cmsと国産CMSの特徴や選び方を徹底解説するブログ

目次

はじめに

目的

本資料は、日本製(国産)の代表的なCMS(コンテンツ管理システム)を紹介し、比較と選定のポイントをわかりやすくまとめたものです。初心者から大規模サイトの担当者まで、導入時の判断材料を提供します。

対象読者

  • CMS導入を検討している担当者
  • 自社に合うCMSを比較したい開発者や運用担当
  • 初めてCMSを知る企画担当者
    具体例として、社内広報サイト、小規模コーポレートサイト、会員向けサービス運営などに役立ちます。

本資料でわかること

  • 国産CMSの特徴と用途(例:簡単な編集向け、セキュリティ重視、大規模向け)
  • 導入形態(クラウド/オンプレミス)と運用コストの見方
  • 担当者のスキル別の選び方(非技術者〜開発者)

使い方のポイント

章ごとに具体的な製品例や選定時の確認項目を示します。まず第2章で代表的な国産CMSを紹介し、第3章で選定時の見るポイントを解説します。第4章で簡易比較表を示し、実務での判断に使えるようにします。

注意事項

本資料は一般的な指針を示すもので、最終的な導入判断は実際の要件や予算、運用体制に合わせて行ってください。

主な国産CMS例

以下では、代表的な国産CMSを分かりやすく紹介します。用途や運用体制に合わせて選べるよう、想定する利用者と特徴を示します。

おりこうブログ

中小企業のコーポレートサイト向けで、初心者でも更新しやすい作りです。管理画面が平易で、電話サポートなど非IT部門でも運用しやすい点が強みです。広報担当者が日常的に記事やニュースを更新する用途に向きます。

STUDIO

ブラウザ上でデザインと公開が完結するノーコード型サービスです。デザイン重視のランディングページや小規模サイトを短期間で立ち上げたい場合に便利です。コーディング不要で直感的に作業できます。

Movable Type

日本の企業や大学で長年使われてきた商用CMSです。オンプレミス導入や運用ルールの厳しい組織でのガバナンス対応に優れます。サイトの権限管理やログ管理を重視する場合に適します。

HeartCore

大規模サイトやエンタープライズ向けのCMSです。マルチチャネル配信や高セキュリティ機能を備え、複数サイトや多言語サイトを統合して運用したい企業に向きます。

ferret One

BtoBマーケティングに特化したCMSです。リード管理やメール配信機能を内蔵し、見込み顧客の獲得から育成までを1つのプラットフォームで行えます。マーケティング担当者に向く設計です。

baserCMS

日本企業が開発したオープンソースのCMSで、ブログ・固定ページ・問い合わせフォームが標準搭載です。管理画面は完全日本語対応で、低コストで柔軟にカスタマイズしたいサイトにおすすめです。

選定時に見るポイント

CMSを選ぶときは、想定サイトの種類、導入形態、担当者のスキル、目的の四つを軸に考えると現場での使い勝手が良くなります。以下の観点ごとに、実例を交えてわかりやすく説明します。

想定サイトの種類

  • コーポレート:更新頻度は低めで、安定したデザイン管理と公開権限が重要です(採用情報やIRページ対応)。
  • オウンドメディア:記事作成やSEO、メディア運営に強い編集機能とタグ管理が必要です。
  • ECサイト:商品管理・決済連携・在庫連携などが必須で、トラフィック耐性も求められます。
  • 大規模ポータル:多言語・多拠点対応やパフォーマンス、細かな権限設計が要ります。

導入形態(クラウド/SaaSかオンプレか)

  • SaaS:初期導入が早く運用負担が小さいため中小企業や短期立ち上げに向きます。
  • オンプレ:独自要件や高いセキュリティ・法規制対応が必要な場合に適します。予算や運用体制を確認してください。

担当者のスキル

  • ノーコード重視:非開発者が多い場合は直感的なエディタやテンプレートが役立ちます。
  • 開発者カスタマイズ前提:拡張性やAPI、テンプレートの自由度を重視してください。

目的(機能重視)

  • マーケティング機能重視:ABテスト、フォーム連携、CRM連携、分析ダッシュボードなどを確認します。
  • 汎用CMS:多用途で使い回したい場合はプラグインや拡張が豊富な製品を選びます。

選定チェックリスト(簡易)

  • 必須機能が標準であるか
  • 将来の拡張性(API、プラグイン)
  • セキュリティ・認証方式
  • 運用コスト(ライセンス・保守)
  • サポート体制とドキュメント
  • マイグレーションのしやすさ
  • 編集者の使いやすさ(プレビュー、承認フロー)
  • 外部サービスとの連携(分析、決済、SNS)

これらを優先順位を付けて検討すると、現場で無理なく運用できるCMSを選びやすくなります。

代表的国産CMSの簡易比較

簡単に使い分けが分かるよう、用途・提供形態・特長・使いどころを短くまとめます。

おりこうブログ

  • 対象:中小企業の情報発信サイト
  • 形態:クラウドサービス
  • 特長:操作が分かりやすく初心者向け。テンプレートで素早く公開可能。
  • 使いどころ:会社のニュースや採用情報の更新が中心のサイト。

STUDIO

  • 対象:ランディングページやコーポレートサイト
  • 形態:SaaS(ノーコード)
  • 特長:デザイン性に優れ、直感的に作れる。細かな調整も可能。
  • 使いどころ:デザイン重視の紹介ページやキャンペーンページ。

Movable Type

  • 対象:企業・大学などの中〜大規模サイト
  • 形態:ソフトウェア+クラウド
  • 特長:実績が多く堅牢。カスタマイズ性も高い。
  • 使いどころ:多人数で運用する情報量の多いサイト。

HeartCore

  • 対象:大規模・エンタープライズ向け
  • 形態:エンタープライズ製品
  • 特長:多機能でマルチチャネル対応。セキュリティや連携も強い。
  • 使いどころ:大手企業の複雑な要件があるサイト。

ferret One

  • 対象:BtoBサイト、マーケティング重視
  • 形態:SaaS
  • 特長:CMSとマーケティング機能を一体化。見込み客管理がしやすい。
  • 使いどころ:お問い合わせや資料請求を重視するサイト。

baserCMS

  • 対象:一般的なコーポレートサイト
  • 形態:オープンソース
  • 特長:日本語UIで使いやすく、拡張しやすい。コミュニティで支援を得やすい。
  • 使いどころ:コストを抑えつつ柔軟に運用したい場合。

各製品は目的やスキル、予算で向き不向きが変わります。まずは使い方のイメージを重視して候補を絞ると選びやすいです。

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