ハンドメイド作品を魅せるディスプレイ作り方完全ガイド

目次

はじめに

目的

この章では、本シリーズの趣旨と読者の方に期待することをやさしく説明します。ハンドメイド作品やアクセサリーを、手作りのディスプレイ什器で魅力的に見せる方法を紹介します。低予算で始められるアイデアを中心に、実用性と見た目の両立を目指します。

この記事で得られること

  • 100均や身近な木材を使った具体的な什器の作り方がわかります。
  • イベントやマルシェで使える実用的な工夫や装飾アイデアを学べます。
  • 初心者でも取り組みやすい手順と注意点が把握できます。

使う素材の例

100均(木製トレー、すのこ、麻ひも、フック)、ホームセンターの木材(角材、ベニヤ)、工具(カッター、ドライバー、やすり)などを想定しています。無理なく調達できるものを中心に選びました。

読み方のポイント

各章で作り方を写真つきで解説します。まず簡単なものから試して慣れてください。材料や道具の工夫で見栄えがぐっと良くなります。始めるときは安全に注意し、少しずつ自分のスタイルにアレンジしてください。

【100均DIY】簡単!手作りディスプレイ什器の作り方

はじめに

100均だけで作れる、軽くて持ち運びしやすいアクセサリー用什器の作り方です。透明なPSクリアケースをベースに、リメイクシートやストロー、ワイヤーフレームを組み合わせて実用的で可愛い什器を作ります。イベントでの使いやすさも考慮しています。

用意するもの(すべて100均で入手可能)

  • PSクリアケース(フタつきのもの)
  • リメイクシート(好みの柄)
  • プラスチックストロー(太めがおすすめ)
  • ワイヤーフレームスタンド(小型のもの)
  • 両面テープ、瞬間接着剤
  • ハサミ、カッター、定規、目打ち

作り方(手順)

  1. PSクリアケースの外側にリメイクシートを貼ります。気泡はヘラやカードで押し出します。
  2. ケースのフタ側に目打ちで小さな穴を等間隔にあけます(ピアス用)。
  3. ストローを5〜7cmに切り、穴に差し込んで長さを調整します。ストローの端は斜めに切ると差し込みやすくなります。
  4. ワイヤーフレームスタンドはケースの背面に両面テープや接着剤で固定します。ネックレスやブレスレットを掛けられます。
  5. ケース内に小さな仕切りやフェルトを敷けば、リングやヘアアクセも整理できます。

アレンジと実用のコツ

  • 高さを出したいときは、同じケースを重ねて台座にします。
  • 取り外しを重視するなら、接着は両面テープ中心にして現場で調整できるようにします。
  • 持ち運びはフタをしっかり固定し、衝撃吸収に薄手の布を入れると安心です。

この作り方なら材料費が抑えられ、イベントでの見栄えと実用性を両立できます。ぜひご自分の色でアレンジしてみてください。

【100均DIY】マルシェで活躍!おしゃれなディスプレイスタンド

材料(Seriaでそろう)

  • 木版(小サイズ)×3枚
  • アイアンウォールラック(2個)またはL字の金具
  • 細めの針金または結束バンド
  • 養生テープ
  • レースや布(飾り用)

作り方(簡単3ステップ)

  1. 木版を並べ、見せたい向きに揃えます。高さを出したい場合は木版の向きで段差をつくります。
  2. アイアンウォールラックを木版の両サイドに取り付けます。付属のネジがあれば軽く留め、なければ針金や結束バンドでしっかり固定します。
  3. 全体のガタつきを養生テープで補強します。テープは裏側や接合部に貼ると目立ちません。

持ち運び・安定のコツ

  • 軽量なので持ち運びが楽です。分解可能にしておけば車への積み下ろしも簡単です。
  • 重い商品を載せるときは木版の中心に重心がくるよう配置してください。

飾り付けアイデアと注意点

  • レースを前面に巻くと柔らかい雰囲気になります。ピンチで留めると外しやすいです。
  • 雨天では木材が濡れると弱くなるため、ビニールで覆うなど対策してください。

