2025年のSSL価格改定まとめ|最新SSLと値段の変動を解説

目次

はじめに

本記事の目的

本記事では、主要なSSL証明書プロバイダーが2025年に実施する価格改定について分かりやすくまとめます。デジサート、グローバルサイン(GMO)、サイバートラスト、ロリポップの対象で、証明書の種類別の価格変動や複数年契約、ワイルドカード対応といったコスト面のポイントを扱います。

対象となる読者

ウェブサイトの運営者、IT担当者、レンタルサーバーや証明書の購入を検討している方に向けています。専門知識がなくても理解できるように、具体例を交えて解説します。

使い方

各章でプロバイダー別の改定内容を示します。料金の比較や契約年数による影響、運用時の注意点を確認し、更新時期や予算計画の参考にしてください。

注意点

本記事は2025年の改定情報に基づきます。実際の購入や更新時は各社の公式情報や販売店の案内を必ずご確認ください。

デジサート社SSL証明書の価格改定(2025年8月1日実施)

概要

デジサート社は2025年8月1日よりSSLサーバー証明書の価格をおおむね5%引き上げました。代表的な製品の価格改定は以下のとおりです。価格の変更は契約更新時や新規購入時に反映されます。

対象製品と改定後価格

  • セキュア・サーバID(1年):86,700円 → 90,200円
  • ワイルドカード対応版:428,000円 → 445,100円
  • EV認証版:173,300円 → 180,200円
  • ジオトラスト クイックSSLプレミアム:33,500円 → 34,800円

誰が影響を受けるか

自社で証明書を購入・管理している組織や、複数のサブドメインでワイルドカードを利用している事業者が主に影響を受けます。年間予算や更新スケジュールに余裕がない場合は負担が増します。

対応策(チェックリスト)

  • 更新予定日を確認し、改定前に更新可能か検討してください。
  • 複数年更新の割引があるかベンダーに確認してください。
  • ワイルドカードやEVが本当に必要か見直してください(例:サブドメインが少ない場合は個別証明書でコスト削減可能)。
  • 他社製品の価格やサポートを比較検討してください。

注意点

証明書価格だけでなく、更新手続きやサポート、移行作業の工数もコストに含めて検討してください。見積もり取得や更新スケジュールの早めの確認をおすすめします。

グローバルサイン(GMO)SSL証明書の価格改定(2025年1月14日実施)

概要

グローバルサインは2025年1月14日より主要なSSL証明書で価格改定を実施しました。主な改定例は以下の通りです。

  • クイック認証SSL:半年契約 24,400円 → 26,100円、1年契約 34,800円 → 37,200円
  • 企業認証SSL:1年契約 59,800円 → 63,900円
  • EV SSL:128,000円 → 136,900円

マルチドメインやワイルドカードのオプション料金も上昇し、複数年契約も対象です。

影響と確認ポイント

  • 更新時期の確認:更新タイミングで価格が変わるため、いつ更新されるかをまず確認してください。
  • 対象範囲の確認:マルチドメインやワイルドカードを利用している場合はオプション費用も含めて総額を見直してください。
  • 契約年数の影響:複数年契約を検討している場合、長期で割安になるか事前に計算してください。ただし複数年も値上げ対象です。

対応のポイント(実務的アドバイス)

  • 次回更新の見積もりを取り、増額分を予算に組み込んでください。
  • 証明書の種類や必要なドメイン数を整理し、不要なオプションは外してコストを抑えてください。
  • 他社の価格や無料の代替(例:短期間での自動更新を前提としたサービス)も比較検討すると良いでしょう。

必要があれば、具体的な契約内容やドメイン構成を教えてください。より詳細な節約案や見積りの見方をお伝えします。

サイバートラスト iTrust SSL/TLSサーバー証明書の価格改定(2025年6月1日実施)

概要

サイバートラストは2025年6月1日より、iTrustシリーズのSSL/TLSサーバー証明書の価格を改定しました。主な影響はPrime版、EV版、標準版、ワイルドカード版などの全体的な値上げです。企業や運営サイトは更新時の費用確認が必要です。

改定のポイント

  • 施行日:2025年6月1日
  • 主な上昇率はおよそ7%前後です。例として、Prime版は1年契約の52,800円から56,520円に、EV版は79,200円から84,840円になりました。

具体的な価格変更(主な例)

  • Prime(1年):52,800円 → 56,520円(差額 3,720円、約7.1%)
  • EV(1年):79,200円 → 84,840円(差額 5,640円、約7.1%)
  • ワイルドカード:195,000円 → 208,800円(差額 13,800円、約7.1%)
  • 2年・3年契約も段階的に引き上げられています。標準版も同様に改定されました。

影響と対応策

  • 更新時期が近い場合は、6月1日以前に更新手続きを行えば旧価格が適用される可能性があります。まず自分の証明書の有効期限を確認してください。
  • 予算計画を見直し、複数年契約での総費用を比較してください。たとえば年単位で見れば1年あたりの差額は小さくても、まとめて支払うと差が分かります。
  • ワイルドカードやEVを利用しているなら、代替オプション(サブドメイン数の見直しや認証レベルの再評価)も検討してください。

よくある質問

Q. いつまで旧価格で購入できますか?
A. 正確な締切は販売窓口により異なります。早めにベンダーや契約担当に確認してください。

Q. 価格以外で変更点はありますか?
A. 今回の案内は価格改定が中心です。機能や認証基準の変更は別途発表される場合がありますので、公式案内を確認してください。

ロリポップ有償SSL証明書の価格改定(2025年2月3日実施)

変更のポイント

ロリポップは2025年2月3日から有償SSL証明書の価格を改定しました。対象はクイック認証SSL、企業認証SSL、EV SSLで、すべて税込み価格です。サイト運営者は更新時の費用を確認してください。

影響を受けるプランと価格(税込)

  • クイック認証SSL:月額 2,200円 → 2,420円。年間契約 22,000円 → 24,200円
  • 企業認証SSL:年間 65,780円 → 68,200円
  • EV SSL:年間 140,800円 → 145,200円

増額の目安(例)

クイック認証SSLの年間は22,000円から24,200円へ増え、差額は2,200円(約10%)です。企業認証やEVは割合で見ると数パーセントの上昇です。

対応方法(おすすめの手順)

  1. 更新日を確認する:コントロールパネルや契約書で期限を確認してください。
  2. コストを見直す:年間予算に今回の差額を反映させてください。
  3. 比較検討する:無料のLet’s Encryptや他社の有償証明書と機能やサポートを比べてください。
  4. 問い合わせる:疑問点はロリポップのサポートに相談してください。

注意点

  • 表示価格は税込みです。領収書や請求書を必ず確認してください。
  • 機能や保証内容は価格だけでなく重要です。運用形態に合った証明書を選んでください。
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