はじめに
「AWSのグローバルIPはどこで確認できるの?」
「EC2に割り当てるIPアドレスを固定するにはどうすればいい?」と迷っていませんか。
AWSでEC2などの環境を構築していると、外部から接続するためのIPアドレスを確認したい場合や、接続元の制限に使うためAWSのIPアドレス範囲を調べたい場面があります。
この記事では、AWSのグローバルIPの基本から、割り当てられたIPアドレスの確認方法、AWSが使用するIPアドレス範囲の調べ方、固定IPを利用する方法まで紹介します。
AWSのグローバルIPを確認する方法は?

AWSのグローバルIPを確認するときは、確認したい対象が現在利用している回線なのか、EC2などのインスタンスなのかを分けて考える必要があります。
ここでは、現在のグローバルIPとAWSインスタンスのグローバルIPを確認する方法、IPアドレスが変わる場合の注意点を順に説明します。
現在のグローバルIPアドレスを確認する
現在利用している回線のグローバルIPアドレスは、IPアドレス確認サイトへアクセスすると確認できます。
表示されたIPv4アドレスを確認すれば、インターネット接続に使われているグローバルIPを把握できます。
ルーターや社内ネットワークを利用している場合も、パソコンのプライベートIPではなく、インターネット側のIPアドレスが表示されます。
AWSのインスタンスからグローバルIPを確認する
EC2インスタンスのグローバルIPは、AWSマネジメントコンソールで対象のインスタンスを選択し、「パブリックIPv4アドレス」から確認できます。
ここに表示されているアドレスが、インターネットからEC2へ接続するときに使われるIPアドレスです。
何も表示されていない場合は、パブリックIPv4アドレスが割り当てられていません。
グローバルIPが変わる場合の注意点
EC2に自動で割り当てられたパブリックIPv4アドレスは、インスタンスを停止して再度起動すると変更されることがあります。
許可リストやDNSなどにIPアドレスを登録している場合は、再起動後ではなく停止・起動後に現在のアドレスを確認しておくと安心です。
同じIPv4アドレスを継続して使いたい場合は、Elastic IPアドレスなどの固定IPを利用します。
EC2のIPアドレスが変わるタイミングや、再起動との違いも確認しておきたい場合はこちらも参考にしてください。
▶EC2のIPアドレスは再起動で変わる?固定する方法と注意点
AWSのIPアドレス範囲を確認する方法
AWSで使用されるIPアドレス範囲は、AWSが公開している情報から確認できます。
ここでは、AWSが公開しているIPアドレス範囲の確認方法から、サービス・リージョンごとの絞り込み方、IP範囲を利用するときの注意点まで順に説明します。
AWSが公開しているIPアドレス範囲を確認する
AWSが使用しているIPアドレス範囲は、AWSが公開する「ip-ranges.json」から確認できます。
このファイルには、IPv4・IPv6のIPプレフィックスや対象サービス、リージョンなどが記載されています。
確認するときは最新のip-ranges.jsonを取得し、必要なIP範囲を探します。
サービスやリージョンごとのIP範囲を確認する
ip-ranges.jsonでは、「service」と「region」から必要なIP範囲を絞り込めます。
たとえば東京リージョンなら「ap-northeast-1」を確認し、利用するサービスに該当する範囲を探します。
IPv4は「ip_prefix」、IPv6は「ipv6_prefix」で確認できます。
AWSのIPアドレス範囲を利用するときの注意点
AWSのIPアドレス範囲は追加・変更されることがあるため、一度取得した情報をそのまま使い続けないようにしましょう。
ファイアウォールなどで許可している場合は定期的に更新を確認し、必要なサービスとリージョンの範囲だけを設定すると安心です。
IPアドレスを接続制限に使う場合は、EC2のセキュリティグループで許可するIPを設定する方法も確認しておくと安心です。
▶AWSのセキュリティグループでIPアドレスを制限する方法
AWSで固定のグローバルIPを使う方法
AWSでグローバルIPを固定したい場合は、Elastic IPアドレスを割り当てる方法や、保有しているIPアドレスをAWSへ持ち込む方法があります。
ここでは、Elastic IPアドレスと独自IPアドレスを利用する方法を確認し、用途に応じた固定IPの選び方まで説明します。
Elastic IPアドレスを利用する
Elastic IPアドレスは、AWSで利用できる固定のパブリックIPv4アドレスです。
AWSマネジメントコンソールから割り当て、EC2インスタンスなどへ関連付けることで利用できます。
インスタンスを停止・起動しても、関連付けている限り同じIPv4アドレスを使えます。
独自のIPアドレスをAWSへ持ち込む
自社で保有しているIPアドレスを使いたい場合は、BYOIP(Bring Your Own IP)を利用してAWSへ持ち込めます。
AWSが定める所有権やIPプレフィックスなどの要件を満たしてプロビジョニングすることで、保有しているIPアドレスをAWS上でも継続して利用できます。
BYOIPを利用したいものの、必要な条件や設定手順が分からない場合はこちらで詳しく確認できます。
▶AWSのBYOIPとは?利用条件とIPアドレスを持ち込む手順
用途に応じて固定IPの方法を選ぶ
AWSで固定のパブリックIPv4アドレスが必要な場合はElastic IP、自社で保有するIPアドレスを継続して使いたい場合はBYOIPが選択肢になります。
新しく固定IPを割り当てるのか、すでに保有しているIPを使うのかに合わせて選ぶと分かりやすいでしょう。
AWSのグローバルIPを調べるときの使い分け
AWSのグローバルIPを調べる方法は、何のIPアドレスを確認したいかによって異なります。
ここでは、自分のIP、AWSのIPレンジ、固定・独自IPの3つに分けて使い分けを説明します。
Elastic IPアドレスを利用する
Elastic IPアドレスは、AWSで利用できる固定のパブリックIPv4アドレスです。
AWSマネジメントコンソールから割り当て、EC2インスタンスなどへ関連付けることで利用できます。
インスタンスを停止・起動しても、関連付けている限り同じIPv4アドレスを使えます。
独自のIPアドレスをAWSへ持ち込む
自社で保有しているIPアドレスを使いたい場合は、BYOIP(Bring Your Own IP)を利用してAWSへ持ち込めます。
AWSが定める所有権やIPプレフィックスなどの要件を満たしてプロビジョニングすることで、保有しているIPアドレスをAWS上でも継続して利用できます。
用途に応じて固定IPの方法を選ぶ
AWSで固定のパブリックIPv4アドレスが必要な場合はElastic IP、自社で保有するIPアドレスを継続して使いたい場合はBYOIPが選択肢になります。
新しく固定IPを割り当てるのか、すでに保有しているIPを使うのかに合わせて選ぶと分かりやすいでしょう。
まとめ
AWSのグローバルIPを確認するときは、まず「自分の回線」「EC2などのAWSリソース」「AWSのIPレンジ」のどれを調べたいのか整理すると、確認方法を選びやすくなります。
固定IPが必要な場合はElastic IP、自社保有のIPを使いたい場合はBYOIPも選択肢になるため、目的に合った方法を選んでみてください。