費用はおおよそ500円前後です。手軽に作れて見栄えもよく、マルシェでの展示にぴったりです。

手作りフリマ・マルシェ用にアクセサリー用の棚・什器を自作

準備するもの

  • 本体用の板(合板または厚めのMDF)1枚(目安:幅25cm、奥行10〜12cm、高さ20〜25cm)
  • 蝶番(折りたたみ用)2個、木ねじ
  • 丸棒(台紙安定用)直径6〜8mm、長さ25cm程度
  • 塗料(アクリル塗料やニス)、紙やすり、ドリル、のこぎり、定規、鉛筆

作り方(手順)

  1. 板を2枚に切る(表面用と背面用、または棚板と脚に分ける)。幅は約25cmが扱いやすいです。
  2. 背面と棚を蝶番でつなぎ、折りたためるようにする。蝶番は上下に2か所付けると安定します。
  3. 台紙を立てるための溝を作るか、丸棒を手前に通す穴を開けて差し込む。丸棒は台紙の下端を支え、倒れにくくします。
  4. 表面の角を紙やすりで整え、塗料で仕上げる。乾いたら防水ニスを薄く塗ると耐久性が上がります。
  5. ピアス用には小さな穴を開けた台紙を用意し、ネックレスはフックや小さなクリップで掛けます。

使い方のコツ

  • 高さを変えたいときは背面に数段階の角度を付けられる簡易ストッパーを付けると見栄えが良くなります。
  • 小物はトレーや小箱で仕切ると整理しやすいです。

持ち運び・保管

折りたたんで薄くして持ち運べます。塗装は事前に完全に乾かし、布で包んで保管すると傷が付きにくいです。

マルシェの木箱の購入から簡単DIY

はじめに

マルシェで木箱を使うと、商品の見え方がぐっと良くなります。ここでは購入時のポイントから、初心者でもできる簡単な自作手順、仕上げや陳列の工夫までをわかりやすく紹介します。

購入のポイント

  • サイズと重さ:陳列する作品の大きさに合わせて選びます。重いものを置くなら厚手の木材や補強のあるものを選んでください。取っ手があると搬入が楽です。
  • 素材:桐やパインは軽く扱いやすいです。合板は安価ですが角が割れやすいので注意します。
  • 形状と価格:オープンタイプと底板付きがあります。用途に合った形を選んでください。

自作する簡単手順(初心者向け)

  1. サイズを決める(例:幅30×奥行20×高さ15cm)。
  2. 12mm合板をカット(ホームセンターで切断サービスを利用すると楽です)。
  3. 木工用ボンドで仮組みし、ビスで固定。底板は溝や取り付けビスでしっかり止めます。
  4. サンドペーパーで角を整える(#120→#240の順がおすすめ)。
    所要時間は慣れれば1〜2時間です。

ペイントと仕上げのコツ

  • 下地処理:塗る前にほこりを拭き取りサンダーで表面を整えます。
  • 塗料:水性ペンキは扱いやすく臭いも少ないです。自然な風合いを活かすならオイルステインや蜜蝋ワックスがおすすめです。
  • 内張り:布やクラフト紙で内側を覆えば作品が映え、滑り止めにもなります。

ディスプレイの工夫

  • 高低差を作る:箱を積み重ねたり、箱の中に小箱を入れて段差を作ります。
  • ラベル・タグ:箱の側面にクリップや小さなフックを付けて価格タグを付けやすくします。
  • 照明:小型のLEDライトを仕込むと夜間の視認性が上がります(電源の取り扱いに注意)。

搬入・安全対策

  • 積み重ねる場合はL字金具や結束バンドで固定すると安心です。
  • 重い商品は下段に配置し、重心を低く保ってください。
  • 移動時は取っ手や底面保護を使って傷つけないようにします。

