初心者も安心!cdnとvue.jsで始める開発入門ガイド完全版

目次

はじめに

本調査の目的

本調査は、既存のHTMLサイトへ手軽にVue.jsを導入する方法を分かりやすくまとめたものです。CDN経由での導入や、初心者向けの簡単セットアップ、.vueファイル(Single File Component)を使った応用例まで、多角的に解説します。

対象読者

・静的なHTMLサイトを持ち、少しだけ動きを加えたい方
・フロントエンド開発にこれから触れる初心者の方
・フル開発環境を構築する前にVue.jsを試したい方

ここで学べること(概要)

・CDNでの素早い導入手順(例: <script src="https://unpkg.com/vue@3"></script>
・既存ページへ段階的に組み込む方法
・.vueファイルを使った高度な構成例と親子コンポーネントの通信
・CDN導入と本格的な開発環境のメリット・注意点の比較

読み方の提案

まずは第2章でCDNによる簡単導入を試してください。動作を確認した上で、第3章・第4章へ進むと理解が深まります。実例中心に進めるので、手を動かしながら学べます。

既存サイトにちょいVue!CDNとSFCのスマート導入術

導入の考え方

既存サイトへは一度に置き換えず、部分的に導入するのが現実的です。まずはCDNで最小構成を動かし、必要に応じて.vueファイル(SFC)へ移行します。大規模改修を避けつつ、段階的に機能を増やせます。

最小構成(CDNで動かす)

HTMLにタグを追加し、Vue.createApp()でアプリを作成します。例えば:

<script src="https://unpkg.com/vue@3/dist/vue.global.prod.js"></script>
<div id="app">
  <p v-if="show">{{ message }}</p>
  <button @click="toggle">切替</button>
</div>
<script>
const { createApp } = Vue;
createApp({
  data(){ return { message: 'こんにちは', show: true }; },
  methods:{ toggle(){ this.show = !this.show; } }
}).mount('#app');
</script>

この方法でv-if、@click、v-modelなど基本ディレクティブがすぐ使えます。既存のDOMを壊さないよう、部分的にマウントしてください。

段階的に拡張する — SFC導入

機能が増えたら.vueファイルへ移行します。SFCはtemplate、script、styleを一つにまとめる簡潔な構成です。簡単な例:

<template>
  <button @click="inc">数: {{ count }}</button>
</template>
<script>
export default {
  props:['count'],
  methods:{ inc(){ this.$emit('update', this.count + 1); } }
}
</script>

ローカルでViteなどを使いビルドすると、SFCはブラウザで動くJSに変換されます。まずは一部だけSFC化して動作確認しましょう。

親子コンポーネントの基本(propsとemit)

親から子へはpropsで値を渡します。子はイベントをemitして親へ通知します。例:

  • 親:
  • 子: propsでcountを受け取り、this.$emit(‘update’, 新しい値)で通知します。

この仕組みでUIの責務を分けつつ、既存コードと共存できます。

運用のポイント

  • 影響範囲を限定してマウントする。
  • 最初はCDNで試し、安定したらSFCへ移行する。
  • 既存のスクリプトと競合しない変数名やセレクタを使う。

段階的な導入でリスクを抑えつつ、画面ごとにVueの利点を活かせます。

Vue.js入門ガイド:初心者でも簡単に始められるフロントエンド開発

はじめに

Vue.jsは学習コストが低く、手早く動くUIを作れます。ここでは最も簡単なCDN方式での導入から、基本的なデータバインディング、イベント処理、簡単なコンポーネントまでを丁寧に説明します。

CDNでのセットアップ(最短手順)

  1. HTMLのや末尾に公式CDNを読み込みます。

例:

<script src="https://cdn.jsdelivr.net/npm/vue@2"></script>

読み込むだけで使えます。

マウントとデータバインディング

HTMLに

を用意し、中で{{ message }}のように書きます。JavaScript側でnew Vue()を使い、elでマウント、dataでデータを定義します。

例:

<div id="app">{{ message }}</div>
<script>
new Vue({ el: '#app', data: { message: 'こんにちは、Vue!' } })
</script>

表示が自動で更新されます。

イベントと双方向バインディング

クリックなどは@clickで受け取れます。入力フォームはv-modelで双方向に同期します。例えばボタンでメッセージを変更する、といった操作が簡単です。

簡単なコンポーネント

機能ごとに再利用できる部品(コンポーネント)を作れます。小さなテンプレートとデータをまとめる感覚です。

開発のコツ

  • 最初は小さなパーツから作る。
  • ブラウザのコンソールでエラーを確認する。
  • ドキュメントのサンプルを真似して手を動かす。

この章で基礎を掴めば、既存サイトへの導入やより高度な機能に自然に進めます。

Vue.jsとは?特徴やできること、メリット、注意点などを解説

Vue.jsとは

Vue.jsはシンプルで扱いやすいフロントエンドのJavaScriptフレームワークです。HTMLに近い書き方で動的な画面を作れます。学習コストが低く初心者にも始めやすいです。

主な特徴

  • 宣言的レンダリング:データをDOMに反映する処理を簡潔に書けます。
  • コンポーネント指向:画面を小さな部品(コンポーネント)で分けて管理できます。
  • 双方向バインディング:入力とデータが連動します。

できること(具体例)

  • フォームバリデーションや動的リスト表示
  • 単ページアプリ(SPA)でのルーティングや状態管理(routerやVuex/Vuex代替)

導入方法の比較

  • CDN
  • 手軽に試せます。開発環境不要で、すぐにHTMLにを追加して使えます(2024年9月時点)。
  • 小規模なスニペットや既存サイトへの追加に向きます。ビルド機能は使えません。
  • フル開発環境(Node.js+ビルドツール)
  • 初期準備は必要ですが、コンポーネント(SFC)、最適化、モジュール管理など全機能を活用できます。大規模アプリや本番運用に適しています。

メリット

  • 開発が速く、チームでも保守しやすいです。
  • 必要に応じて軽い導入から本格的な構成まで拡張できます。

注意点

  • CDNは便利ですが、ビルドや最適化ができない点に気を付けてください。
  • 大規模開発ではツール導入や型チェックの検討が必要です。
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