はじめに
本書の目的
この章では、Windows環境でWebサイト(ホームページ)のショートカットをデスクトップに作成する方法をわかりやすく紹介します。目的は、よく使うサイトへすばやくアクセスできるようにすることです。
対象読者
パソコンの基本操作ができる方を想定しています。専門知識は不要です。初めてでも丁寧に手順を追えば作れます。
本書で扱う内容
主に次の方法を取り上げます。
– Google Chromeを使った作成(ドラッグ&ドロップやメニュー)
– Microsoft Edgeを使った作成
– URLのコピー&ペーストで作る方法
– Windowsの「送る」メニューを利用する方法
各手順は画面操作を中心に具体例で説明します。
使い方のポイント
手順は短く区切って説明しますので、実際に操作しながら進めてください。問題が起きた場合は、エラーメッセージや状況を確認すると解決が早くなります。
Google Chromeを使用したショートカット作成方法
概要
Google Chromeでよく使うWebサイトをデスクトップやスタートメニューに直接置くと、起動が速く便利です。ここではメニュー操作とドラッグ&ドロップ、二つの簡単な方法を丁寧に説明します。
方法1:メニューから作成する(丁寧な手順)
- 対象のWebページをChromeで開きます。
- 画面右上のメニュー(縦に点が並んだアイコン)をタップします。
- メニュー内の「保存して共有」または「その他のツール」から「ショートカットを作成」を選びます。
- 表示されるダイアログで名前を確認し、必要なら変更します。デスクトップに置く場合は確認して「作成」を押します。
ポイント:サイト名が長いと見づらくなるので、短く分かりやすい名前にしておくと便利です。
方法2:アドレスバーのアイコンをドラッグ&ドロップ(約3秒で完了)
- アドレスバー左端にあるサイトのアイコン(鍵マークやサイトアイコン)を左クリックしたままデスクトップへドラッグします。
- ドロップすればすぐにショートカットが作成されます。
この方法はとても速く、手早く作りたいときに向きます。
作成後のちょっとした操作
- 名前の変更:デスクトップのショートカットを右クリックして「名前の変更」を選びます。
- アイコンの変更:右クリック→プロパティ→ショートカットタブ→「アイコンの変更」で好みの画像に変えられます。
- タスクバーに固定:作成したショートカットを右クリックし「タスクバーにピン留めする」を選べば便利です。
よくあるトラブルと対処
- デスクトップに置けないときは、Chromeの権限やデスクトップの書き込み権限を確認してください。
- 表示されるアイコンが古い場合はページを再読み込みしてから再作成すると改善します。
以上がChromeでショートカットを作る主な方法です。どちらも簡単に行えますので、使いやすい方法を試してみてください。
Microsoft Edgeを使用したショートカット作成方法
準備
Microsoft Edgeでショートカットにしたいページを開きます。アドレスバーにページのURLと小さなアイコン(鍵や地球のような表示)が見えます。
方法1:アドレスバー左のアイコンをドラッグ&ドロップ
- アドレスバー左の小さなアイコンをマウスでつかみます。
- そのままデスクトップへドラッグします。
- デスクトップ上でマウスボタンを離すとショートカットが作成されます。
ポイント:カーソルに小さなアイコンが付いている状態で離すと確実です。ページごとのアイコンがない場合はEdgeの既定アイコンが表示されます。
方法2:URLの青い部分(テキスト)を選んでドラッグ
- アドレスバー上のURL文字列をクリックして選択します(青く反転します)。
- 選択したままデスクトップにドラッグ&ドロップします。
- 同様にショートカットが作成されます。
この方法はアイコンが無いページでも確実にショートカットを作りたいときに便利です。
アイコンや名前の変更、整理
- 作成したショートカットを右クリックし「名前の変更」で分かりやすい名前にできます。
- 複数ある場合はフォルダを作ってまとめると整理しやすいです。
トラブルシューティング
- ドラッグで作成できないときは、一度ページのリロードやEdgeの再起動を試してください。
- それでもできない場合は、URLをコピーしてデスクトップで右クリック→新規作成→ショートカットを選び、貼り付ける方法をお試しください。
