はじめに
目的
この文書は韓国アクセサリーの仕入れに関する実用的な情報をまとめています。韓国系の卸サイトと日本語で使いやすい仕入れサイトの両方を紹介し、効率よく安定した仕入れができる方法をお伝えします。
対象読者
個人でのネット販売を始めたい方、小規模な実店舗を運営している方、輸入に興味がある初心者の方に向けています。専門知識がなくても読み進められるように配慮しています。
本書で学べること
・韓国専門卸の特徴と利用メリット
・日本語サイトの便利さと注意点
・サイト選びや発注時の基本的なポイント(最低ロット、納期、支払方法、輸送)
注意点
仕入れには為替や輸送コスト、関税、品質のばらつきなどリスクがあります。少量から試して評価を重ねることをおすすめします。言語や決済の壁はありますが、日本の仲介業者や翻訳ツールを活用すれば負担を減らせます。
韓国系卸サイト
シンサンマーケット(SINSANG MARKET)
東大門の卸問屋と直接つながる大手サイトです。アパレル中心ですが、アクセサリー類も豊富で、韓国の最新トレンドが早く入ります。スマホだけで注文から決済まで完了するため、外出先でも気軽に仕入れできます。初心者は新着ページや人気順で商品を探すと見つけやすいです。
BUYON(バイオン)
東大門のアパレル・アクセサリー卸が集まるプラットフォームで、仲介を挟まない分バイヤー価格で仕入れやすいのが強みです。個人利用の案内が整っているため、小規模ネットショップやハンドメイド作家の補助仕入れにも向きます。商品詳細や画像をよく確認し、数量やサイズの表記を確認して注文してください。
designertown(デザイナータウン)
会員制で東大門の卸業者から直接仕入れられるサイトです。ファッションや雑貨が中心で、検品やサポート体制が整っている点が特徴です。韓国国内に検品工場、日本にコールセンターがあるため、初めての方でも相談しながら進められます。会員登録や最低発注量の確認を忘れずに行ってください。
使い分けの目安
- トレンドを素早く取り入れたい:シンサンマーケット
- 価格重視で少量仕入れしたい:BUYON
- サポート重視で安心して始めたい:designertown
それぞれ特色が異なるため、自分の販売スタイルや運用体制に合わせて選ぶと良いです。
日本語で使いやすい仕入れサイト
NETSEA(ネッシー)
NETSEAは日本の事業者向け卸サイトです。韓国アクセサリーや雑貨を多く扱っており、検索もしやすいので目的の商品を見つけやすいです。会員登録(事業者情報の入力)が必要で、個人事業主でも利用できます。決済は銀行振込やクレジットなど複数に対応する場合が多く、初めての仕入れでも始めやすいのが利点です。
superdelivery(スーパーデリバリー)
スーパーデリバリーは事業者向けの卸サイトで、アクセサリーやジュエリーの掲載点数が豊富です。韓国系だけでなくアパレルや雑貨を同時に仕入れたいときに便利です。出品ページには最低発注数や納期、送料が明記されていることが多いので、複数商品を比較して発注しやすいです。
Qoo10・Coupang・Gmarketなど(一般向けモール)
これらは本来一般消費者向けのモールですが、個人が安く仕入れて転売しているケースも多く見られます。卸ではないため単価や送料、再販の規約をよく確認してください。まとめ買いで割引が出る場合や、個別の出品者に直接交渉できることもありますが、返品や保証は出品者によって異なります。
使い分けのコツ
・定期的に仕入れるならNETSEAやスーパーデリバリーを優先。事業者向け条件や安定した決済・納期が得られます。
・少量で試したい商品はQoo10などで買って反応を確かめるのも有効です。
利用時の注意点
・商品ページの写真と実物が異なることがあるため、できればサンプル購入をおすすめします。
・著作権やブランド偽物に注意し、商標を侵害しない商品を選んでください。
・送料や関税、返品対応の条件を事前に確認してください。
サイト選びのポイント
個人利用可否と開業届の確認
まずは利用条件を確認します。個人でも登録できるサイトと、事業者登録(開業届や青色申告番号など)が必要なサイトがあります。個人で始めるなら「個人利用可」「少量注文可」を明記したサイトを選ぶと安心です。例:NETSEAは個人でも使いやすく、事業者向け機能があるサイトもあります。
決済方法と送料・関税の扱い
クレジットカード、コンビニ払い、ウォレット系など対応方法を確認します。決済手数料や支払保留期間もチェックしてください。送料は国内転送か直送かで変わります。輸入時の関税や消費税の負担がどうなるか、予め問い合わせておくと後で慌てません。
最低ロット数と発送スピード
最低ロット(MOQ)が高いと取り回しが難しくなります。イベントや季節商材を扱うなら、短納期で少量対応できるかを重視します。発送方法(船便・航空・混載)でリードタイムが変わりますので、納期の見積もりを必ず取ってください。
実践的なテスト仕入れのすすめ方
最初は1〜2サイトに絞り、少量でテスト注文します。例:NETSEA+シンサンマーケット、もしくはNETSEA+BUYONで比較。以下を確認します。
– 注文から到着までの実測日数
– 梱包・品質の実物確認
– 請求や返金対応のスムーズさ
– 追加発注のしやすさ
これでリスクを抑えつつ、使いやすいサイトを見つけられます。












