はじめに
この資料では、日本郵便が提供するWebレタックスについて分かりやすくまとめています。Webレタックスは、祝電や弔電をオンラインで申込めるデジタル電報サービスです。24時間365日、スマートフォンやパソコンから手軽に利用できます。
本資料の目的
サービスの特徴、利用シーン、申し込み方法、他社サービスとの違い、料金やメリットを整理し、利用を検討する際の判断材料にしていただくことを目的とします。
対象読者
個人で祝電・弔電を送りたい方、企業で複数件の手配を検討する方、また電報サービスの比較検討を行う担当者の方を想定しています。
本資料の構成
第2章以降でサービス概要、活用例、申し込み手順、完成までの流れ、カスタマイズ性の特長、主要なメリットを順に詳しく解説します。
Webレタックスとは：日本郵便が提供するデジタル電報サービス
概要
Webレタックスは日本郵便が提供する祝電・弔電向けの電子郵便サービスです。名称は「レター」と「ファクス」を組み合わせたもので、1981年に郵政省が開始しました。24時間365日、Webから手続きでき、自宅やオフィスのPC・スマートフォンで完結します。
名前と歴史（簡単に）
1981年の開始以来、電話や窓口に代わる迅速な連絡手段として普及しました。名前の由来は分かりやすく、紙の手紙と機械的な送信を融合したイメージです。
主な特徴
- いつでも申し込み可能：夜間や休日でも送信できます。
- 端末完結：スマホだけで申し込めるため外出不要です。
- 祝電・弔電に対応：場面に合わせた文例や台紙が選べます。
利用シーンの具体例
誕生日や結婚式の祝電、訃報時の弔電など、遠方にいる相手へ迅速に気持ちを伝えたいときに便利です。例えば、出張中で式に出られないときにスマホから送れます。
向いている人
忙しくて窓口に行けない人、急いでメッセージを届けたい人、操作をシンプルに済ませたい人に向きます。
Webレタックスが活躍するシーン
Webレタックスは、お祝いと弔事のどちらでも使いやすいサービスです。遠方でも気持ちを確実に届けたいときに便利です。
お祝いの場面
- 結婚式・披露宴：会場に華やかな電報を送れます。短めの祝辞でも映えます（例：「ご結婚おめでとうございます。末永いお幸せをお祈りします」）。
- 誕生日・出産：個人的な一言を添えて贈れます。サプライズ演出にも向きます。
- 合格祝い・入園・入学：時期に合わせて届くよう指定できます。お子様や学生へ励ましの言葉を送りやすいです。
- 発表会・スポーツ大会：成果を称えるメッセージを会場で受け取れます。優勝や好成績の祝電が場を盛り上げます。
弔事の場面
- お悔やみ・法事・法要：慎んだ文面で故人を偲ぶ気持ちを届けられます。形式に沿った例文が参考になります。
- お見舞い：病院へ速やかに届くため、励ましやお見舞いの言葉を伝えやすいです。
送付時間や文面のトーンは場面ごとに変えられます。シーンに合った言葉選びで、相手に失礼のない形で気持ちを届けられます。
申し込み方法：複数の選択肢から選べる利便性
概要
Webレタックスは申し込み方法が5種類あり、用途や状況に応じて選べます。主に「Web申し込み」「郵便局窓口」「郵便ポスト投函」「FAX」「電話」です。最も便利なのはWeb申し込みで、クレジットカードを登録するとさらにスムーズに手続きできます。
各申し込み方法の特徴と流れ
- Web申し込み
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初回はWebゆうびんサービスへの登録が必要です。登録後、届け先情報・文面・配達希望日を入力して送信します。クレジットカードを登録しておくと支払いが自動で済み、手続きが速くなります。
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郵便局窓口
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窓口でスタッフに申し込む方法です。書き方が不安な方や直接確認したい方に向いています。窓口申し込みは料金が100円高くなりますのでご注意ください。
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郵便ポストへの投函
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所定の申込用紙に必要事項を記入して投函します。ネットが使えないときや窓口営業時間外に便利です。
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郵便局へのFAX