URLコピー&ペーストによるショートカット作成方法
手順(初心者向けに順を追って)
- ブラウザで目的のページを開きます。アドレスバーのURLをクリックして全選択し、Ctrl+C(コピー)します。
- デスクトップの何もない場所を右クリックし、「新規作成」→「ショートカット」を選びます。
- 表示されるダイアログの入力欄にCtrl+VでURLを貼り付け、「次へ」をクリックします。
- ショートカットの名前を入力して「完了」を押します。これでデスクトップにショートカットが作成されます。
補足と注意点
- 作成したショートカットをダブルクリックすると、既定のブラウザでそのURLが開きます。
- ログインが必要なページは、ショートカットで開いても再ログインを求められることがあります。
- URLの先頭にスペースが入ると正しく開かないので、貼り付け後に不要な空白がないか確認してください。
名前やアイコンの変更
- 名前は自由に付けられます。わかりやすい名前にすると整理が楽です。
- アイコンを変えたいときは、ショートカットを右クリック→プロパティ→「アイコンの変更」から設定できます。
ワンポイント(短く便利な方法)
アドレスバーの左にある鍵やサイトアイコンをデスクトップへドラッグすると、同様のショートカットが作れます。コピー&ペーストが面倒なときに便利です。
Windowsの「送る」メニューを利用したショートカット作成方法
概要
Windowsの「送る」メニューを使う方法は簡単です。ブラウザのアドレスバーに表示されているURLを右クリックして「送る」→「デスクトップ(ショートカットを作成)」を選ぶだけで、デスクトップ上にそのページへのショートカットが作成されます。初心者にも分かりやすい手順です。
手順(簡単ステップ)
- ブラウザで目的のページを開きます。
- アドレスバーのURLを右クリックします。代わりにURL左側の鍵アイコンやサイトアイコンをドラッグしても作成できます。
- 表示されるメニューから「送る(N)」を選びます。
- サブメニューで「デスクトップ(ショートカットを作成)」をクリックします。
- デスクトップにショートカットが作成されます。名前は自動でページタイトルになります。
補足と注意点
- ブラウザによって右クリックメニューの表示が異なる場合があります。そのときはURLを選択してCtrl+Cでコピーし、デスクトップ上で右クリック→新規作成→ショートカットと進み、貼り付けても作成できます。
- 「送る」メニューに項目がない場合は、SendToフォルダにショートカットを追加することで表示できます。エクスプローラーのアドレス欄に「shell:sendto」と入力すると開きます。
よくある問題と対処
- ショートカットが開けない:URLが正しくないか、ブラウザの関連付けが変わっている可能性があります。右クリックでプロパティを確認してください。
- アイコンや名前を変えたいときは、作成後に右クリック→プロパティや名前変更で調整できます。
ショートカット作成後の利用と応用方法
基本的な使い方
作成したショートカットをダブルクリックすると、登録したWebサイトが既定のブラウザで直接開きます。デスクトップに複数置けば、よく使うサイトにすばやくアクセスできます。作成直後は分かりやすい名前に変更しておくと便利です。
複数ショートカットの活用
関連するサイトをフォルダにまとめることで整理できます。フォルダ内で複数のショートカットを選択してEnterキーを押すと、選んだ全てのサイトを一度に開けます。業務ごとや用途ごとにフォルダ分けすると効率が上がります。
特定ページへの直通ショートカット
サイト内の特定リンクをデスクトップへドラッグ&ドロップすると、そのページへの直通ショートカットを作れます。手順は簡単で、作業中のページをすぐに保存して呼び出せます。
カスタマイズと応用例
右クリックでアイコンを変更したり、プロパティからショートカットキー(例: Ctrl+Alt+数字)を設定できます。頻繁に使うショートカットはスタートメニューにピン留めすると見つけやすくなります。ログインが必要なページは自動ログインの設定と組み合わせるとさらに便利です。
共有と注意点
作ったショートカットはメールやチャットで共有できます。ただし、パスワードや個人情報が含まれるリンクは共有しないでください。リンク先が変わるとショートカットは機能しなくなるので、定期的に確認してください。












