はじめに
この章の目的
この記事では、iPhoneのSafariで見つけたホームページをホーム画面にアイコンとして追加する方法と、そのアイコンの見た目を自分好みに整える手順をやさしく解説します。基本操作からショートカットアプリを使った応用まで、順を追って学べます。
誰に向いているか
- iPhoneを日常的に使っていて、よく見るサイトにすぐアクセスしたい方
- ホーム画面の見た目を整えたい初心者の方
この記事でできること(簡単なまとめ)
- Safariからホーム画面へアイコンを追加する基本手順を学べます
- 追加したアイコンの見た目を確認するポイントがわかります
- ショートカットアプリを使ったカスタマイズの基礎を理解できます
準備するもの
- iPhone(iOSが動作する機種)
- Safari(標準ブラウザ)
- ショートカットアプリ(多くの端末に標準で入っています)
本記事の構成
第2章で追加手順を丁寧に説明し、第3章で見た目の確認点を扱います。第4章はカスタマイズ方法、第5章はショートカットの活用と注意点、第6章でまとめとおすすめを紹介します。
まずは第2章で、実際の追加手順を見ていきましょう。
ホームページのアイコンをホーム画面に追加する基本手順
手順(簡潔)
- Safariで追加したいWebページを開きます。
- 画面下の「共有」ボタン(四角と上向き矢印)をタップします。
- メニューから「ホーム画面に追加」を選びます。
- 表示されるタイトルを必要に応じて変更し、「追加」をタップします。
手順(もう少し詳しく)
- Safariで開くページは、ニュースやお気に入りのサービス、よく使う管理画面など何でも可能です。例:レシピサイトや家計簿のWeb版。
- 共有メニューはスクロールで見つかることがあります。見つからない場合は、下にスワイプして一覧を確認してください。
- タイトルはホーム画面に表示される文字です。長すぎると自動で省略されますので、短めにすると見やすくなります。
追加時のポイント
- 追加したアイコンはアプリのように見えますが、実際はSafariでページを開きます。起動が速く感じられます。
- PWA(プログレッシブウェブアプリ)対応サイトは、よりアプリに近い動作をしますが、通常のサイトでも使えます。
よくあるトラブルと対処
- 「ホーム画面に追加」が見当たらない:共有メニューを最後までスクロールして探してください。
- 追加後にアイコンが白紙や変更されていない:サイト側でアイコン情報が設定されていない場合があります。時間を置くかサイト側の設定を確認してください。
- 何度も追加したくない場合は、ホーム画面上でアイコンを長押しして移動や削除ができます。
以上が基本手順です。次章では見た目について詳しく説明します。
追加したアイコンの見た目について
概要
Safariで「ホーム画面に追加」すると、アイコンは自動で決まります。多くの場合、サイト側が用意した専用画像(例えば apple-touch-icon や Webアプリのアイコン)が優先で使われます。用意がない場合は、ファビコンやページのキャプチャが代わりに設定されます。
見た目に影響するポイント
- 画像の元サイズと解像度:低解像度だとぼやけます。高解像度(例:180×180ピクセル以上)を用意するとくっきり表示されます。
- 形(角丸・マスク):iOSやAndroidで角が丸く切られたり、影や枠が付いたりします。完全な角丸を自分で入れてもOSでさらに加工されることがあります。
- 透過の扱い:透過PNGを使うと背景色がOS側で埋められる場合があります。透明にしたい形状があるときは注意してください。
- キャッシュと更新:一度追加されたアイコンは端末がキャッシュするため、サイトで画像を差し替えてもすぐには変わりません。変更を反映させるにはホーム画面から削除して再追加する必要があります。
プラットフォームごとの違い(簡単に)
- iOS(Safari):apple-touch-iconが優先。なければページのサムネイルを使います。角丸や影が自動で付くことが多いです。
- Android(Chromeなど):Web Manifestにある“icons”が使われます。マスク可能なアイコン(maskable)を指定するとトリミングに対応します。
ユーザー側でできること(簡潔に)
- アイコンを自由に変えたい場合は、短縮はできますが、OSの仕様上、サイト側の設定に依存します。個別に見栄えを変えたいときはショートカットアプリを使う方法があります(第5章で詳述します)。
以上が、ホーム画面に追加したアイコンの見た目に関する基本的な説明です。画像の準備や端末での見え方を把握すると、よりきれいに表示できます。
