webとサーバーのダウン原因と対策をわかりやすく解説

目次

はじめに

はじめに

目的

この文書は「web サーバー ダウン」に関する基本的な知識と、実際に起きたときの調査や復旧、監視・再発防止の考え方をわかりやすくまとめたものです。IT担当者だけでなく、サイト運営に関わる方が早く対応できるように作成しています。

対象読者

技術の専門家から初心者まで幅広く想定しています。専門用語はできるだけ使わず、必要な場合は具体例で補足します。

本書の使い方

第2章で原因と見分け方を説明し、第3章で具体的な対処例を示します。第4章では実際にサーバーが動かない場面での優先手順と問い合わせ例を載せます。まずは落ち着いて状況を把握することを最優先にしてください。

注意事項

環境やサービスにより対処法が変わります。ここでの手順は一般的なガイドラインとしてご活用ください。

このキーワードで分かること

主な原因

サーバーが止まる原因は大きく分けていくつかあります。ネットワーク障害(回線やルーターの故障)、リソース不足(CPUやメモリ、ディスクが足りない)、設定ミス(設定ファイルの誤りや権限の問題)、外部からの攻撃(DDoSなど)、ハードウェア故障やソフトウェアのバグが代表例です。例:ディスク満杯でログ書き込みができずサービスが落ちる、設定ミスで通信できなくなる、など。

障害発生時の基本的な確認手順

  • 自分の回線を確認:まず自分の端末や回線に問題がないか確かめます。別のネット回線やスマホでアクセスできるか試してください。
  • ネットワーク疎通チェック:pingやtracerouteで到達性を確認します。サーバに接続できなければネットワーク側の問題の可能性が高いです。
  • サーバーにログインして状態確認:SSHで入れるか確認し、プロセス状態、CPU/メモリ使用率、ディスク空き容量を見ます。コマンド例を知っていると早く状況を把握できます。
  • サービス再起動・サーバ再起動:個別サービスを再起動して改善するか確認します。再起動前にログを保存してください。
  • ログ確認:アプリケーションやシステムのログをチェックして、エラーや異常な挙動を探します。

ダウン対策・予防策

  • 監視ツール導入:監視で異常を早期検知し、アラートを受け取ります。CPUやメモリ、応答時間を監視します。
  • 冗長構成:複数サーバやロードバランサで単一障害点を無くします。
  • スケール対策:負荷に応じてリソースを増やす(スケールアップ/アウト)仕組みを用意します。
  • WAF・CDNの活用:攻撃対策や配信負荷の軽減に役立ちます。
  • バックアップと復旧手順の整備:障害時に迅速に復旧できる手順とデータバックアップを用意しておきます。

これらを理解すると、障害発生時に原因の切り分けと初動対応が速くなります。

もっと具体的にしたい場合の例

原因を知りたい場合

原因を突き止めたいときは、症状に加えて発生環境を入れます。例:”サーバー名 + エラーコード 504 + 原因”、”ルーター 接続切断 ログ”、”Windows10 ブルースクリーン stop code”。時間や直前の操作(例:更新後、再起動後)を付けると絞れます。

復旧手順を知りたい場合

手順を探すときは「手順」「復旧」「修復」「コマンド」などを追加します。例:”MySQL 起動しない 復旧手順”、”Ubuntu ネットワーク 再起動 コマンド”、”バックアップ 復元 手順 サンプル”。具体的なバージョンやコマンド名を入れると実用的な情報が出ます。

監視・予防策を知りたい場合

監視や予防は目的語を明確にします。例:”ディスク使用率 監視 アラート 設定”、”CPU 高負荷 予防 キャパシティプラン”、”ログ監視 セットアップ Prometheus”。アラート基準や検出間隔を示すキーワードも有効です。

検索精度を上げるコツ

  • バージョンや日時、エラーメッセージを入れる
  • 引用符でフレーズ検索、マイナスで除外
  • 英語・日本語の両方で試すと広がる
    この組み合わせで、より具体的な答えにたどり着きやすくなります。

もし実際にダウンしているなら

1) まずは自分の回線を確認

まず自分のネット接続を確認します。別のサイトにアクセスできるか、スマホのテザリングで同じサーバーへ接続できるか試してください。社内や家庭内のルーターが原因のこともあります。

2) ping/SSHで到達性を確認

サーバーにpingを送って応答があるか確認します。例:

ping -c 4 example.com

SSHで接続できるか試します。接続できればアプリ側の問題を疑います。

3) サーバー負荷状況を確認

SSHで入れたらCPU・メモリ・ディスクを確認します。
– top / htop
– free -h
– df -h
負荷が高ければプロセスを特定し、不要なプロセスを停止します。

4) ログを確認

Webサーバー(nginx/apache)やアプリのログを確認します。よく使う例:

tail -n 200 /var/log/nginx/error.log
journalctl -u your-service -n 200

エラーや例外が繰り返されていないか探します。

5) サービスやサーバーの再起動を検討

サービス単位でまず再起動します(例: systemctl restart nginx)。効果が無ければアプリ、最終的にサーバーを再起動します。再起動前に現在の状態とログを保存し、必要なら影響範囲を周知してください。

6) それでも直らない場合の対処

ホスティング会社のコンソールから強制起動やレスキューモードを試し、ハードウェア障害やネットワーク障害の有無を確認します。バックアップからの復旧や専門の保守に連絡することも検討してください。

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