はじめに
目的
本資料は「web制作 ボタン」に関する調査結果をまとめたものです。Web制作で頻繁に使う「ボタン」の作り方、見た目、実装方法を初心者向けに分かりやすく解説します。ボタンはクリックで行動を促す重要な要素で、配色や形、配置で効果が変わります。
対象読者
Web制作を始めたばかりの方、デザインを学びたい方、ノーコードでサイトを作る方を想定しています。専門用語はなるべく避け、具体例と手順で説明します。
本書で学べること
- 簡単に使える無料ジェネレーターの紹介と使い方
- Figmaを使ったボタンデザインの基礎
- HTML/CSSでの実装の基本とノーコードでの応用
- WordPressなどでの設置方法や素材の選び方
読み方のポイント
各章で実例や画像、コード例を示します。まずは手を動かしてみると理解が早くなります。
無料公開！誰でも簡単にHTML・CSSボタンが作れるジェネレーターツール
概要
AMIX Designが提供する無料ジェネレーターは、初心者でも直感的にボタンを作れます。テキストを入力し、サイズ・幅・角丸・色を選ぶだけで、リアルタイムに見た目を確認できます。完成後はHTMLとCSSをコピーしてそのまま貼り付けられます。商用利用も可能です。
使い方（簡単3ステップ）
- ボタンテキストを入力します（例：「購入する」「問い合わせ」）。
- サイズ、幅、角丸、カラー、影やアイコンの有無を選びます。12種類のデザインから好みを選べます。
- プレビューで確認後、HTMLとCSSをコピーしてサイトに貼り付けます。
主な機能とポイント
- リアルタイムプレビューで微調整しやすい
- カラー変数でブランド色を統一可能
- アイコンや影の追加で視認性を向上
- コードはシンプルで読みやすく、既存のスタイルに組み込みやすい
活用例
- ECサイトの購入ボタンやカート誘導
- LPのCTA（行動喚起）ボタン
- ブログ記事内の外部リンクボタン
注意点
生成コードは基本的なHTML/CSSです。独自のデザインやアニメーションを追加する場合は、少し手を加える必要がありますが、初心者でも扱いやすい設計です。
Figmaの機能を駆使してボタンを作ってみよう
はじめに
Figmaはブラウザで使えるデザインツールです。ボタンは何度も使う部品なので、効率よく作って管理する方法を覚えると作業が速くなります。
基本手順（素早く作る）
- テキストを入力します。文字サイズや書体を整えます。
- テキストを選択してShift＋Aを押し、オートレイアウトにします。テキストがフレーム内に収まります。
- フレームに背景色（Fill）を設定し、角丸（Corner radius）を指定します。
- オートレイアウトのパディングで上下左右の余白を調整し、中央揃えにします。
サイズとレスポンシブ
オートレイアウトで「Hug contents（内容に合わせる）」にするとテキスト幅に応じてボタンが伸縮します。固定幅にする場合はサイズを指定してください。
コンポーネント化とバリアント
- 完成したボタンを選んで右クリック→「Create component」でコンポーネント化します。
- バリアント機能で状態（Default / Hover / Pressed / Disabled）を作ると、一括管理できます。メイン（親）を直せば全てのインスタンスが更新されます。
スタイル管理のコツ
色や文字は「Styles」に登録しておくと統一できます。命名規則（例：Button/Primary、Button/Secondary）を決めると探しやすくなります。
実用的な注意点
- コントラストを確保して視認性を高めてください。
- コンポーネント名とプロパティ名は分かりやすく付けます。
- アイコンを入れるときはオートレイアウトの間隔で左右の余白を揃えます。
これらを組み合わせると、見た目の一貫性を保ちながら効率よくボタンを作れます。
ボタン（リンク）の実装をマスターしよう！基本
短い導入
Studioのエディタで作るボタンは、見た目と動作を分けて考えると作りやすくなります。ここでは基本の手順と、よく使う具体例を丁寧に説明します。
基本の手順（順序で説明）
- ボックスを追加してリンクにする：テキストやアイコンを内包するボックスを置き、リンク先URLを設定します。
例：テキストボタンなら幅は自動、丸ボタンなら固定の幅・高さ（40〜56px）が目安です。 - マージン・パディングを調整：外側の余白（マージン）と内側の余白（パディング）を決めます。例：左右8–16px、上下6–12px。
- 背景色と枠線の設定：色は16進（#ffffff）や名前（orange）で指定します。枠線は2pxなどで強調できます。
- 角丸と形を決める：角丸を大きくすると丸ボタンになります（border-radius: 50% または 9999px）。
- アイコンの配置：アイコンをボックス内に置き、色やサイズを合わせます。右寄せ・中央揃えなどで見栄えを整えます。
- 重ね順（z-index）とクリック領域：アイコンがテキストより上になるようにし、クリックしやすい大きさを確保します。
動きとアクセシビリティ
- ホバー時の変化：背景色の変化や枠色の強調、縮小（scale）を短いアニメで加えると自然です。
- フォーカス表示：キーボードで操作する人のために、はっきりしたフォーカス枠を設定しましょう。
- セマンティクス：可能ならタグを使い、画像には代替テキスト（alt）やaria-labelを付けると親切です。
応用の具体例
白地にオレンジ枠の丸ボタン：背景#ffffff、枠線2px #ff7a00、アイコンも#ff7a00、サイズ48px、角丸を9999pxにします。アイコンは中央に配置して重ね順を上にすると見栄えが整います。
この基本を押さえれば、見た目も動きも使いやすいボタンを作れます。
ホームページに使うボタンのポイント3つ！設置方法や素材も紹介
はじめに
ボタンは訪問者の行動を促す重要な要素です。見やすく分かりやすいデザインにするとクリック率が上がります。
ポイント1：色とコントラスト
・目立つ色を1色だけ使うと効果的です。背景と十分なコントラストを確保してください。
・例：オレンジや青の鮮やかな色に白文字。
ポイント2：文言とサイズ
・短く具体的な文言（例：「申し込む」「資料をダウンロード」）にします。
・スマホでも押しやすい大きさ（幅はボタン端から端まで、タップ領域は高さ40–48px目安）。
ポイント3：配置と動作
・ファーストビューや記事末に目立つ位置へ設置します。
・ホバーやアニメで押せる感覚を出すとクリック増加に繋がります。
WordPressでの設置（ブロックエディタ）
- 編集画面でボタンを入れたい位置にカーソルを置く
- 「＋」を押して「ボタン」ブロックを選択
- テキストを入力し、リンクや色を設定
- レスポンシブ表示を確認して保存
MaxButtonsプラグインの使い方（簡単）
・プラグインをインストールし、有効化します。
・管理画面で新規ボタンを作成し、サイズ・色・アイコン・影などを設定
・ショートコードをコピーして、好きな場所に貼り付けます。
素材の選び方
・アイコンはSVG推奨（軽量で拡大縮小に強い）。
・ホバー用の簡単なアニメはCSSで実装すると高速です。
注意点
・リンク先は明確にし、外部リンクは新しいタブを検討してください。
・視覚障害者のために代替テキストや十分なコントラストを確保します。