手軽に揃う材料で、少しの工夫を加えるだけで見栄え良く安全なディスプレイが作れます。まずは1つ作って、使い勝手を試してみてください。

ハンドメイドイベントで「壁の代わり」になる便利アイテム

はじめに

壁がない会場でも、見栄え良くブースを仕切る方法を紹介します。A2ポスターパネルを中心に、照明や布花スワッグ、POPを組み合わせるだけで“壁”の代わりになります。簡単で持ち運びしやすい点を重視しました。

用意するもの(例)

  • A2サイズのポスターパネル(軽量の発泡スチロールやフレーム式)
  • クリップ式ライト(小型・電池式がおすすめ)
  • 布花スワッグやフェイクグリーン
  • POP用カード(決済方法、SNSのQRコードを印刷)
  • 両面テープ、クリップ、S字フックなど

A2ポスターパネルの使い方

A2(420×594mm)はテーブル後ろにちょうど良いサイズです。パネルを立てかけるか、テーブル天板に立てるためのL字の支えを付けます。複数枚並べれば横幅を広げられます。

照明と装飾のコツ

クリップ式ライトを上部に挟み、商品に当たるよう角度を調整します。布花スワッグは端に垂らすと柔らかい印象になります。光と装飾はバランスを意識して、主役の作品を引き立てます。

POPと決済表示の配置

決済方法(現金、電子決済のロゴ)やSNSのQRコードは見やすい位置に。A2の片隅にPOPを貼るか、小さなイーゼルに載せると目に止まりやすいです。QRはスキャンしやすい大きさで印刷してください。

設営・持ち運びのポイント

パネルは折りたためるものを選ぶと持ち運びが楽です。照明は電池式を用意し、予備電池も持参します。装飾は現場で簡単に付け外しできる方法でまとめておくと設営時間が短縮できます。

ハンドメイドイベント【つり下げ什器の作り方】

はじめに

100円ショップの材料だけで作れる「つり下げ式什器」を丁寧に説明します。軽いアクセサリーやポストカード、小物の見せ方に向いています。

用意するもの(すべて100均で揃います)

  • ワイヤーネット(もしくはメッシュパネル)
  • 木の棒(丸棒または角材)またはすのこ板の一部
  • 麻ひも・ナイロンロープ
  • 結束バンド(タイラップ)数本
  • S字フックまたは小さな金具フック
  • ミニ洗濯ばさみやクリップ
  • 両面テープや強力マグネット(必要に応じて)

作り方(ステップ)

  1. フレームを作る:木の棒をワイヤーネットの上下に通すか、すのこ板にネットを合わせます。見た目を整えたいときは棒を両端でテープ固定します。
  2. ネット固定:ワイヤーネットと木棒を結束バンドでしっかり留めます。バンドの余分は切り落とします。
  3. 吊り下げ紐を付ける:ネットの四隅に麻ひもを結び、長さを調整して結び目を固めます。耐荷重を上げたいときは二重にします。
  4. フック装着:上部の木棒にS字フックをかけ、テントのフレームや展示用バーに吊るします。屋外では風対策を必ず行ってください。
  5. ディスプレイ:洗濯ばさみやクリップでアクセやカードを留めます。重い物は下段に集め、バランスを取ります。

設置のコツ

  • 横幅を会場スペースに合わせて調整します。
  • 風が強い場合は背面を壁に固定するか、重りを下に付けて安定させます。
  • 高さは手に取りやすい位置に設定すると売上が上がりやすいです。

注意点

  • 耐荷重を超えないようにしてください。金具や結び目の緩みはこまめにチェックします。
  • 屋外で使う際は雨対策を忘れないでください。木材は水に弱いので防水シートを併用すると安心です。

これで完成です。手軽に作れて持ち運びも簡単なので、初めてのハンドメイドイベントにもおすすめです。

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