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申込用紙をFAXで送信して申し込みます。送信先番号は公式サイトや最寄りの郵便局で確認してください。
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郵便局への電話
- 電話で口頭により申し込みます。細かな相談や急ぎの確認に向いています。
申し込み時に準備するもの
受取人の住所・氏名、文面（原稿）、差出人情報、配達希望日・時間帯、支払い方法についての情報を用意してください。電話や窓口では本人確認や追加の確認が入る場合があります。
選び方の目安
日常的に使うならWeb申し込みが断然便利です。ネットが苦手な方や直接相談したい場合は窓口や電話、外出先で簡単に済ませたい場合は投函やFAXを利用してください。
3ステップの簡単な完成プロセス
ステップ1：台紙を選ぶ
まずは300種類以上の台紙から選びます。用途別（結婚・出産・お悔やみ・祝儀など）にカテゴリ分けされているので、目的に合うデザインを見つけやすいです。写真付きのサンプルを確認して雰囲気を確かめてください。
ステップ2：メッセージや画像を準備する
続いて本文を入力し、必要に応じてイラストや写真をアップロードします。短い一言や、感謝や励ましを伝える例文を使うと読み手に伝わりやすいです。画像は縦横の向きや見切れに注意して配置を確認してください。プレビュー機能で実際の仕上がりを必ず確認しましょう。
ステップ3：宛先を入力して送信する
最後に宛名・住所を正しく入力し、配達日を指定できる場合は希望日を選びます。宛名の敬称や会社名の書き方を確認して誤送を防いでください。内容に問題がなければ送信ボタンを押すだけで完了です。送信後に確認メールや画面が表示されるので、受付番号を控えると安心です。
使いやすさのポイント
・プレビューで必ず全体を確認する
・写真は見切れを避けるため中央寄せやトリミングを事前に確認する
・宛名は漢字やスペースの有無に注意する
これらの3ステップでシンプルに電報を作成できます。
他の電報サービスとの大きな違い：カスタマイズ性の高さ
概要
Webレタックスは直筆メッセージやイラスト、カラー原稿を受け付ける点で、従来の電報サービスと大きく異なります。手書きの風合いや色合いをそのまま届けられるため、より個性的で気持ちが伝わりやすい電報作りが可能です。
カスタマイズできる主なポイント
- 直筆原稿やイラストを写真やスキャンで送付できます。手書きの温かみを残せます。
- カラー原稿に対応し、写真や彩色した絵もそのまま反映できます。
- フォントやレイアウトを選べるケースが多く、見た目の印象を整えられます。
具体例でわかる違い
- 結婚祝い：二人の写真や手描きイラストを使うと、記念品のような電報になります。
- 出産祝い：赤ちゃんの写真やカラフルな手書きメッセージで喜びを伝えられます。
- 慶弔（お悔やみ）：落ち着いた色合いや和紙風の画像を用いて慎み深く表現できます。
- 企業からの挨拶：ロゴ入りのカラー原稿で社名やブランドを強調できます。
利点と注意点
利点は、受け取ったときの感動や記念性が高まることです。相手の好みや場面に合わせてデザインを変えられるため、似たような文面でも印象を大きく変えられます。注意点としては、画像は明るく鮮明に撮影する、余白を意識するなど、原稿の見え方に配慮すると仕上がりがよくなります。
Webレタックスの3つの主要メリット
メリット1：文字追加や画像挿入が無料で可能
Webレタックスは、文章を追加したり写真やイラストを挿入しても追加料金が発生しません。最大5ページ（約2,000字）まで対応するので、長めのメッセージや複数の写真を使った贈り物風の電報にも向きます。たとえば、結婚祝いに思い出の写真を添えて心のこもったメッセージを送れます。
メリット2：配送状況をWebで確認できる無料追跡
申し込み後は無料の追跡サービスで配送状況を確認できます。配達日時や配達完了の確認がウェブ上でできるため、受取人の予定に合わせて安心して利用できます。受取が心配な場合は、配達状況を確認して受取りタイミングを調整できます。
メリット3：豊富な文例と当日配達の対応
300種類以上の文例やイラスト付きの台紙が用意されています。用途や雰囲気に合わせた台紙をすばやく選べるので初めてでも迷いません。さらに、15時30分までに申し込めば当日配達に対応することが多く、急ぎの贈り物にも便利です。用途別の文例を参考にすると、短時間で礼儀正しい文章を作成できます。
