初心者必見!WordPressで作るホームページの作り方完全ガイド

目次

はじめに

本書の目的

このドキュメントは、WordPressを使って初心者が自分でホームページを作れるように、具体的な手順とポイントをやさしく解説します。専門的な知識がなくても、実際に公開まで進められることを目標にしています。

誰に向けているか

  • 自分でお店の紹介ページを作りたい方
  • 趣味や活動の情報を発信したい方
  • 小さな会社や団体で簡単なサイトを作りたい方
    基本的なパソコン操作(ファイルの保存やメール送受信)ができれば学べます。

本書で扱う内容の概要

  • WordPressのメリットと注意点
  • ホームページ作成の7ステップ(準備〜公開)
  • 初心者向けの具体的操作(インストールやテーマ設定など)
  • 検索機能や追加機能の実装方法
  • SEOの基本と運用のコツ
  • よくあるトラブルとその対処法

前提となる準備

ドメイン(例: yoursite.com)とレンタルサーバーの契約があればスムーズです。無料サービスでも試せますが、公開や独自ドメインを使う場合は有料の方が安心です。

進め方のポイント

一度に全部覚えようとせず、まずは基本のページを作って公開することをおすすめします。作りながら学ぶ方が理解が深まります。

WordPressでホームページを作るメリット

はじめに

WordPressは初めてでも取り組みやすい仕組みを持ちます。無料の本体と、テンプレートやプラグインを組み合わせるだけで、短時間に見栄えの良いサイトが作れます。

費用面で始めやすい

WordPress本体は無料です。実際にかかる費用は、レンタルサーバーとドメインの費用が中心です。低価格のレンタルサーバーを使えば、月数百円から運用できます。

専門知識がなくても形になる

HTMLやCSSの詳しい知識がなくても大丈夫です。テンプレート(テーマ)を選んで、管理画面から文字や画像を入れ替えるだけでページが完成します。ドラッグ&ドロップでレイアウトを調整できるものも多いです。

デザインと機能の幅が広い

無料や有料のテーマが豊富にあり、個人ブログから企業サイト、ネットショップまで対応できます。お問い合わせフォームやSNS連携、画像ギャラリーなどの機能はプラグインで簡単に追加できます。たとえば、商品を並べて販売したいときは、簡単にカート機能を加えられます。

運用と学習のしやすさ

日本語の情報や解説が豊富で、困ったときに調べやすいです。定期的な更新やバックアップを行えば、安全に長く使えます。

注意点(簡潔に)

プラグインやテーマを多く入れすぎると動作が遅くなることがあります。基本は必要な機能だけを選び、定期的に更新とバックアップを行ってください。

ホームページ作成の7ステップ

1. レンタルサーバーを契約する

安定した表示のためにWordPress対応のサーバーを選びます。料金、容量、バックアップの有無を確認してください。初心者は管理画面が使いやすい会社がおすすめです。

2. ドメインを取得しサーバーと紐付ける

覚えやすいドメイン名を決め、取得します。取得後はサーバーの管理画面でドメインを追加し、紐付け(ネームサーバーの設定)を行います。

3. WordPressをサーバーにインストール

多くのサーバーはワンクリックインストール機能があります。手動でもファイルをアップロードして設定できますが、初心者は自動インストールが簡単です。

4. テーマを設定してデザインを決定

見た目はテーマで決まります。無料のものでも十分使えます。カスタマイズ項目で色やレイアウトを調整し、スマホ表示も確認してください。

5. ページや投稿でコンテンツを作成

トップページ、会社概要、問い合わせページなど基本ページを先に作ります。記事は見出しを使って読みやすく書くと訪問者に親切です。

6. サイトタイトルやパーマリンクなどの初期設定を行う

サイト名、キャッチフレーズ、表示設定、パーマリンク(URLの形式)を設定します。メール受信設定やセキュリティの基本も確認しましょう。

7. ホームページをWeb上に公開する

最終チェック(リンク切れ、誤字、表示崩れ)を行い、公開します。公開後はアクセス状況を見て改善を続けると良いです。

初心者向けの具体的操作

ダッシュボードの見方

WordPressにログインすると左側にメニューが並びます。主に「投稿」「固定ページ」「外観」「プラグイン」「設定」を使います。まずは画面を一周して、どの項目がどんな役割か確認してください。

