はじめに
「ERR_SSL_KEY_USAGE_INCOMPATIBLEと表示されてWebサイトを開けないけれど、何が原因なの?」
「SSL証明書を設定したはずなのに、どこを確認すればいい?」と困っていませんか。
SSL証明書を新しく設定したあとや更新したあとにこのエラーが表示されると、証明書そのものに問題があるのか、サーバー側の設定を直すべきなのか判断しにくいですよね。
この記事では、ERR_SSL_KEY_USAGE_INCOMPATIBLEが表示される原因から、SSL証明書やサーバー設定の確認方法、原因に応じた対処法まで順を追って説明していきます。
『ERR_SSL_KEY_USAGE_INCOMPATIBLE』とは?

ERR_SSL_KEY_USAGE_INCOMPATIBLEは、WebサイトへHTTPSで接続した際に、SSL/TLS証明書の鍵用途がブラウザの求める条件と一致しない場合に表示されるエラーです。
ここでは、ERR_SSL_KEY_USAGE_INCOMPATIBLEが表示される原因と、Chrome・Edgeで発生する理由を順に説明します。
ERR_SSL_KEY_USAGE_INCOMPATIBLEが表示される原因
ERR_SSL_KEY_USAGE_INCOMPATIBLEは、SSL/TLS証明書に設定されたKey Usageが、HTTPS通信で必要な公開鍵の用途と合っていない場合に表示されるエラーです。
Key Usageで必要な用途が許可されていないと、ブラウザが証明書を正しく検証できず、接続を拒否することがあります。
Chrome・Edgeでエラーが発生する理由
ChromeやEdgeはHTTPS接続時に証明書を検証し、Key Usageが接続時に必要な用途と一致しているか確認します。
証明書が有効期限内でも、必要な用途が許可されていなければ検証に失敗し、ERR_SSL_KEY_USAGE_INCOMPATIBLEが表示されます。
『ERR_SSL_KEY_USAGE_INCOMPATIBLE』が発生したときの確認ポイント
ERR_SSL_KEY_USAGE_INCOMPATIBLEが表示された場合は、Webサーバーに設定しているSSL/TLS証明書の種類と鍵用途を確認します。
ここでは、エラーが発生したときに確認する2つのポイントを順に説明します。
自己署名証明書を使用しているか確認する
Webサーバーに設定されているSSL/TLS証明書を開き、発行者と発行先を確認します。
両方が同じ場合は自己署名証明書の可能性があるため、HTTPS接続に必要な鍵用途が設定されているかも確認しておきましょう。
証明書のKey UsageにDigital Signatureが含まれているか確認する
証明書の詳細情報を開き、Key Usageに「Digital Signature」が含まれているか確認します。
含まれていない場合はTLS接続に必要な署名処理ができず、ERR_SSL_KEY_USAGE_INCOMPATIBLEが表示されることがあります。
『ERR_SSL_KEY_USAGE_INCOMPATIBLE』の対処方法
ERR_SSL_KEY_USAGE_INCOMPATIBLEが発生した場合は、証明書のKey Usageを確認し、ブラウザが求める用途に対応した証明書へ変更します。
ここでは、証明書の再発行からサーバーへの設定、一時的な回避方法まで順に説明します。
適切なKey Usageを設定した証明書を再発行する
現在の証明書でKey Usageが不足している場合は、HTTPS接続に必要な用途を含む証明書を再発行します。
発行後は証明書の詳細を開き、「Digital Signature」など必要な項目が設定されているか確認しましょう。
証明書を再発行したあと、HTTPSへ反映されるまでどのくらい待てばよいか迷う場合は、反映時間の目安も確認しておきましょう。
▶SSLの反映時間はどれくらい?設定後にHTTPSにならない原因と対処法
新しい証明書をサーバーへ設定する
再発行した証明書をWebサーバーへインストールし、HTTPSで使用する証明書を新しいものへ切り替えます。
設定後に対象URLへアクセスし、エラーが表示されずページを開けるか確認しましょう。
新しい証明書へ切り替えたあともHTTPSで正常に表示されない場合は、SSL設定後に確認したいポイントを整理しておくと原因を切り分けやすくなります。
▶SSLを設定してもHTTPSにならない原因は?確認方法と対処法
すぐに修正できない場合は別のブラウザで一時的に回避する
すぐに証明書を修正できない場合は、別のブラウザでページを表示できるか確認する方法もあります。
ただし、証明書自体の問題が解消されるわけではないため、あくまで一時的な確認方法として利用しましょう。
『ERR_SSL_KEY_USAGE_INCOMPATIBLE』が解消しない場合の確認ポイント
証明書を再発行してもERR_SSL_KEY_USAGE_INCOMPATIBLEが解消しない場合は、Webサーバーが実際に返している証明書を確認します。
ここでは、新しい証明書の設定状況とKey Usageを確認する方法を順に説明します。
サーバーに新しい証明書が正しく設定されているか確認する
WebサーバーのHTTPS設定を開き、新しく発行した証明書が割り当てられているか確認します。
有効期限やシリアル番号を照合し、古い証明書が残っている場合は新しい証明書へ切り替えましょう。
サーバーから返される証明書のKey Usageを再確認する
対象のWebサイトへHTTPSで接続し、実際に返されている証明書のKey Usageを確認します。
「Digital Signature」が含まれていない場合は、意図した証明書が正しく反映されているか、サーバー側の設定をもう一度確認しましょう。
まとめ
ERR_SSL_KEY_USAGE_INCOMPATIBLEが表示されたら、まずSSL/TLS証明書のKey Usageを確認し、HTTPS接続に必要な用途が設定されているか確かめましょう。
不足している場合は適切な証明書を再発行してサーバーへ設定し、切り替え後にエラーが解消されたか確認します。
再発行しても直らないときは、古い証明書が残っていないかも確認すると原因を見つけやすくなります。











