームもインターネット上で動きますが、必ずしもWebのページ形式ではありません。逆にWebは、ブラウザで開くことが基本で、文字や画像、動画をページとして見せ、リンクで移動できます。

どう使い分ければよいか

「インターネット」は土台、「Web」はその上で情報を見たりつなげたりするための仕組みです。普段使うときは、ブラウザでページを見るならそれがWeb、メールやゲームの裏側はインターネットの働きだと考えると分かりやすいです。

「World Wide Web」が“くもの巣”と呼ばれる理由

名前の由来

「Web」は英語で「くもの巣」を意味します。世界中の情報が線(リンク)でつながっている様子を、くもの巣になぞらえて名付けられました。多くの人がそのつながり方を見て、一目でイメージできます。

リンクがつくる網

Web上の各ページはリンクで別のページを指します。ある記事から参考文献へ、写真から作者のページへ、買い物ページから商品の詳細へ――リンクをたどれば次々に移動できます。こうして無数のページが網目のように広がり、どこからでも別の場所へジャンプできる構造になります。

URLと「www」の意味

URLにある「www」は World Wide Web の略で、Web上の住所を示します。現在はすべてのサイトに必須ではありませんが、多くの人にとって「インターネット上の場所」を表すおなじみの表記です。

身近な例でイメージ

  • ニュース記事→関連記事→投稿者のプロフィールとリンクをたどる
  • 商品ページ→レビュー→外部ブログの比較記事へ移動
    このように、リンクをたどる行為がくもの巣をつたうように見えるため、「Web=くもの巣」という呼び方が広まりました。

もう一つの比喩

検索エンジンはクローラーと呼ばれるプログラムでリンクを巡回し、情報を集めます。クローラーが網をたどる様子も、くもの巣のイメージに重なります。

「Webサイト」「Webページ」「ホームページ」の違い

はじめに

言葉が似ているため混乱しやすいですが、それぞれ役割が違います。ここでは具体例を交えてわかりやすく説明します。

Webサイトとは

同じドメイン(例:example.com)に属する複数のWebページの集合体を指します。siteは英語で「場所・敷地」を意味し、ネット上の情報のまとまりや“場所”を表します。ショッピングサイト(Amazon、楽天)や企業のコーポレートサイトが代表例です。

Webページとは

1枚分の画面で表示される個々のページそのものです。本文・画像・動画・リンクなどをまとめた単位で、商品ページや会社の紹介ページ、問い合わせページなどが該当します。複数のページが集まってWebサイトになります。

ホームページとは

厳密にはWebサイトの最初のページ、つまりトップページ(表紙に相当)を指します。サイト全体の顔として主要なリンクや全体像を示す役割があります。日本では日常的に「ホームページ=サイト全体」と言うことが多い点に注意してください。

具体例で確認

例えば「Amazonのトップページ(amazon.co.jp)はホームページ」、特定商品の画面はWebページ、Amazon全体のまとまりはWebサイトです。

よくある混同の対処法

相手が「ホームページを作りたい」と言ったら、トップページだけかサイト全体かを確認すると認識のズレを防げます。

Webはどうやって動いているの?ざっくり仕組み

まずは全体の流れ(ざっくり)

  1. ユーザーがブラウザにURLを入力、またはリンクをクリックします。
  2. ブラウザがドメイン名をDNSに問い合わせて、対応するIPアドレス(サーバーの住所)を教えてもらいます。
  3. ブラウザがそのサーバーに対してページデータを要求します(HTTP/HTTPS)。
  4. サーバーがHTMLや画像などのデータを返します。
  5. ブラウザが受け取ったデータを組み立て、画面に表示します。これで1つのWebページが見えます。

DNSって何?

DNSは電話帳のような仕組みです。人間にとって覚えやすいドメイン名を、コンピュータが使うIPアドレスに変換します。

HTTP/HTTPSは何をしている?

HTTPはデータのやり取りの「約束事」です。HTTPSはその暗号化バージョンで、通信内容を第三者から守ります。銀行の取引などでHTTPSを使うと安全です。

ブラウザはどう表示している?

サーバーから受け取ったHTMLを元に、構造(HTML)、見た目(CSS)、動き(JavaScript)を組み合わせて画面を作ります。画像やフォントも同時に読み込み、順番に組み立てて表示します。

もう少しだけ補足(キャッシュやクッキー)

・キャッシュ:同じデータを何度も取りに行かないように、一時保存して表示を速くします。
・クッキー:サイトがユーザー情報を保存して、次回訪問時に個別の表示ができるようにします。

以上の仕組みが連携して、私たちはURLを入力するだけで世界中のWebページにアクセスできます。

Webを支える代表的な技術要素

HTTP(通信のルール)

HTTPは、ブラウザとサーバーがやりとりする共通の約束事です。ブラウザが「このページをください」と要求を送り、サーバーがHTMLや画像を返します。例えばブラウザで「https://example.com」を開くと、まずHTTPでデータを受け取ります。

URL(住所となる文字列)

URLはWeb上の住所です。https://example.com/index.html のように、どのサーバーのどの資源かを示します。住所を指定するとブラウザはその場所へHTTPでアクセスします。

HTML(ページの骨組み)

HTMLは文章や見出し、段落、画像、リンクといった要素の書き方です。見出しは

、段落は

のようにタグで示します。HTMLがページの構造を作り、ブラウザが見やすく表示します。

ハイパーリンク(ページをつなぐ力)

リンクはリンクテキストの形で記述します。クリックすると別のURLへ移動し、情報がつながっていきます。これがWebの「網目(くもの巣)」を形作ります。

補助的な技術(CSS・JavaScript・DNS)

CSSは見た目を整える仕組み、JavaScriptは動きを加える仕組みです。DNSは人が読みやすい名前(example.com)を機械の住所(IPアドレス)に変換します。これらが合わさって、今のWebが動いています。

「Webって何?」と迷ったときのイメージまとめ

一言で言うと

Webは「インターネットという道路の上で動く、ページ型の情報閲覧サービス」です。世界中のページがリンクでつながり、蜘蛛の巣のような情報網を作っています。

道路とお店のたとえ

インターネットを道路、Webを道路沿いに並ぶお店だと想像してください。道路(インターネット)はデータを運ぶ道筋で、Webというお店は看板(URL)や店内のメニュー(ページ)を通じて情報を見せます。お店から別のお店へは看板や地図(リンク)で移動できます。

本と表紙のたとえ

Webページは本の中のページ、Webサイトはその本全体、ホームページは表紙や目次のような存在です。ページ単位で読むときは「ページ」、まとまった塊で見るときは「サイト」と考えると分かりやすいです。

蜘蛛の巣とリンクのたとえ

リンクは蜘蛛の糸のようにページ同士を結びます。あるページから別のページへ直接飛べるため、情報が網目状に広がります。このつながりがWebの大きな特徴です。

覚え方のコツ

迷ったらまず「道路かお店か」を考えてください。物理的な通信路の話ならインターネット、見て回るページやつながりの話ならWebです。簡単なたとえを思い浮かべるだけで違いがつかめます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次