投稿の作り方(ブログ記事など)

  1. 投稿→新規追加を選ぶ
  2. タイトルを入力し、本文を書きます。段落や見出しはエディターのボタンで簡単に設定できます
  3. カテゴリやタグで分類すると後で見つけやすくなります
  4. アイキャッチ画像を設定すると一覧やSNSで見栄えします
  5. プレビューで確認して問題なければ公開ボタンを押します

固定ページの使い方(会社概要・問い合わせなど)

固定ページは更新頻度が低い内容向けです。会社概要、サービス紹介、問い合わせページを作成し、必要ならメニューに追加します。問い合わせフォームはプラグインで簡単に設置できます。

テーマとページビルダーの使い方

外観→テーマで見た目を変更できます。既製のテーマを有効化して、外観→カスタマイズで色やロゴを調整します。Elementorなどのページビルダーを使うと、ドラッグ&ドロップで「ヒーロー画像+見出し+ボタン」や「3列のサービス紹介」などを直感的に作れます。テンプレートを読み込んで、文言や画像だけ差し替えると短時間で整ったページができます。

プラグインの導入とおすすめ

プラグインは機能を追加するツールです。プラグイン→新規追加で検索、インストール、そして有効化します。おすすめは「問い合わせフォーム」「バックアップ」「SEO補助」「画像の最適化」です。多すぎると重くなるので必要なものに絞ってください。

運用時の注意点

作業前にバックアップを取る、公開前にプレビューで確認する、テーマやプラグインは定期的に更新する。この3点を守るだけでトラブルを大幅に減らせます。

検索機能や追加機能の実装方法

テーマ標準の検索を使う

多くのテーマは検索ウィジェットを用意しています。外観→ウィジェットから「検索」ブロックを追加するだけで、すぐ検索欄を表示できます。設置場所はヘッダー・サイドバー・フッターなど自由に選べます。

カスタム検索フォーム(searchform.php)

細かく見た目や動作を変えたい時は、子テーマにsearchform.phpを作ります。基本は

を置くだけで動きます。プレースホルダーやラベルを加えて使いやすくしてください。

検索強化プラグインの利用例

・Search & Filter:カテゴリやタグで絞り込めます。ユーザーが条件を選べる検索を簡単に作れます。
・SearchWP / SearchWP Live Ajax Search:精度を上げたり、入力に応じて結果を即時表示したりできます。負荷に注意して導入してください。

その他の追加機能(代表例)

・お問い合わせフォーム:Contact Form 7やWPFormsで実装します。
・SNSシェア:シェアボタンはプラグインで設置できます。
・地図や予約:Googleマップ埋め込みや予約プラグインで対応できます。
・表示速度・セキュリティ:キャッシュ(例:WP Super Cache)やセキュリティプラグインを入れて保守します。

実装時の注意点

プラグインを増やすと動作が重くなるので必要最低限に絞ってください。導入前にバックアップを取り、モバイル表示での動作を必ず確認してください。

SEOキーワード設定とサイト運用のコツ

キーワード設定の基本

タイトル(title)とページ内の見出し(H1/H2)に狙うキーワードを入れると効果的です。導入文の冒頭にも一度入れてください。メタキーワードは不要で、代わりにメタディスクリプション(検索結果で表示される説明文)を丁寧に作ることが大切です。例:タイトル「渋谷のおすすめカフェ|営業時間・メニュー」、URLは「/shibuya-cafe」のように短くします。