アイコンの見た目をカスタマイズする方法
はじめに
ショートカットアプリを使うと、好きな画像をホーム画面のアイコンにできます。ここでは、手順と使いやすくするためのコツ、注意点を分かりやすく説明します。
手順(簡単な流れ)
- ショートカットを新規作成し、アクションで「URLを開く」または「Safariで開く」を設定します。
- URLを入力してショートカットを保存します。
- ショートカットの詳細画面で「ホーム画面に追加」を選びます。
- アイコンの部分をタップして「写真を選択」や「ファイルを選択」で画像を設定します。
- 名前を入れて追加します。
画像選びのポイント
- サイズは正方形を基本に。目安は約180×180ピクセル以上で、ぼやけを防げます。
- PNGは透過に対応しますが、iOSが角丸を付けるので余白を残すと見栄えが良くなります。
- コントラストが高いと小さいアイコンでも判別しやすいです。
カスタマイズのコツ
- 写真を使うと個性的になります。人物や風景は小さくなるため、シンプルなモチーフが向いています。
- 自作のアイコン画像は背景を単色にすると統一感が出ます。
- 複数のアイコンを同じ系統の色で揃えるとホーム画面がきれいに見えます。
注意点
- ショートカット経由で開くため、タップ時に一瞬ショートカットが動作する画面が表示されることがあります。
- 後からアイコンを変更する場合は、同じ手順で編集して再追加してください。
これらの方法で、自由に見た目を変えて自分好みのホーム画面を作れます。
ショートカットアプリの活用と注意点
ショートカットでできること
ショートカットアプリでは、アイコンの画像だけでなく、ホーム画面に表示する名前も自由に変えられます。アプリ起動の動作をまとめて自動化することも可能です。
準備するもの
使いたい画像はあらかじめiPhoneの写真フォルダに入れておいてください。ショートカット内で新しく写真を撮ったり画像を作成したりできないため、外部で用意する必要があります。画像は解像度が高めで正方形に近いものが見栄えします。
作り方(簡単手順)
- ショートカットを作成し「アクションを追加」で「Appを開く」などを選びます。
- 右上の…をタップして「ホーム画面に追加」を選びます。
- アイコンの部分をタップし「写真を選択」から写真フォルダの画像を選びます。
- 名前を入力して「追加」をタップするとホーム画面に並びます。
注意点
- 画像は写真フォルダに残しておいてください。削除するとアイコンが表示できなくなります。
- ショートカット経由でアプリを開くと、通常の起動より短い遅延が発生することがあります。通知バッジは元のアプリに表示され続けますが、ショートカットアイコン自体には反映されません。
- 著作権や個人情報に注意してください。公開された画像や他人の写真を無断で使わないでください。
便利なヒント
- 画像は背景をシンプルにすると小さなアイコンでも見やすくなります。
- アイコンを複数用意して季節や用途で差し替えると楽しく使えます。
まとめとおすすめ
振り返り
iPhoneでホームページのアイコンを追加する作業は、基本的にとても簡単です。標準の「共有」メニューから「ホーム画面に追加」を選べば、数ステップでアイコンが置けます。見た目を自分好みにするなら、ショートカットアプリを使うと画像を自由に設定できます。どちらも手軽に使える方法です。
おすすめの使い方
- まずはシンプルに:公式サイトやよく使うページは、標準の方法で素早く追加してください。操作が一番速く、動作も安定します。
- アイコンを統一したいとき:好きな画像を使いたい場合はショートカットアプリを使います。たとえば、自分で撮った写真やフリー素材のアイコン画像を設定すると、ホーム画面に統一感が出ます。
- 配置を考える:使う頻度に応じて画面の前列に置くと使いやすいです。ジャンル別にフォルダにまとめると探しやすくなります。
注意点
- ショートカット方式は便利ですが、タップすると一瞬ショートカットアプリが開く場合があります。気になる方は試して確認してください。
- アイコンに使う画像は正方形で見やすいものを選ぶと、切り抜きやサイズの調整が少なくて済みます。
- iOSの更新で見た目や挙動が変わることがあります。重要な設定はメモで控えておくと安心です。
すぐ試せる簡単手順(まとめ)
- まず公式の方法で一つ追加してみる。
- 次にショートカットで好きな画像を使って作成し、違いを比べる。
- 気に入ったら同じデザインで複数作り、配置を整える。
最後に、慣れるとホーム画面の雰囲気を手軽に変えられます。まずは一つ試してみて、自分の使いやすい配置やデザインを見つけてください。












