目次
はじめに
この章では、本ドキュメントの目的と扱う問題の全体像をわかりやすく説明します。対象は、サイト運営者や担当者で、Googleサーチコンソールにサイトマップを送信したときにエラーや警告が出た方です。
目的
サイトマップは検索エンジンがサイトを見つける大切な手がかりです。本書は、送信時に起きる代表的なエラーを列挙し、原因の見つけ方と対処の方向性を示します。専門用語は最小限にし、具体例で補足します。
よくある原因（概要と簡単な例）
- URLの入力ミス：例）https://example.com/sitemap.xml ではなく /sitemap.xml を送信
- サイトマップ未設置：ファイルがサーバにない
- HTTP/HTTPSの不一致：サイトはhttpsだがsitemapはhttpで登録
- robots.txtの設定不備：クロールを禁止している
- ファイル形式の誤り：XMLではなくHTMLを置いてしまう
- サーバー応答遅延：タイムアウトで読み込めない
- 認証ページの混入：ログイン必須ページが含まれる
- クローラーアクセス制限：IPやUser-Agentで弾いている
- 外部リンクの不具合：外部で参照するURLが間違っている
- キャッシュ問題：古いsitemapが表示される
- 手動ペナルティや一時的エラー：Google側や一時的なサーバ障害
- HTTPエラーやプラグイン競合：404/500やCMSの拡張機能が原因
次章では、上記それぞれの詳しい原因と具体的な確認手順・解決方法を順を追って解説します。
Googleサーチコンソールのサイトマップエラー：原因と完全解決ガイド
はじめに
Googleサーチコンソールにサイトマップを送信するとき、エラーは多くが基本チェックで解決します。ここでは主な原因と具体的な対処手順をやさしく説明します。
主な原因と具体例
- URLの入力ミス：例）https://example.com/sitemap.xml を /sitemap.xml と誤入力。対処：正しいパスを貼り付けて再送信。
- サイトマップ未設置：ファイルがサーバーにない。対処：生成プラグインや手動でsitemap.xmlを作成してアップロード。
- HTTP/HTTPSの混在：プロトコルが一致していないと別サイト扱い。対処：サーチコンソールで正しいプロパティ（https://）を選ぶ。
- robots.txtやアクセス制限：クローラーがブロックされている。対処：robots.txtを確認し、Disallowを外すか許可する。
- ファイル形式の不適切：HTMLで出力されている。対処：XML形式で保存する。
- サーバー応答遅延・一時エラー：タイムアウトで取得できない。対処：サーバー稼働状況を確認し再送信。
- 認証が必要なページを含む：ログインが必要なURLが混在。対処：公開ページのみをサイトマップに含める。
基本の確認手順（順番に）
- サイトマップURLをブラウザで開き、XMLが表示されるか確認する。
- サーチコンソールで同じプロパティ（http/https、wwwあり/なし）を使う。
- robots.txtでsitemap行とアクセス制限を確認する。
- URL検査ツールで代表ページをテストする。
- サーバーログやホスティングの状態を確認する。
個別トラブルと追加対処
- プラグイン競合：プラグインを一時停止して再生成。
- 手動ペナルティ・重いエラー：Search Consoleのメッセージを確認し、必要なら再審査を申請。
- キャッシュの古さ：CDNやキャッシュをクリアして最新ファイルを配信。
各手順は順に試すと解決しやすいです。分からない点があれば、使用しているCMSや具体的なエラーメッセージを教えてください。