実践的な書き方のコツ

  • 一ページにつき主要キーワードは1つに絞る
  • 関連語や言い換えを本文で使い、自然な文章にする
  • タイトルは60文字以内、ディスクリプションは120〜160文字目安
  • 画像には代替テキスト(alt)を付ける

WordPressでの設定(プラグイン活用)

All in One SEO PackやYoast SEOを導入すると、タイトルやディスクリプション、XMLサイトマップ、canonical設定を簡単に管理できます。手順は簡単で、プラグインを入れて各ページのスニペット編集欄にキーワードと説明を入力するだけです。

サイト運用のコツ

定期的に新しい記事を追加し、内部リンクで関連ページ同士をつなぎます。ページ速度やモバイル表示を改善すると評価が上がりやすいです。Googleサーチコンソールやアクセス解析で検索語や表示回数を確認し、反応が良いキーワードを増やしましょう。

注意点

キーワードを詰め込みすぎると読者に読まれにくく、検索にも悪影響です。重複コンテンツは避け、必要ならcanonicalで正しいページを指定してください。ユーザーに役立つ内容を優先して書くことが一番の対策です。

よくあるトラブル・注意点

サーバー選びの失敗を避ける

WordPressに対応していないサーバーや容量が足りないプランを選ぶと、途中で動作しなくなります。契約前にPHPのバージョン、データベース(MySQL/MariaDB)、ディスク容量、バックアップ機能、SSL対応を確認してください。例:画像を多く使うなら容量多めのプランを選びます。

テーマとプラグインの互換性

テーマとプラグインは最新版同士でも相性があります。導入前に動作環境(対応バージョン)や過去の更新履歴を確認し、可能ならテスト用サイトで試してください。トラブル時はプラグインを一つずつ無効化して原因を探します。

よくあるトラブルと対処法

  • 表示が崩れる:キャッシュをクリアし、テーマやプラグインを確認します。
  • 真っ白な画面(白紙画面):デバッグモードをONにしてエラーを確認します。
  • ログインできない:パスワードリセットや二段階認証の設定を見直します。
  • メールが届かない:SMTPプラグインで送信設定を行います。

セキュリティ対策とバックアップ

定期的にWordPress本体・テーマ・プラグインを更新し、必ずバックアップを取ってください。自動バックアッププラグインやサーバーのバックアップ機能を併用します。セキュリティプラグインでログイン試行制限やファイル改ざん検知、二段階認証を導入すると安心です。

予防の心構え

変更前にバックアップ、重大な更新はテスト環境で試す習慣をつけると安全です。小さな問題は早めに対処し、大きな障害を防ぎましょう。

まとめ:初心者がWordPressでホームページを作るためのポイント

要点の再確認

初心者でも、次の7ステップを順に実行すればホームページを作れます。
1. 目的とターゲットを決める
2. レンタルサーバーとドメインを用意する
3. WordPressをインストールする
4. テーマで見た目を整える
5. 必要なプラグインを入れる
6. 記事や固定ページを作る
7. SEOやセキュリティを設定して公開する

デザインと機能のポイント

テーマで見た目を整え、プラグインで機能を補います。例えば、連絡フォームはContact Form 7、SEOはAll in One SEOやRank Math、画像最適化はSmushなどが使いやすいです。過度にプラグインを入れると動作が重くなるため最低限に絞ってください。

運用のコツ

・定期的にバックアップ(UpdraftPlusなど)を取りましょう。
・更新をこまめに行い、セキュリティ対策(ログイン制限やSSL)を忘れないでください。
・アクセス解析(Google Analytics)でユーザーの行動を見て改善します。

おすすめサービス(例)

・国内レンタルサーバー:エックスサーバー、ConoHa WING(安定性と管理画面の使いやすさ)
・無料テーマ:Cocoon、Astra(カスタマイズしやすい)

最後に

順序を守って少しずつ進めれば、初心者でも無理なく完成できます。最初はシンプルに始め、必要に応じて機能を追加してください。具体例やおすすめを参考に、自分の目的に合う設定を見つけてください。

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