初心者でも安心!ホームページ作り方とサーバー選びのポイント

目次

はじめに

この資料の目的

本資料は、ホームページ作成における「サーバー」の役割や種類、初心者向けの具体的手順をやさしく解説します。専門用語は最小限に抑え、具体例を交えて理解しやすく説明します。

サーバーとドメインの役割(やさしい説明)

サーバーはホームページを置く「家」のようなものです。写真や文章を保存し、訪れた人に見せます。ドメインはその家の「住所」に当たります(例: yoursite.com)。レンタルサーバーは家を借りるサービス、独自ドメインは自分だけの住所を持つイメージです。

どんな人に向いているか

  • 初めてホームページを作る方
  • 小さな店舗や個人の情報発信を始めたい方
  • ブログやポートフォリオを公開したい方

この先の構成

第2章で基礎知識、第3章でサーバーの種類、第4章で作成方法の選択肢、第5章でレンタルサーバーを使った具体的手順を順に解説します。初心者が迷わず進めるよう、手順を丁寧に示します。

ホームページ作成の基礎知識

サーバーはホームページの“倉庫”です

サーバーはホームページのデータ(文章、画像、動画、プログラムなど)を保管する場所です。利用者がURLをクリックすると、サーバーがそのデータをユーザーのブラウザへ送信します。家庭で例えると、サーバーは家の中の物置や本棚のような役割です。

ドメインはホームページの“住所”です

ドメインはインターネット上の住所に当たります。IPアドレス(数字の並び)を覚えなくても、example.com のような分かりやすい名前でアクセスできます。ドメインは年間で取得・更新する費用がかかります。

ブラウザとサーバーのやり取り(簡単な流れ)

  1. ユーザーがブラウザにドメインを入力します。
  2. ドメインがどのサーバーかを調べ(DNS)、ブラウザがサーバーへ接続します。
  3. サーバーがホームページのデータを送信し、ブラウザが表示します。

必要なものと費用の目安

  • サーバー:無料プランから月数百円~数千円まで幅があります。
  • ドメイン:年間数百円~数千円が一般的です。

基本を押さえれば選び方が分かりやすくなります。次章ではサーバーの種類について詳しく説明します。

ホームページ作成に利用できるサーバーの種類

ホームページを公開するためのサーバーは大きく二つに分かれます。自社で用意する「自社サーバー(オンプレミス)」と、業者から借りる「レンタルサーバー」です。

自社サーバー(オンプレミス)

自分でハードウェアを設置し、運用・保守を行います。自由度が高く、細かい設定や法的要件に対応できますが、初期投資や電源・ネットワーク・セキュリティの管理が必要です。初心者には負担が大きく、専門知識や人手がある場合に向いています。

レンタルサーバーの種類

  • 共有サーバー:複数の利用者でサーバーを共有します。月額数百円〜で安価、設定が簡単なため個人サイトや小規模サイトに適します。ただし、他の利用者の影響で速度や安定性が変わることがあります。
  • VPS(仮想専用サーバー):仮想環境で独立した領域を借ります。月額千円〜数千円で、自由度と性能がバランス良く、設定の知識が少し必要です。
  • 専用サーバー:1台まるごと専有します。高性能で安定しますが、月数万円と費用と管理負担が大きいです。大量アクセスや高度な要件がある場合に選びます。
  • クラウドホスティング:必要に応じてリソースを増減できます。従量課金制が多く、アクセスの増減が激しいサービス向けです。

選び方のポイント

管理の手間、予算、アクセス量の見込み、サポート体制、セキュリティやバックアップの有無で選びましょう。初心者ならまずレンタルサーバー(共有や簡単なVPS)から始め、必要に応じて移行するのがおすすめです。プロバイダーによってはSSL設定や自動バックアップ、電話サポートが付くので確認してください。

ホームページ作成方法の選択肢

概要

初心者向けの代表的な方法は大きく2つです。一つは「ホームページ作成ツール(以下、作成ツール)」、もう一つは「WordPress」です。それぞれの特徴と、向いている人を分かりやすく説明します。

1. 作成ツール(例:Wix、Squarespace、Jimdoなど)

  • 特徴:サーバー・ドメイン・編集機能(CMS)がセットになり、ブラウザでドラッグ&ドロップして直感的に作れます。
  • メリット:初期設定が不要で短時間に公開できます。デザインテンプレートが豊富で、コード知識がなくても美しいサイトを作れます。
  • デメリット:細かいカスタマイズや独自機能の導入が難しい場合があります。将来機能を拡張したい人は制約を感じることがあります。
  • 向いている人:とにかく早く見た目の良いサイトを作りたい個人・小規模事業者。

2. WordPress

  • 特徴:世界で広く使われるCMSです。レンタルサーバー契約からテーマ設定、プラグイン導入まで手順が必要ですが、自由度が高く機能拡張しやすいです。
  • 主な手順(概略・7ステップ)
  • レンタルサーバーを選ぶ
  • ドメインを取得する
  • サーバーにWordPressをインストールする
  • テーマを選んで設定する
  • 必要なプラグインを入れる
  • ページ・記事を作る
  • SSLなどの基本設定を確認する
  • クイックスタート機能を使えば、これらの手順を自動化して短時間で始められます。
  • 向いている人:将来機能を増やしたい、独自デザインやSEO対策をしっかり行いたい人。

選び方のポイント

  • 目的:告知中心か、長期運用かで選びます。
  • 予算と手間:短期間で安く済ませたいなら作成ツール、拡張性を重視するならWordPress。
  • メンテナンス:更新やバックアップを自分で管理したいかどうかで判断してください。

レンタルサーバーを使ったホームページ作成の具体的手順

1. レンタルサーバー契約

サービスサイトで新規契約します。プランはアクセス量やメールの有無で選びます。初めてなら共有プランで十分です。例:月額500〜1,000円程度のプラン。契約時に支払い情報と管理者メールを登録します。

2. 独自ドメイン設定

ドメインを取得するか、レンタルサーバーのドメインサービスを利用します。取得後はDNSでサーバーのネームサーバーを指定し、サーバー側でドメインを追加登録します。反映に数時間〜最大48時間かかる点に注意してください。

3. WordPressインストール

サーバーの「簡単インストール」機能を使います。ドメインを選び、サイト名・管理者アカウント・パスワードを入力すると自動で導入されます。手動の場合はFTPでファイルをアップロードし、データベースを設定します。

4. 初期設定と確認

・SSL(無料のLet’s Encrypt)を有効化してhttps化します。
・管理画面でテーマと必要なプラグイン(セキュリティ・バックアップ)を入れます。
・画面表示・リンク・スマホ表示を必ず確認します。

5. 運用のポイント

定期的にバックアップを取り、プラグインとWordPress本体を更新してください。問い合わせフォームやアクセス解析を導入すると運用が楽になります。

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