サーチコンソールでインデックス未登録を簡単解決!原因と対策まとめ

目次

はじめに

対象読者と目的

この章は、Googleサーチコンソールの「インデックス未登録」状態に悩む方のために書いています。自分のページが検索に出ない原因を知り、適切な対策を取れるようにします。

「インデックス未登録」とは

サーチコンソール上でURLが“検出”されているのに、検索エンジンに登録(インデックス)されていない状態を指します。つまり、Googleはページの存在を知っているが、まだ検索結果に表示する準備をしていないということです。例えば、新しく公開した記事が何週間も検索に出ないときや、同じ内容が多くてスニペットに選ばれないときに見られます。

気にする理由

インデックスされないと検索流入が増えません。集客や情報発信の目的が達成できないため、早めに原因を特定して対応する必要があります。

本書の構成と読み方

第2章で主な原因をわかりやすく分類し、第3章で実践的な対策を丁寧に説明します。まずは第2章で自分の状況に近いケースを探してください。

インデックス未登録の主な原因

はじめに

「インデックス未登録」には主に2つの状態があります。1つは「検出 – インデックス未登録」、もう1つは「クロール済み – インデックス未登録」です。それぞれ原因が異なるため、見分けて対応することが大切です。

検出 – インデックス未登録 の主な原因

  • サイトへの過負荷
  • サーバーの応答が遅いと検索エンジンのクローラーが途中で止まることがあります。たとえばアクセス集中でページが返らない場合、検出はしても登録されません。
  • クロールの優先度が低い
  • サイト全体の重要度が低く評価されると、クローラーは優先度の高いページを先に回ります。その結果、検出だけで登録まで至らないことがあります。
  • ドメインパワー(評価)の低さ
  • 新しいドメインや被リンクが少ない場合、検索側が登録を後回しにします。信頼度が上がるまで時間がかかることがあります。
  • 内部リンクの不足
  • 他のページからリンクされていないと、クローラーがたどりにくくなります。トップページや関連ページからリンクを張ると発見されやすくなります。
  • 階層が深いディレクトリ配置
  • URLの階層が深いとクロールが届きにくくなります。重要ページは浅い階層に配置すると効果的です。

クロール済み – インデックス未登録 の主な原因

  • コンテンツ品質の低さ
  • 情報が薄かったり価値が小さいと、検索側が登録を見送ります。具体例として短すぎる説明や独自性のない内容があります。
  • 重複コンテンツ
  • 他ページとほぼ同じ内容があると、どれを優先するか判断され登録が見送られる場合があります。
  • noindex指定
  • ページ内の設定やHTTPヘッダーで検索に出さない指定があると登録されません。意図的に設定していないか確認してください。
  • robots.txtによる妨害
  • robots.txtでクロールを制限すると、検索エンジンがページを評価できません。設定ミスがないか確認します。
  • 生成AIが作ったページ
  • 自動生成で独自性や品質が低い場合、クロール後に登録されないことがあります。情報を補強し独自性を出すことが必要です。

対策方法

1. XMLサイトマップを送信する

サイト内の重要なURLをまとめた sitemap.xml を用意します。WordPressならプラグイン、手動ならルートに /sitemap.xml を置きます。Google Search Console で「サイトマップ」→URLを送信すれば、クローラーに発見されやすくなります。新しいページを作ったら都度更新しましょう。

2. 内部リンクを整える

サイト内のよく見られるページから新しいページへリンクを張ります。例えば人気記事の本文や類似コンテンツ一覧、パンくず(breadcrumbs)を使います。アンカーテキストは簡潔にして内容を伝えます。これでクローラーが巡回しやすくなります。

3. インデックス登録のリクエスト

Search Console の「URL検査」で問題箇所を確認し、修正後に「インデックス登録をリクエスト」します。頻繁に同じ操作を行うと効果が出にくいので、重要な更新時に行うとよいです。

4. Google Indexing API の利用

迅速な登録を求める場合は Indexing API の利用を検討します。利用には条件や制限があるため、対象コンテンツや設定方法を公式ドキュメントで確認してから実装してください。

5. コンテンツの品質を上げる

タイトルや見出しを具体的にし、本文はユーザーの疑問に答える構成にします。画像は最適化し、alt属性を付けます。独自の情報や事例を加えると評価が上がりやすいです。

6. 重複コンテンツを整理する

似た内容が複数ある場合は統合するか、canonical タグや301リダイレクトで正規ページを指定します。製品の色違いなどで内容がほぼ同じなら要注意です。

7. サイト構造と速度を改善する

階層を浅くし、重要ページまでのクリック数を減らします。モバイル対応と表示速度の改善(画像圧縮、不要なスクリプト削除)も重要です。

最後に、対策後は Search Console のカバレッジやパフォーマンスを定期的に確認し、問題があれば繰り返し改善してください。

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